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総まとめ!ホテル暮らしのメリット・デメリットTOP5:1年やって分かったこと

総まとめ!ホテル暮らしのメリット・デメリットTOP5:1年やって分かったこと
この記事で分かること

・メリットデメリットのTOP5
・ホテル暮らしのきっかけ
・最終的な満足度

おはーん、ペーパー先生です。

2021年3月からホテル暮らしを開始して丸1年以上が経過しました。

今日は改めてその暮らしぶりを振り返りまして、

メリット・デメリットを総ざらいしていきたいと思います。

ホテル暮らしに興味がある方、必見です。

本日のサマリー

早速、メリット・デメリットのTOP5、

そしてプラスαとして番外編は以下の通りです!

メリット

🥇好きな場所に住むことができる。
🥈敷金・礼金なく住まいを決められる。
🥉消耗品を補充してもらえる。
④部屋掃除をしてもらえる。
⑤コンシェルジュのフルサポート。

デメリット

🥇宿泊費が時期により変動する。
🥈キッチンがない。
🥉家具・家電を選べない。
④コインランドリーの利用が必要。
⑤住民票の置き場に困る。

番外編

・少ない荷物で生活をするようになる。
・水道光熱費の支払いが発生しない。
・部屋同士の壁が薄い。
・窓からの景色は微妙。
・部屋が乾燥気味。
・友人を呼べない。

ホテル暮らしのきっかけ

ランキング詳細に行く前に、なぜぼくがホテル暮らしを

しているのかの、あらましを紹介します。

興味のない方は、次の項目まで飛んでいただければと思います。

ぼくは2010年に自宅マンションを住宅ローンを組んで購入しました。

オフィスまでの通勤はドアツードアで片道45分。

勤務先はIT企業で、平日勤務の土日休みです。

転機が訪れたのは2020年のコロナ禍。

1度目の緊急事態宣言で、4月-5月までは強制在宅勤務となりましたが、

6月以降は順次ハイブリット勤務(在宅とオフィス勤務)に移行。

ただし、自分を含む部門長は完全オフィス出社という謎ルールが適用されることになります。

ここで価値観の変化が起きました。

①2か月間の在宅勤務で、通勤やオフィス勤務のしょーもなさに気付いたこと。
②おうち時間を使い、書籍やSNS等で資産形成について学んだこと。

これを理由に、なるべく既存ルールの中で、

在宅勤務のような環境にどれだけ近づけることができるか。

ここへの挑戦が始まったわけです。

2020年6月以降は平日のみオフィス近くのホテルで宿泊。

週末に自宅マンションへ帰る、という生活になりました。

書籍『金持ち父さん貧乏父さん』では、

自宅はお金を生まないので「資産」ではなく「負債」。

そんな考え方が記されていまして、ぼくはひどく納得。

「どうせ平日は自宅使ってないんだから、完全にホテル暮らしでも成立するのでは?」

と思うようになったのが年が明けて2021年の2月。

そしてそこからわずか1か月間で部屋の荷物を大整理。

一部を実家へ郵送し、それ以外は全処分して、マンションを賃貸へ出すことに。

2021年3月から、完全ホテル暮らしに移行したわけです。

メリットTOP5

まずはメリットから。

🥇好きな場所に住むことができる。

圧倒的にこれが1位ですね。価格帯を除いて考えれば、ホテルというのは全国にあります。また、観光やビジネスなど利便性の高い立地にありますので、生活するにはとにかく便利です。もし、お仕事がフリーランスなどで、道具も持ち歩きができるようであれば、季節に応じて場所を転々とする、なんて生活も成立します。リモートワークが普及したことでいわゆるノマドワーカー、 遊牧民のように決まった場所に滞在せず、仕事場を転々とする生き方がよりしやすくなったように思います。

🥈敷金・礼金なく住まいを決められる。

これ、1位の好きな場所に住める気軽さにも直結しますね。賃貸の引っ越しって、とにかく物件探しから、契約、諸費用の支払まで、手間と時間がめちゃくちゃかかります。「重い腰を上げる」なんて言葉がありますが、1つの場所に定住する理由は、想像ではありますが「その場所が好き」と「引越しが面倒くさい」との票がきれいに割れるんじゃないでしょうか。ホテル暮らしは圧倒的な機動性の高さが強みです。

