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お金に愛される生き方:ゴールドハンドを手に入れろ!

お金に愛される生き方:ゴールドハンドを手に入れろ!
この記事で分かること

・お金には意思がある
・ゴールドハンドとは何か?
・お金がお金を呼び込むために

ごきげんよう、ぺいぱです。

この「やわらか中学校」をご覧いただいている皆さんは、資産形成に興味関心がある方ばかりだと思います。お金を増やしていくためにどうすべきか?何が足りてないのか?そんなことを念頭に置きながら、この場にたどり着いたのではないでしょうか。

お金には意思がある、ぼくはそのように考えています。お金のことを好きになればお金も自分のことを好きになるし、その逆も然り。そう、人間関係と同じですね。こうしたことからも資産形成というのはお金との対話である、とも言い換えられます。

動画解説

このブログの内容は動画でも解説しています。

実はこれと似たような話があります。それが植物です。観葉植物を部屋で育てている方もいらっしゃるかもしれませんが、植物をうまく育てられる人を「グリーンハンド」なんて呼んだりします。すごい人になると枯れかけた植物を元気にする、株分けまでしてどんどん増やしていくこともあります。

グリーンハンドの人はこんな特徴があるんですね。

グリーンハンドの特徴

・基本的な植物知識
植物に関する基本的な知識を持っています。植物の種類や成長に必要な条件、水やりや肥料のタイミングなどについて理解しており、これを実践に活かしています。

・観察力と注意力
植物の成長や変化に敏感で、健康であるかどうかを観察する力があります。土壌の湿り具合や葉の色、成長のペースなどを注意深く観察し、必要なケアを行います。

・丁寧な手入れ
植物に対する手入れが丁寧であり、必要なケアを惜しまない特徴があります。剪定(せんてい)、水やり、肥料の追加など、植物が健康で美しく成長するための手入れを積極的に行います。

・問題解決能力
問題が発生した際には、原因を見つけ出し解決する能力があります。例えば、害虫や病気に対処する方法を知っており、迅速に行動ができます。

・熱意と愛情
植物への熱意と愛情を持って接しています。これらが育成スキルを向上させ、結果的に植物が喜んで成長する要素となります。

文字にしてしまうと難しく感じるかも知れませんが、グリーンハンドの人は大体が無意識にこれを行えています。まるで息を吸うかのようにです。

そんなぼく自身もグリーンハンドです。いまは住まいを転々としているので植物を保有していませんが、かつてマンション住まいをしていた頃は色々と育てていたんですね。

主にはシンゴニウムやドラセナ(幸福の木)、サボテンなどです。育ちすぎて一人暮らしの部屋には不向きなぐらいのサイズになってしまうこともありました。サボテンは何シーズンか花を咲かせることもできました。

コロナ禍、退屈になりがちだったおうち時間に彩りを加えるため、豆苗をスーパーで購入して食べずに育てていったところ、こちらも大きく育ち、花が咲き、そしてサヤエンドウを収穫するまでに至る、なんてこともありました。

さて、お金の話から急に植物の話になってしまいましたが、お金を育てていくことと、植物を育てていくことの本質はすごく近いですね。対象に関心を寄せることや対話をじっくり行うことなどが基本であるからです。

植物を上手に育てることができる人がグリーンハンドならば、お金を上手に育てられる人はゴールドハンドだ!ということで勝手に命名しまして、今回は金融資産5,000万円を達成したぺいぱが、お金とどのように対話しているのか、どのようにお金に愛されるようになったのか。これを紐解いていきます。

お金に愛される生き方

それでは早速いってみましょう!

①お金を自分の分身だと思え!

