・2014年と2021年の収支を比較
・支出は手間も苦労も伴う
・自分自身のために時間を使う
おはーん、ペーパー先生です。
収入が増えると、支出も増える。
貯蓄がなかなか進まない人の陥りやすい罠です。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
気持ちが大きくなるというのでしょうか。
いつもよりも高い食事をしたり、高い洋服を買ったり、
高い家賃の部屋に引っ越したり。
この辺りの事例は枚挙に遑がありませんね。
では支出が増えるとどうなるのか。
それは、比例して苦労も増えるということです。
今日は「支出が増えると苦労も増える」をテーマに話をしていきます。
2014年と2021年の収支を比較
まずは自分自身を振り返ってみたいと思います。
家計簿が残っている最古のデータが2014年になるので、
2021年(12月29日時点)と比較してみましょう。
2014年 | 収入 | 支出 |
1月 | 377,705円 | ▲717,164円 |
2月 | 377,845円 | ▲390,883円 |
3月 | 438,885円 | ▲474,656円 |
4月 | 377,605円 | ▲412,177円 |
5月 | 469,789円 | ▲366,686円 |
6月 | 360,547円 | ▲735,700円 |
7月 | 563,422円 | ▲501,153円 |
8月 | 580,814円 | ▲388,446円 |
9月 | 585,510円 | ▲557,187円 |
10月 | 622,490円 | ▲476,581円 |
11月 | 667,412 | ▲395,809 |
12月 | 602,751円 | ▲521,156円 |
合計 | 6,024,775円 | ▲5,937,598円 |
差し引き | 87,177円 | |
貯蓄率 | 1.45% |
2021年 | 収入 | 支出 |
1月 | 483,787円 | ▲414,528円 |
2月 | 748,077円 | ▲269,772円 |
3月 | 368,195円 | ▲311,636円 |
4月 | 403,947円 | ▲810,810円 |
5月 | 457,146円 | ▲298,288円 |
6月 | 517,077円 | ▲191,872円 |
7月 | 3,126,584円 | ▲742,286円 |
8月 | 594,995円 | ▲102,340円 |
9月 | 517,777円 | ▲338,199円 |
10月 | 521,891円 | ▲307,678円 |
11月 | 522,387円 | ▲298,252円 |
12月 | 2,899,841円 | ▲314,803円 |
合計 | 11,161,704円 | ▲4,400,464円 |
差し引き | 6,761,240円 | |
貯蓄率 | 60.58% |
改めて見ると
・稼ぐ力が2倍。
・貯める力が40倍。
こんなことが見て取れます。
収入が2倍に増えているのに、支出は150万円ほど減っていますが、
では、それで生活が貧しくなったのか?
答えは、まったくそんなことありません。
なぜかというと、そもそも不要、過剰なものを
徹底的に削減していきましたので、
前後で生活には何の影響もないからです。
例えば、
・携帯電話→ドコモからマイネオ
・養老保険→解約
・住宅ローン→借り換え(1.175%から0.475%)
・電気/ガス→新電力へ切り替え
・サブスク→ほぼすべて解約
・社員持株会→退会
・クレジットカード→年会費無料カードに切り替え
・不要な交際費→消滅
このようなものです。
特に「携帯電話」「保険」「住宅ローン」は3大支出とも呼ばれ、
毎月かなりのウエイトを占めますから、ここを重点的に
改善していくと、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を維持したままで
支出が驚くほど改善します。しかも永続的にです。
支出は手間も苦労も伴う
2014年を振り返ると上記のほか、
とにかく、会食や合コンなどによる交際費が多かったことや、
パーソナルトレーナーをつけてジム通いをしていたり、
洋服や映画など娯楽にも相当の支出を行っていました。
こうした支出は、自分の周囲にモノが増えることと、
人との関係値が広がることにつながります。
商品・サービスを手に入れる、新しい知り合いができる。
もちろんこれで得たこともありますから、すべて悪だとは思いません。
ただし、管理にはものすごく手間がかかります。
モノはスペースが必要ですし、
知人が増えれば付き合いの場が無尽蔵に増えます。
特に後者は人的資本とも呼ばれ、自己資本、金融資本と並んで
重要な要素ですが、本当に必要な付き合いかどうか、
しっかりと精査しなければいけません。
こうしたことからも、支出をすることは手間も苦労も伴うわけです。
さいごに
先生の2021年というのは、自宅の不用品を全て捨て、
マンションを賃貸に出し、キャリーケース1つでホテル暮らしを始めて
人生をリセットしたからこその結果だとも言えます。
そして、お金を浪費し、生活を複雑化させ、満足した気でいた
2014年当時の自分を「若気の至り」と達観している今があります。
貯蓄が全然行えていないという方。
自分の生活なのに、実は自分自身のために時間を使うことができていない。
そんな可能性さえあります。
「支出が増えると苦労も増える」ことを念頭に、
まずは一度立ち止まって、生活をシンプルにしてみてはいかがでしょうか。
では、ごきげんよう。
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お金を使わない方が、自分自身の時間を有意義に使える。