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「へそくり」事情から見る日本社会のいま

「へそくり」事情から見る日本社会のいま
この記事で分かること

・「へそくり」のいま
・「へそくり」の額
・「へそくり」の二極化

おはーん、ペーパー先生です。

皆さん、「へそくり」ってありますか?

「へそくり」とは、家計用とは別に内緒で貯める個人貯蓄のことです。

主婦の友社が30~50代の既婚主婦169名に調査した結果を見てみましょう。

■Q1 へそくりはしていますか?
 はい 45.6%
 いいえ 54.4%

■Q2 月にどのくらいへそくりをしていますか?
 15,000円以上 【26%】
 8,000~10,000円 【20.8%】
 3,000円以下 【18.2%】
 10,000~12,000円 【14.3%】
 3,000~5,000円 【13%】
 5,000~8,000円 【7.7%】

■Q3 今あるへそくりは総額でいくらくらいですか?
 100万円以上 【32.5%】
 80万~100万円 【7.5%】
 50万~80万円 【4.1%】
 30万~50万円【7.8%】
 10万~30万円 【3.4%】
 10万円未満 【24.7%】

■Q4 へそくりの目的はなんですか?(複数選択可)
 1位 自分の趣味や遊興費のため【59.7%】
 2位 いざというときに生活費を補填するため 【46.8%】
 3位 貯蓄のため 【36.4%】
 4位 へそくりを元手にお金を増やしたいため 【22.1%】
 5位 子どものため 【13%】

【出典】今どき主婦のへそくりって?“隠す”より“オープンにして口座管理”するのが新常識!【今どき主婦のお金のホンネ】調査(PR TIMES)
2021年6月30日 13時16分

なんとおよそ半数が「へそくり」をしており、

うち3割以上はその総額が100万円以上ということです。

一方で僅差の2位が10万円未満ということもあり、

計画的に蓄財している人と、お釣りなどをコツコツ集めている人とで

二極化していることが分かります。

それぞれコメントを見てみましょう。

<まとまった額を貯める派>
「単発の在宅ワークで稼いだお金はすべてへそくりに。夫はそれを知らない」
「生活費は夫が担い、パート代はすべて自分用に貯金」
「定期的に断捨離し、メルカリで不用品を売ったお金を貯めている」
「株式投資で得たお金はすべてへそくりにしている」
「コロナ禍になって“旅行したつもり貯蓄”を半年に1回している」

<コツコツ派>
「生活費をなるべく切り詰めて、毎月余った分を貯めている」
「夫に多めに生活費を請求して、先に貯蓄分を天引き」
「生活費からではなく、自分で貯めたポイントや株などをへそくりに充てる」
「毎年、義両親からいただくお年玉をいざという時用に貯めている」
「地道に500円貯金!貯金箱はクローゼットの奥に隠してある」

なるほど、とうなずける内容ですね。

計画的な人はもはや副業と言っても過言ではない行動力を示しています。

例え「へそくり」だとしても、こういうパートナーがいると頼もしいですよね。

なお、「へそくり」をされている方のおよそ半数は専用の銀行口座での管理。

もう半数はタンス預金、つまり現金として自宅のどこかに隠し持っているということです。

日本では個人の金融資産2,000兆円が眠り続けている、なんて言われますが

「へそくり」事情を読み解いていくと、なんだかその状況が少し垣間見える感じがしますね。

ちなみにこの「へそくり」という単語。

こんな由来があるんですね。

皆さんは、へそくりをされてますでしょうか?

いくらぐらい、どこに隠し持っているか、ぜひ教えてください!(教えられんかw)

では、ごきげんよう。

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今日のまとめ

へそくり事情を見ると日本社会の今が透けて見える。

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