お金には意思がある。それは具体的にどういうことでしょうか。ぼくが資産形成においてこうした考え方に至るきっかけになった言葉があります。

「働いてお金を貯めたら、今度はそのお金に働いてもらうの。それが、資産運用」

これ、2006年のドラマ「結婚できない男」に登場した建築プロデューサー沢崎摩耶さんの劇中のセリフです。この考え方が今でも自分の資産運用に生きています。

「働く」「働いてもらう」と聞くと、通常その主語には人を思い浮かべますよね。お金をただの道具としてしか認識できていなかったアラサー当時のぼくは、まるでお金が意思を持つかのような言い回しのこのセリフがすごく新鮮だったわけです。

なお、お金をこのように扱っているのはこのドラマが最初ではありません。およそ100年もの長きにわたり読み継がれているお金の名著『バビロン一の大金持ち(The Richest Man In Babyron)』の中で語られる七つ道具の中の1つにも「貯えた金に働かせよ」というものがあります。具体的にはこのような話です。

「金貨を10枚持っていた男が、貧乏な盾職人にお金を貸したところ、利息をたくさんつけて返してくれたそうだ。男は受け取った利息も含めてまたその盾職人にお金を貸した。すると受け取った利息がさらに大きくなって返ってきた。金を持っていることが財産ではない。定期的に金が入ってくる仕組みこそ本物の財産だ。」

なお、『バビロン一の大金持ち』の漫画版を、こちらの回「100年語り継がれるお金の名著『漫画 バビロン大富豪の教え』をやわらか要約」でも取り上げています。七つ道具についても詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

100年語り継がれるお金の名著『漫画 バビロン大富豪の教え』をやわらか要約
100年語り継がれるお金の名著『漫画 バビロン大富豪の教え』をやわらか要約今日は100年もの長きにわたり読み継がれるお金の名著『バビロン一の大金持ち』を漫画化した人気作、『漫画 バビロン大富豪の教え』を紹介します。ここで書かれていることは「お金儲けのテクニック」ではなく「資産を増やし、お金に縛られず、充実した人生を送るための知恵」。...

お金は持ち主の生き写し。「パーマン」で言うところのコピーロボットです。銀行口座の中でゴロゴロとニートをするのも、金融市場でせっせと働くのも、結局は持ち主次第。自分の意思が込められますからそうなるのも当然と言えます。

だからこそ、お金は自分の分身だと思って常に対話をしていくことが大事なのです。

②お金に関心を寄せろ!

人も植物もそうですが、相手に関心を持ってもらうためには、まずこちらが相手に関心を持たないと始まりません。何かをきっかけに興味を持ち、様子を見ているうちにその関心の範囲が大きくなっていく。これはスポーツ選手やアイドルなどにファンが作られていく過程と同じですね。

昔はそうしたものは一方向だったかもしれませんが、いまや著名人とファンはSNSなどを通じて双方向でコミュニケーションが取れる時代です。両者の関心が相互に高まれば高まるほど、コミュニティの強さや深さは拡大していくわけです。

お金も同じなんですね。持ち手がお金に関心をなくしてしまえば、必ずその人の元から離れていきます。お金は使ったら消えてしまうわけではありませんから、流れ流れて今度は別の誰かの手元にたどり着きます。

その新しい持ち主がお金に関心を寄せて大切に使う人だった場合、しばらくはその人の財布か口座で過ごすことになるでしょう。場合によっては株式や債券などの金融市場に出稼ぎに行くことだってあり得ます。

お金への関心の寄せ方は色々ありますね。収支状況や金融資産総額、運用状況などがそれにあたります。常に自分のお金がどういう状況なのか、関心を寄せていくことが長い付き合いをするためにはすごく重要だということです。

中にはデジタル管理では実感がない、ということで実際の札束を手元に置いて生活をされている方だっていらっしゃいます。フィジカルに勝るものなし。関心の寄せ方は様々ありますが、要はどのような形であれお金の一挙手一投足を確認していくことが、自分とお金との絆をより深めることになるわけです。

先ほどグリーンハンドの特徴の1つとして「観察力と注意力」というものを挙げましたが、まさにこういうこと。何かに強く関心を持つと、それに対して感情的な結びつきが生まれ、喜怒哀楽が生まれてくるんですね。

お金に関心を寄せるツールの1つとして家計簿があります。これはまさにお金の一挙手一投足を確認するためのものであり、資産形成の第一歩としても欠かせません。何事も相手を知るにはまず関心から、ですね。

③お金にも調子悪い時がある!

