・原資の大きさがものを言う
・投資の基本を忠実にやる
・ひたすら続けること
おはーん、ペーパー先生です。
先日、10月の収支・運用状況についてお伝えをしました。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
前月末比で+4,384,956円(+13.1%)となり、
金融資産額としても、1か月の上昇額として過去最高となりました。
コツコツ・たんたん・中長期で資産運用をしていますから、
こういうところで一喜一憂してはいけないのですが、
改めて今回思ったことを書こうと思います。
原資の大きさがものを言う
先生のポートフォリオはめちゃくちゃシンプルに、
全世界株投信(コア)と、暗号資産(サテライト)、それに法定通貨のみです。
9月末から10月末のコア・サテライト状況を整理すると以下となります。
■全世界株投信(コア)
09月末:26,174,435円
↓
10月末:28,144,078円
–
+1,969,643円(7.5%)
※30万円買い増し
■暗号資産(サテライト)
09月末:4,807,892円
↓
10月末:7,520,981円
–
+2,713,089円(56.4%)
※48万円買い増し
■総計
+4,682,732円
※買い増し分を除くと+3,902,732円
注目いただきたいのは、
増加率でいくと圧倒的に暗号資産に分がある一方で、
増加額でいくと原資の大きい全世界株投信は、そこまで引けを取らないことです。
なぜならば、原資の大きさが圧倒的に違うからです。
価格変動の度合いを示す言葉にボラティリティーというものがありますね。
「ボラティリティーが大きい」という場合は、その商品の価格変動が大きいことを意味し、「ボラティリティーが小さい」という場合は、その商品の価格変動が小さいことを意味します。
暗号資産の場合は1日で10%以上、上下に動くことも珍しくありません。
直近ですと
・9月7日、中米エルサルバドルでビットコインが法定通貨に採用されたが提供アプリのトラブルなどをきっかけに最高値から一時18%下落。
・9月24日、中国人民銀行が中国国内での暗号資産関連サービスを全面的に禁止すると発表したことを受けビットコインは9%程度下落。
このようなことがありました。
一方で、全世界株投信の場合、
採用指数であるMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)は、
日に±0.5%前後動きがほとんど。
±1%動くと「お、結構動いたね」
±2%以上動けば「え、なんかあった!?」
±3%以上動くと「えらいこっちゃ!!!」
こんな感じです。
安定的に資産を育てたいのであれば、全世界株と暗号資産、
どちらが良いかは言わずもがなです。
ただし、当たり前ですが資産が増えるペースもその分
ゆっくり、じっくり、コトコト。
つまり腰を据えていく必要があります。
安定的に、でも育つ金額も大きくしていきたい。
そんな欲張りなことをするためには、
「兎にも角にも原資の大きさだな」と、
今回改めて感じたわけです。
先生は現在、およそ3,500万円で運用していますが、
仮に年5%で運用できた場合、
35万円…+1万7,500円
350万円…+17万5,000円
3,500万円…+175万円
3億5,000万円…+1,750万円
これだけの違いになります。
生活防衛資金を覗いたお金は、できるだけ投資に回して
働いてもらうという考え方がいかに重要かが分かります。
原資を大きく育てておくと、相場が急速に冷え込んだ時にも
膨らんだ原資がディフェンスの役割も果たします。
含み益を大きく抱えておけばおくほど、元本割れから身を守りますから、
精神的にも楽でいられるんですよね。
投資の基本を忠実にやる
支出をコントロールし、余剰を投資に回し、原資をできるだけ多く稼ぐ。
このサイクルを先生は昨年から徹底的に進めています。
今年もあと2か月ほどとなりましたが、
<9月月間>
・ダウ平均(▲4.40%)
・S&P500(▲4.89%)
・ナスダック総合(▲5.35%)<年初来>
・ダウ平均(+10.58%)
・S&P500(+14.68%)
・ナスダック総合(+12.11%)— ペーパー先生 (@papercapinfo) September 30, 2021
アメリカの3指数ともに好調を維持しています。
もちろん、今年に入ってからもテーパリングや中国政府の動向などで、
それなりの下げもあったわけですが、結果的には気にすることのない小さい変動でした。
とにかく、市場のその日の動きだけに惑わされず、その時々の注目銘柄の話題にも飛びつかず、
支出管理を徹底して自身がこれ!と思うコア資産へフルスイングで突っ込み続ける。
相場が急速に下げたような時でも気にせずやり続ける。
それが原資を大きく育てていく近道なのだと思う今日この頃です。
もちろん、これに加えて仕事での稼ぎを増やせるのであれば
それに越したことはありませんね。
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
まさに雪だるま式。