・口グセがなぜお金の行動に影響するのか
・ありがちな言い訳がなぜ危険か
・今日から使わなくなるだけで変わること
ごきげんよう、ぺいぱです。
このブログの内容は動画でも解説しています。
「お金が貯まるか、貯まらないか」は、年収や職業、投資リターンの話ではなく、もっと根っこの部分にある生活習慣によって決まることが多いですね。そして、その生活習慣を形づくっているのが自分でも気づいていない口グセです。
たとえば、何か買い物をしたときに口をついて出る言い訳。無駄遣いをしたあとに自分を納得させる一言。チャレンジから逃げるときのいつものフレーズ。
こういう「言葉」って、実は思考と行動にものすごく影響しています。そして、それが日常的に繰り返されるうちに、気づけば「お金が貯まらない思考回路」ができあがっているわけです。
今回は、ぺいぱの実体験や、周囲の人の観察、SNSなどで見かけた事例から、「お金がたまらない人がよく使っている、ちょっと危ない口グセ」を8つまとめてみました。
「いや、自分は口にしてないよ」って方も要注意。実際に声に出していなくても、心の中で思っていることこそ、無意識のクセになっていたりするからです。
今回のテーマが「そのひと言、いつから当たり前になったんだっけ?」、そんなふうに少しだけ立ち止まるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
①「どうせムリ」
②「今だけだから」
③「使わないと損」
④「安かったから」
⑤「これぐらいならいいか」
⑥「みんなやってるし」
⑦「あとで見直そう」
⑧「たまたま」
お金が貯まらない人に共通する8つの口グセ
それでは、さっそく見ていきましょう!
たとえば、「今さら投資なんてムリ」とか「副業なんて自分には無理」とか。この言葉が出た時点で、思考が止まります。当然、その後の変化もありません。人は現状歩いている道をそのまま真っすぐ進みたい生き物です。不確実性のある行動にはリスクが伴うから。ただし「どうせムリ」は、自分の未来の可能性にフタをする言葉でもあります。ぺいぱならとりあえず一度やってからその後どうするか考えますね。
「今月は特別だから」「今回はしょうがないから」。生きているとこういうシーン、多く出会しますよね。例えば貯金をすべきなのに大きな買い物をしたり、身体を鍛えようと思ってるのに暴飲暴食したり。ぼくもこれで、取り組もうとしていたことを結局断念したことが山ほどありました。誘惑に負けた時の自分を正当化する最強の言葉だとも言えます。こういうのは結局その後も意思なくダラダラ続きます。SNS見ててあっという間に時間経ってるのなんかその縮図。
セール、ポイント倍、キャンペーン…こういうのを追いかけている人は「お得」の言葉に弱い傾向があります。実際は、使わなくても、買わなくても、損じゃありません。それなのにポチッと購入している。これ、ぼくも2019年以前はよくやってました。同じ商品を「開ける用」「保存用」の2つ買うなんてこともバンバンやってました。ぺいぱは基本的にビックウェーブには乗りたい人、その瞬間世の中と一緒に盛り上がりたい人なので、現在は「ここぞ!」という場面に絞り込んで追いかけています。最近だと「スイッチ2」。
「半額だったから」「990円だったし」など。価格を理由に買い物していると、価値の判断が鈍りますね。本当に欲しいから買ったのではなく「安いから買った」。これが続くと、モノは増えるのに満足感は増えません。そもそも「安い」って何でしょう? 例えば、1,000円で買って1回しか使わないモノと、1万円でも100回使うモノ。1回あたりのコストを考えれば、後者の方が安い。つまり「安さ」は価格ではなく「コスパ × 使用頻度 × 満足度」のかけ算で決まるということ。価格だけを見て判断するクセで、かえって損をしていることもあります。
コンビニのスイーツ、フードデリバリー、ゲームのガチャ、ペットボトル飲料……小さな出費は積もれば大きくなります。「たった数百円」は、週5回使えば月に1万円超えることも。日々の油断が、年間の貯蓄額に大きく影響します。とはいえぼく、ここは結構緩めです。日々気をつけるというよりは、年間単位で徐々に緩んできた財布の紐を、ガツンと一気に見直す。そんな繰り返しだったりします。要は、緩みっぱなしじゃダメですよってこと。