人は誰しも体調を崩すことがあります。年中無休で活動できている人なんてほんの一握りではないでしょうか。風邪をひいたり、流行り病にかかったり。例え身体は元気だとしても「何をやっても上手くいかないなぁ」という”ついてない日”もあります。

お金も同じように調子が悪い時があるんですね。銀行口座に寝かしているだけの人はこの3年ほどの急激な円安でジリジリと価値を落としていますし、証券口座で出稼ぎに出している人も2022年は年間を通じて調子が悪かったわけです。

通貨として使用し、その結果がイマイチなこともありますね。見た映画が面白くなかった、買った本がつまらなかった、行ったレストランが美味しくなかった、マッチングアプリでポイント使いまくったけどマッチングしなかった、など。

このような、あまり良いお金の使い方にならなかったな、というケースは誰もが経験あるのではないでしょうか。こういう時にはジタバタしない。安静にしていればそのうち治る。人と同じでよっぽどの病でない限りお金には治癒力があるもんです。例を挙げましょう。

ぼくは現在ブログ執筆やYouTube動画編集で使用してる『MacBook Pro』を2016年に9万2千円で購入しました。当時放送されていたドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」に登場する作家の皆さんがすごくカッコ良くて、これに触発され小説を書こうと思ったのがきっかけです。ま、衝動買いに近いですね。

原稿書きは広報などの仕事でもやっていましたから、フィクションもいけるやろ!ぐらいの軽いノリでした。ところが、ドラマが終了すると同時に執筆熱も急激に冷め、その後『MacBook Pro』は閉じたままホコリをかぶることになります。ぼくの9万円が寝たきりになった瞬間です。

時は流れて2020年8月。持て余していたおうち時間を有効活用しようと、ブログの執筆を開始。ここでおよそ3年半ぶりに『MacBook Pro』が起動することになります。翌年6月にはYouTubeチャンネルを開始し、おかげさまで2023年から収益化となりました。

元の9万円が寝込んでから、実に7年間かけて社会復帰したというわけです。

身の回りのあらゆるモノがお金の対価として存在しているんだ、ということを忘れてはいけません。イマイチ結果が出ない時期が続いたとしても辛抱して待ち続ける。そんな金八イズムもお金に愛されるためには必要なのです。

④お金を雑に扱うな!

仕事で部下を雑に扱う、取引先を雑に扱う、知人・友人を雑に扱う。その顛末がどうなるかは目に見えてますね。潮が引くように人は離れていきます。相手の立場になって物事を組み立てていないからです。お金でも同様のことが起こります。

ぼくが金融投資で損失を出したケースはまさにお金をぞんざいに扱ったことが招いた結果でした。2004年から2007年までやっていた日本株のデイトレードは「それっぽいことをやってる自分がカッコいい!」という姿勢でしたし、お金はメダルゲームのコインぐらいにしか思っていませんでした。

2017年末にその年のボーナスを全軍突撃させた暗号資産も同様で「寝て起きるだけで資産が増える!」という、浮かれた刺激を求めてお金を投じていましたから当然の如くバチが当たります。それぞれ100万円、300万円というお金があっという間にぼくの元を去っていきました。

もはやこういう時は心の痛みを感じないんですよね。痛みを感じないように頭がこの事実を無かったことにしようと記憶から消し去るわけです。だからお金の失敗というのは学ばない。何度も繰り返すのだと思います。PDCAサイクルが働かないんです。

無秩序なサブスク(月額や年額といった定額料金を支払うことで一定期間、商品・サービスを利用できる仕組み)の登録もそれに当たりますね。動画や学習、新聞、雑誌などあらゆるジャンルでサブスクが導入されていますが、その多くは月500円とか980円とかです。

初月無料などすごく可愛い顔をしているようで、ほっておくと何万、何十万とその利用料金は膨らんでいきます。さらにサブスクのタチが悪いのは登録していることを忘れてしまうこと。こうなると知らないうちに延々とお金が手元から離れ続けるということです。

手元の数百円だけではなく、数年後の利用までを見据えて、本当に必要なお金の使い方なのか?雑に扱っていないか?を判断する目を持つことが大切。

ぼくは家計簿アプリを利用することで、忘れていたサブスクを一網打尽にしましたが、皆さんも知らないうちにお金が家出をしているケースがあるかもしれませんのでご注意ください。

⑤お金が快適な環境を探せ!

