・資産運用=飛行機運航
・目的、目標、手段を確認しよう
・退屈な時間が道中のほとんどを占める
資産運用における目的・目標・手段を設定している投資家というのは、
飛行機におけるパイロットと同義だと言うことができます。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
一体どういうことなのか。
今日は、資産運用と飛行機運航とテーマに話を進めていきます。
目的・目標・手段を確認しよう
まずは目的・目標・手段の確認からしていきましょう。
「目的」…最終的に達成するべきこと。
「目標」…目的を達成するための指標。
「手段」…目標を達成するための方法。
こうした意味合いになります。
詳しくはこちらでも解説していますので、
ご興味があればぜひご覧ください。
資産運用において例を挙げると
目的…趣味に没頭したい
目標…50歳までに金融資産1億円
手段…支出管理の強化、貯蓄率の向上、原資を投資に回す、など
ざっくり書くとこのようなものです。
目的は幅広めに設定することが大事ですね。
事例に挙げた趣味というのは移ろいやすいものです。
今は「絵を描くこと」かもしれませんが、
10年後は「小説を書くこと」に変わっているかもしれません。
目的や目標は一度設定したら変更をしないものですから、
このぐらい広くて良いわけです。
ソフトバンクグループが掲げている「AI革命」というのは
まさにそのぐらい示す範囲が広いですよね。
目標は趣味の内容にもよりますが
基本的には想定する年間の支出額、
家族構成や仕事の有無などのライフプランに合わせて設定します。
そして、達成に必要な行動を手段として記していくわけです。
退屈な時間が道中のほとんどを占める
では、なぜこれが飛行機のパイロットと同じなのか。
それは、
①多くの時間がかかる
②スタートとゴールが明確
③退屈な道中で予想だにしない事象が起こり得る
これらが共通しているからです。
目的・目標・手段に置き換えてみるとより分かりやすいです。
目的…快適な移動空間の提供
目標…羽田空港国内線ターミナルに19:00到着
手段…機体の整備状況を把握、空路や天候の確認、など
このような感じになります。
遠くを目指せば目指すほど、道中は非常に多くの時間を要しますし、
ではめちゃくちゃ難しいのかというと、スタートもゴールも明確に提示されていますから
航路を守ればぜんぜん難しくない。
資産運用と飛行機運航というのは本質的な構造が一緒であることが分かります。
ポイントは③でして、難しくもなく、でも長い時間がかかり、
そして退屈な時間が道中のほとんどを占める。
そうした中で突如として発生するトラブルにおいて
冷静に対応できるかどうかが、結果にダイレクトに結びつくわけです。
飛行機における、乱気流の発生や滑走路の混雑といった事象は、
資産運用における、〇〇ショックやサプライチェーンの混乱などと同義で捉えることもできます。
経験の浅い投資家の方々は、自身がパイロットとして
これから飛行機を飛ばすんだ、という意識や覚悟で
資産運用の目標設定をして、向き合うことをオススメします。
では、ごきげんよう。
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