🥉消耗品を補充してもらえる。

細かい話ですが、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、シャンプー、ハンドソープ、飲料水など、日々の生活で補充を繰り返し行う必要があるものって、山のように存在します。直接購入でもeコマースでも補充は意外と手間ですし、またもちろんお金もかかります。言葉を選ばす言えばホテル暮らしではこれらは使い放題なわけです。些細なことではありますが、このストレスが一掃されるというのも、ホテル暮らしの魅力の大きな一つだと感じます。

④部屋掃除をしてもらえる。

ぼくの平日の生活サイクルですが、朝3時に起きて、2時間ほどブログ執筆やYouTube動画の編集などを行い、お風呂に入って6時30分ごろオフィスに出勤しています。12時に部屋に戻ってお昼ご飯を食べているのですが、この時点でお部屋はきれいにお掃除されている状態です。なお、週末は出かけないことの方が多く、基本的にはホテルの部屋で過ごしています。ですので部屋掃除はなしで、タオルなどの補充のみにしています。ホテルによっては、エコ特典として部屋掃除をしない日はプレゼントがあるようなホテルも存在します。

⑤コンシェルジュのフルサポート。

高級タワーマンションにも住民の要望に応えるコンシェルジュがいたりしますが、ホテルは原則どこに泊まっても宿泊者のサポートをフロントでしてもらえます。お水やタオルなどを追加で欲しい時だけでなく、eコマースで商品を購入した時にも、郵送先を宿泊ホテルにした上で「フロント気付」と記しておけば、配送完了後にフロントから連絡をもらえ、その後カウンターで受取ができます。ただし念のため、宿泊時にホテル側へ確認をしておきましょう。

デメリットTOP5

続いてデメリットです。

🥇宿泊費が時期により変動する。

当たり前ですがホテルは部屋数が決まっています。つまり需要が高ければ価格も上がるし、その逆もしかりなわけです。需要があるなら増産すれば良い、ということができないのがモノを売るビジネスとの違いです。ではホテル需要が高まるのはどのような時でしょうか。

<ホテル需要が高まる要素>
①週末 ②連休 ③長期休暇(GW・夏・冬)
④クリスマス ⑤大型イベント

例を挙げますと、東京都心部で同じホテル・同じグレードの部屋30泊での料金は、

2021年6月:110,970円
2021年7月:203,604円
2021年8月:260,822円

驚くぐらい違いがあります。これは東京オリンピック・パラリンピック開催による影響でして、観客を入れるか入れないかは直前まで決まりませんでしたから、需要逼迫の煽りを受けたわけです。これは極端な例ですが、このように住居に関する費用が安定しない点はホテル暮らしのデメリットに挙げられます。

🥈キッチンがない。

キッチン付きのホテルは、アパートメントホテルと言われることもあります。大型ホテルでは一部のハイグレード客室のみに設置というケースもありますし、そもそも全室にキッチンがあることを売りにしているホテルもあります。ただ、いづれにしても共通しているのは価格帯が高いことです。賃貸における月の家賃、これは地域にもよりますが、都心部だと10〜15万円程度。これを想定してホテル暮らしを開始すると、1泊5,000円前後のホテルが選択肢となりますから、キッチン付きを選ぶのは難しく、食生活は自ずと外食が中心になります。

🥉家具・家電を選べない。

例えば電子レンジを持ち込むとか、家電を入れ替えるなどは、当たり前ですが行えません。部屋のアレンジの幅についてはゼロと考えて良いかと思います。この辺りはこだわりがあるかどうか好みの範囲になりますが、一方でデスクワーク中心の方は机と椅子についてはかなり重要視したいところです。客室に設置されている椅子は、その多くがおまけ程度に用意されているところが多く、とても長時間の使用に耐えられません。ただ、コロナ禍へ経てテレワーク用の料金プランを新たに設けるホテルが増えてきていることもあり、その流れで、机と椅子もデスクワークに耐えうる什器に入れ替えしたところもあります。ホテル選びの際、ぼくは価格よりも椅子と机を最も重視しています。