適温ってありますよね。いわゆる過ごすのに快適な温度ということです。人の場合は冬だと18〜22度とされますし、観葉植物の適温は15〜25度とされます。金融市場では、景気が過熱も失速もせず緩やかな経済成長と長期金利の低位安定が続く程よい状態にある相場を適温相場なんて言いますね。

お金にもそんな快適な環境があるものです。これは持ち主によっても変わりますが、例えばこんなこと。

・経済的な安定
必要な支出を賄い(まかない)、将来への備えをする余裕がある状態。定期的な収入があり、支出の負担が少ない場合に感じることができます。

・借金のない状態
余計な負債がなく、借金の返済にストレスを感じない状態。これにより、将来の計画を立てやすくなります。

・豊かな生活条件
快適な住居、良好な健康状態、質の高い食事や教育など、生活の各側面で十分な原資が利用可能な状態を指します。

・余裕のある生活スタイル
遊びや趣味、レジャー活動に十分な時間と原資を割く余裕があることです。

・リタイアへの準備
将来のリタイアに向けて資金を積み立てている状態。老後生活に不安を感じないようにすることが快適とされます。

いずれもお金が何らかの形で活動をしています。持ち主によって変わるというのは、一部の人にとっては豪華な暮らしが快適である一方、他の人にとってはシンプルで節約的な生活が快適と感じられることもあるからですね。

①で話した通りお金は自分の分身ですから、自分が快適な環境を作ることが=お金にとっても快適な環境であるわけです。お金との付き合い方は千差万別。こればかりは色々な打ち手を試してくことでしか、自分にピッタリの居心地良い環境というのは作れません。

ぼくの場合は「仕事でしっかり稼ぎ、メリハリ家計で、オルカン投資」というのが快適な環境で、社会人になってからこれを見つけるのに20年ほど時間を要したわけです。

おしらせ

キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!

「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテム

さいごに

今回は「お金に愛される生き方:ゴールドハンドを手に入れろ!」をテーマに話をしてきましたがいかがだったでしょうか?

ここまで見ていただいた方は、なんだかお金が愛おしくなってきたのではないでしょうか。まさにお金への関心というのはそこからがスタートです。誰しもがお金を欲しい、たくさん持ちたいとは思うでしょう。ただしそれとお金への関心は別です。

これは、お金を他のモノと引き換えるための道具の側面でしか捉えていないからです。今回ご紹介した生き方というのは、お金を意思を持った相棒として見てあげる、扱ってあげるということに他なりません。

資産形成をやられている人は、これらを無意識のうちに達成できていることも多いと思います。例えば銀行口座の残高や、証券口座の評価額などをチェックすることが日課だという人は、それで十分な関心を寄せていることになります。

ほったらかし投資をしている方であっても、主要株価指数や経済動向をニュース等でチェックするでしょう。これはお金の健康状態や環境が快適なのか無意識に突き合わせをしているわけです。

お金に愛される生き方を通じてゴールドハンドを得た人は、自身でそれほど頑張らなくてもお金がお金を呼び込んでくることになります。これは配当金や複利効果で資産が増えるということだけではなく、お金を生むきっかけや仕組みまでをも引き寄せていく力が発揮されるということです。

ぼくが皆さんとこうしてコミュニケーションを取れているのも、元は家計改善をしたことがきっかけです。不要な支出を止め、稼ぎを高め、金融商品をオルカン(全世界株式)に一本化し、FP(ファイナンシャルプランナー)資格を取得し、資産形成の様子を情報発信し始めた。

たまたまかもしれませんが、こうしたことが地続きで今を形作っており、この場を通じていただく皆さんからのコメントで更なる新しい知恵を身につけ、さらにお金を呼び込む力が強くなる。こんなサイクルを生み出しているのもゴールドハンドの力と言えるのではないでしょうか。

今回はぺいぱがお金に愛されるために行ってきた行動や考え方をまとめていきましたが、皆さまは普段お金に愛されるためにどのようなことをされていますか?ぜひコメント欄やX等で教えてください!

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

生き様はその人の顔とお金に出る。

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