・会社員は自腹で買わされている。
・付き合いでの支出はバカにならない。
・本当の手取り収入は8割程度
おはーん、ペーパー先生です。
長く会社員をしていると
「損をしてるなぁ」
なんて思うシチュエーションが多々あります。
このブログの内容はラジオでも解説しています。
例えば、
💼通勤の際に必要なスーツやバッグ。
🏠オフィスの立地に合わせた居住地。
📚仕事で必要なスキルのための参考書。
💺在宅勤務に必要な備品。
🍻付き合いで行かされる飲み会。
これらはごく一部ですが、
仕事をするために必要な支出が自腹になっているケースは、めちゃくちゃ存在します。
どの企業でも当たり前に支給されるのは、定期区間や外出時の交通費ぐらいなもので、
家賃手当や在宅勤務に必要な備品購入手当てがあるのは、
一部の恵まれた会社だけです。
自営業者であれば、合理的な範囲で業仕事に必要な支出を経費として計上できますが、
会社員は同じことをすることができません。
「給与所得控除」にその自腹分も含まれているという考え方からです。
なお、会社員が自営業者と同じように経費として認められるケースも一部あります。
【出典】テレワーク、副業の“自腹経費”や、中途退職者の納め過ぎた税金は確定申告で取り戻せる!?(ダイヤモンドオンライン)
2022.1.29 3:50
これらの自己負担額については、特定支出控除の適用が受けれますが、
業務に使った費用であることを示すための会社証明があり、
かつ特定支出の合計額が給与所得控除額の2分の1を超えた場合となっています。
先生自身は今の会社で本控除の適用を受けたことはありませんが、
正直、かなりハードルが高いと思います。
さて、最近ではこんな話題もありましたね。
フリーアナウンサーの木佐彩子(きさ・あやこ)さんがテレビ番組の収録で
会社員時代の自腹についてこのように語っています。
フジテレビ時代について振り返った木佐アナは、アナウンス室内での仲の良さを語りながらも、「今学生ならどのテレビ局に就職するか」との問いには、六本木に本社があるテレビ朝日を挙げた。その理由について、会食のため西麻布などへ移動する際、フジテレビの場合は社屋がお台場にあるため移動にはタクシーが必須だと説明し、「お給料の3分の2がタクシー代に消えた。会社員なので自腹です」と当時の出費事情を明かした。
【出典】木佐彩子「給料がタクシー代に消えた」発言に見る、キー局女子アナの経費問題(サイゾー)
2022/02/04 18:00
飲み会を始めとする会社の付き合いで発生するイベントもなかなかの破壊力があります。
コロナ過で激減はしましたが、飲み会は1回で5,000円程度は吹き飛びます。
部下や同僚の結婚式に呼ばれれば、3万円~5万円は吹き飛びます。
立場が高くなればなるほど、その額も増えますね。
会社員生活というのはとにかくあらゆるシーンで自腹が多いわけです。
労働力を差し出す対価として給与を得ているのに、
そもそも労働で必要なものの多くが自己負担。
結果として給与収入というのは、税金を引かれた上に、
こうした持ち出しも実質引かれていくわけですから、
真の手取りというのは7、8割程度と言えるかもしれません。
つまり社内での”お付き合い”でかかる支出を
どう防いでいくかも、小金持ちへの近道。
「会社員は自分に必要ないものを色々と買わされているんだ」
という意識を明確に持っておくことが大事ですね。
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もどうぞ。
「仕方がない」支出などなし。