この言葉は、マイホーム・保険・車など、大きな買い物で出やすいですよね。「みんながやってる」から「自分もやる」。なんかそういう安全神話があったりします。でもお金の使い方に正解はありません。マジョリティに倣っていたらいつまで経っても、頭ひとつ抜け出すことはできません。資産を数千万円単位で築いている人って、自分も含めてやっぱりどっかネジが外れてますよ。普通じゃない。つまり、そういうことなんだと思います。
ローン、保険、携帯電話、サブスク……「あとで見直そう」は、多くの場合「ずっとやらない」に変わります。お金に関することに限りませんが、思い立ったが吉日です。気づいたときがチャンスです。資産形成の小技というのは一回やっとけば、あとは放置できるものも多い。どれも「そのときちょっとだけ手間をかける」だけで、年間数万円〜数十万円の差がつくことだって珍しくありません。「あとでやろう」は、今の自分が未来の自分に仕事を押しつけているのと同じ。それ、未来の自分が一番嫌がるやつです。
「たまたま今回は出費が重なっただけ」「たまたま気が緩んで使っちゃっただけ」。この「たまたま」って、言ってる本人からすれば無罪放免の便利ワードなんですよね。でもぼくの経験上、わりと毎月やってきます。誕生日会、帰省、旅行、推しのグッズ、季節のイベント、急な買い替え……もはや「たまたま」っていう名の定期便。ここに気づけない限り、支出のパターンは変わりません。ぺいぱの場合、細かく気を張って生活するの嫌なので、月単位じゃなく年単位で「たまたま」にメスを入れるようにしています。
おしらせ
キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!

さいごに
今回は「お金が貯まらない人に共通する8つの口グセ」を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
①「どうせムリ」
②「今だけだから」
③「使わないと損」
④「安かったから」
⑤「これぐらいならいいか」
⑥「みんなやってるし」
⑦「あとで見直そう」
⑧「たまたま」
こうして並べてみると、「自分も一度は言ったことがあるかも…」と感じたものが、いくつかあったのではないでしょうか。
これらの口グセに共通するのは、その場の感情や欲求に流されて、自分をうまく納得させてしまうという点です。しかも、多くの場合、それが無意識に習慣化されてしまっている。だからこそ厄介なんです。
時代は変わりました。せっせと貯金することが美徳だった昭和や平成と違って、いまはしっかり稼ぎ・しっかり貯蓄し・しっかり運用することが必要です。「自分にとってもっとも心地いい資産形成の形」を見つけていく。完璧を目指す必要はありません。
大切なのは、自分の思考グセにまず気づくこと。口に出さなくても、心の中で繰り返している言葉こそが、行動や家計にじわじわと影響を与えていきます。
では、これらの口グセをやめるにはどうしたらいいのか? 答えはシンプル。まず気づくこと。自分で気付けない場合は第三者から指摘をもらうのもありです。そして、行動前に一呼吸おいてみること。たったそれだけでも、思考の軸がブレにくくなりお金の流れも少しずつ整っていくはずです。
皆さんは資産形成にまつわる口グセ、どんなものが思い浮かびますか? ご自身での体験談なども含めて、ぜひコメント欄にいただけると嬉しいです。
最後の最後にお知らせ! YouTubeで「ぺいぱのひとりごと」というサブチャンネルをやっていまして、原則、平日の朝7時からライブ配信しています。お金や仕事の話題を中心に、直近の出来事でぺいぱが興味のあるものを取り上げ、好き放題喋り倒すラジオみたいな内容です。通勤・通学のお供に最適だと思いますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。 では、ごきげんよう。
口グセ変えれば、残高変わる。