・初心者には辛い急落相場
・他人の資産減を愛でる
・お盆休みに自分と向き合う
ごきげんよう、ぺいぱです。
このブログの内容は動画でも解説しています。
ここ最近の不安定な株式相場により、保有資産が大幅減少した方は多いことでしょう。
投資経験が5年以上あれば、コロナショックや2022年の金融引き締め相場を通過していますから、正直今回は驚くような局面ではありません。
しかし、今年1月に開始された新NISAをきっかけに投資を始められた個人投資家からすれば、初の大きな下落局面。そして初めて抱える保有商品の含み損となるでしょうから
・気が気じゃない
・メシが旨く感じない。
・投資なんて始めるんじゃなかった。
そんな風に感じられている方がいるかもしれません。
とは言え、投資は長くやってなんぼの世界です。せっかく口座開設して、商品選びをして、積立設定をして、たどり着いた資産運用をここで止めてしまうのはすごくもったいない。
そういう観点もあって、ここ最近「やわらか中学校」でお届けしている話題はこのようなものばかりとなりました。
8月6日には、為替相場も不安定で外貨建て資産をお持ちの方にとても神経質な展開となっているということで「下落相場でも冷静さを保つために必要な7つのこと」。
そして8月12日には、大暴落となった株式相場の中でぼくが「買い出動」しなかったことについて触れた「株式投資でタイミングを計るべきでない理由」。
不安に感じられている方が多い時期だからこそ、ぼくの過去の経験をフル動員してこれらの話をまとめていったわけです。
とは言え「それでもやっぱり不安すぎる!」「含み損が気になりすぎてお盆休みどころじゃない!」そんな方もいらっしゃることでしょう。
ということで、今回はお盆休み企画として、他人の損失を側から見てそうしたもやもやを吹き飛ばしてもらおう!溜飲を下げてもらおう!そんなことをやっていきます。
具体的には、ぼく自身が7月10日のボーナス支給で金融資産が目標だった7,500万円を突破してからあっという間に転落していく様子を、具体的な数字、スクリーンショットで見ていこうじゃないかということです。
コア投資しているオルカン部分だけを抜いてご紹介しますが、わずか17営業日で1,000万円もの含み益が吹っ飛ぶ状況がどんなものかを見ていただき「こんなやつがいるんならまだまだ自分は頑張れそう」と思ってもらえれば幸いです。
ぺいぱの資産大幅減少スクショ
さっそく見ていきましょう!
■日別
これ、マネックス証券の資産推移画面のスクリーンショットをそのまま載せています。保有商品はオルカンだけなので資産額=オルカン評価額ということになります。
なお、ここには追加購入分も含まれています。具体的には8月1日にdカード買い付けの10万円分、8月8日にNISA枠買い付けの2,000円分です。
赤く塗られている7月11日が評価額の過去最高、青く塗られている8月6日が直近最低を示しています。5,838万円からわずか17営業日で4,864万円ですから、実に974万円減!自分ごとながらこれは凄いですね。
オルカンの評価額は1日で1%動けば「なかなか動いたな」と感じるレベルです。それが7月25日は株安・円高のダブルパンチを受けて▲3.39%、さらに7月31日から5営業日連続でほぼ1%以上のマイナスが続く異常事態だったわけです。
なお、直近最低となった4,864万円ですが水準としては今年2月と同じぐらいです。半年前に時間が巻き戻ったと考えても良いかもしれません。
どうでしょうか。皆さんも今回の下落相場で痛手を負われたかもしれませんが、中には1ヶ月も経たずに1,000万円近くを失ったこんな人もいるんです(笑)
しかしながら、以前から何度も言っているように全然動じていません。先ほどは日別の時系列表でしたが、次は月別で見てみましょう。それで動じない理由が分かると思います。
■月別
こちら、月末時点での評価額を一覧にしたものです。2023年1月から今年の8月までを抜いてあります。今年8月の額は先ほどお見せした8月9日時点の評価額となっています。なお、23年は通年で毎月30万円分を積立購入していることも補足しておきます。
先ほどと同じように赤で塗ってある箇所、2024年6月末時点の5,658万円というのが月末時点での過去最高となっていますが、改めて見るとどうでしょうか。慌てるほど全体的には凸凹していないようにも思いませんか?それどころか、むしろ順調に増えてるようにも見えます。
まぁ、昨年まではガッツリ積立もしていましたからそりゃそうだろという見方もあるかもしれませんが、保有して放置しておくだけでも増えていたわけです。なぜならば2023年のオルカンは+32.63%でしたから。
一方で2022年は▲6.14%でしたから、どれだけ積立しても増えるどころか資産が減っていきました。しかも1年かけてずっと。資産運用にはそんな時期だってあるんです。
その時はシンドイかもしれませんが、結果を振り返ると月次の時系列表のように「ま、結果として育っていってるよね」となるんです。これもまた資産運用なんですね。
おしらせ
キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!
さいごに
今回は新NISAをきっかけに資産運用を始められて、昨今の不安定な相場環境で疑心暗鬼になられている方、パニック売りをしてしまった方、資産運用を始めて後悔をしている方などに向けて、「ぺいぱの資産大幅減少スクショを見て心を落ち着かせよう!」という企画をやってみましたが、いかがだったでしょうか?
7月10日に金融資産7,500万円を達成して、意気揚々と次の人生目標なんてものを立てている人間があっという間にオルカン1,000万円分を失い、それどころかサテライト資産のビットコイン・イーサリアムも爆下げしましたから、今や金融資産は6,753万円ほどになりました。
目標額の達成を受けた動画「ついに最終回!?目標だった金融資産7,500万円突破を受けてのご挨拶」まで上げていたわけですが、何と言いましょうか暴落後のいま見るとなんて滑稽に映ることでしょう。
そんな人間も世の中にはいるんです。それでもぼくは元気に生きていますし、慌ててもいませんし、投資を止めたりもしていません。
もし、こういう話を聞いても落ち着かないという方は、この際ストレートに言いますがいますぐ資産運用は止めた方が良いと思います。
自分の将来を豊かにしたくて運用をしているのに、それがストレスになって今が辛いのであれば本末転倒だからです。
せっかくのお盆休み。ご自身の投資額、投資先に背伸びがないか。無理をしていないか。今一度考えてみる、整理してみるのが良いと思います。
人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
今回の相場で爆損した人、まだまだ上には上がいる。