④コインランドリーの利用が必要。

ホテル暮らしは洗濯をどこでするのかも考えておかなければいけません。選択肢は3つです。

・ホテルの共有部に設置されているコインランドリーを使う。
・街中にあるコインランドリーを使う。
・客室にコインランドリーが設置されているホテルを選ぶ。

現実的な選択肢なのは1つめの共有部での利用です。ホテルにもよりますがぼくが現在宿泊しているところは1回500円でドラム式洗濯乾燥機を利用可能です。ただし、設置台数が限られていますから週末などは利用が立て込むことがあるので、ピークタイムを外す必要があります。次点としては街中ランドリーの利用です。ぼくはたまに靴のクリーニングをするのに行くことがありますが、台数も多いですし何より待ち時間も寛げるようなスペースになっていたりします。あと、部屋にランドリーが設置されているホテル。ぼくも先月利用していましたが、これはめちゃくちゃ便利でした。ただ、使用している時は部屋が遠心力で揺れます(笑)

⑤住民票の置き場に困る。

ホテル暮らし最初の関門は住民票をどこに置くかです。

<住民票の役割>
一つめが、自分が住んでいる市区町村に住民票を登録することで、実際にその市区町村に住んでいることを証明できる「居住証明」。二つめは、給付金の交付や公共施設の利用、公共サービスの利用などができるようになる「許可証」のような役割。

【出典】ホテル暮らしでも住民票の住所変更は必要?住民票の手続きで知っておきたいこと(NOW ROOM MAGAZINE)
更新: 2022.02.08

そもそも住民票を変えるかどうかの線引きは、生活の拠点が変わるかどうか。ホテル暮らしが半年間などの限定した期間であれば変更手続きは必要ありませんが、1年以上の長期を想定して行う場合には必要になります。住民票の登録住所をホテルにすることは不可能ではないようですが、ぼくの場合は、その時の価格帯によってオフィス近くのホテルを移動しているため、必然的に「実家」に住民票を変える選択肢を取りました。

さいごに

ランキング外で6つほど紹介します。

中にはメリットにもデメリットにもなりうるものも含まれます。

番外編

🧳少ない荷物で生活をするようになる。
→部屋のサイズが限られていますから、無駄な買い物をしなくなりました。

🚰水道光熱費の支払いが発生しない。
→宿泊費に含まれています。あと同様にNHKも支払う必要がありません。

🧱部屋同士の壁が薄い。
→最近分かってきたのは金曜から土曜にかけての0時前後は喘ぎ声の確率高いです。

🏢窓からの景色は微妙。
→ビジネスホテルの場合は窓の向こうもビル、というケースがほとんどです。

💨部屋が乾燥気味。
→加湿器が必須です。多くのホテルは部屋に設置済みです。

👬友人を呼べない。
→宿泊者をホテル側で管理しているため例え2人部屋でも勝手に友人を呼べません。

なるべく偏見なく、バランスよく、

この1年で感じたことを書き出してみましたがいかがだったでしょうか?

独身者だからこそできるとも言えるホテル暮らし。

一見するとお金がかかりそう、と思われがちですが、

・消耗品による支出がない
・無駄なものを買わなくなる
・場所移動に伴う費用が発生しない

こうした点から、むしろお金はかからない、と言えます。

実際にホテル暮らし前後を比較すると、

2019 vs 2021年の貯蓄率比較

■2019年(ホテル暮らし前)
収入:+9,424,336円
支出:▲8,730,549円

差引:693,787円
貯蓄率:7.36%

■2021年(ホテル暮らし後)
収入:+11,161,706円
支出:▲4,401,284円

差引:6,760,422円
貯蓄率:60.57%

2020年に家計の大改善を行っていますので、

すべてがホテル暮らしのおかげというわけでは全然ありませんが、

少なくても、ホテル暮らしをしていても貯蓄率6割を達成できる、ということは言えます。

皆さんも、ご興味があればまずは平日のみから

ホテル暮らしにトライしてみてはいかがでしょうか?

ぼくは最終的にすごく満足しています。

質問などあれば、どしどしコメント欄にいただければと思います。

では、ごきげんよう。

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今日のまとめ

ホテル暮らしは煩わしさから解放されるシンプルライフ。

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