・極めて結びついていた投資家初期
・ノットイコールとなったいま
・1,000万円というハードル
おはーん、ペーパー先生です。
自身の投資半生を振り返りますと、原資100万円で日本株デビューした2004年が最初の第一歩でした。
当時はネット証券がかなりの勢いで登場してきており、
手数料の大幅引き下げや、ガラケーからでも注文が可能になるなど、
今に続く投資環境の基礎が作られた時期でもありました。
では、その頃からぼくは堅実な投資をしていたのかと言えば、答えはNo。
短期売買を繰り返す、いわゆる出来もしないスイングトレードばかりやっていました。
ライブドア事件を発端とするIT銘柄総崩れなどにも巻き込まれ、
結果的には原資100万円を全損し、2007年に撤退したわけです。
この時は、扱っていた原資がまだ小ぶり(20代前半当時ではそれなりに大金ですが)だったこともあり、
1日で動く評価額のプラス・マイナス数万円という値幅に一喜一憂したものです。
例えば5万円もプラスになることがあれば、
「これで『🎮PS3』買えるぜ!」
とか
「欲しかった🧥コート買えるぜ!」
など
評価益=モノの購入
に直結していました。
もちろんその逆もあります。
大暴落で▲20万円ともなれば、1ヶ月分の給料に相当しますから、
「これで今月はタダ働きか…」
なんて感じたわけです。
つまり、投資で動かしているお金と、日常生活で使うお金が
極めて強く結びついていたということになります。
もちろん、生活費(生活防衛資金)以外のお金で投資をする。
そういう基本がしっかり守られている前提での話、だとしてもです。
では、現在ではどうでしょうか?
3月26日時点での金融資産は3,900万円ほど。
バランスシートをつけ始めた2018年以降、
月間での金融資産はこれだけ動いています。
📈最大の上げ幅
2021年10月
+4,384,956円(+13.1%)
📉最大の下げ幅
2021年5月
▲3,487,852円(▲10.6%)
では、この値動きで
「😪あぁ、今年はもう働かんでいいわー」
「😱地下労働生活に逆戻り…(カイジ風)」
と、なるのかと言うと
全然そんなことはありません。
あくまで、投資は投資。生活は生活。
そのように気持ちが切り分けられているからです。
では、いつからそのような切り分けができるようになったのか。
思えば、2017年に外国株を始めた頃からだったと思います。
つまり、金融資産が1,000万円を超えてからです。
多くの投資系インフルエンサーも同様にお話されているところではありますが、
1,000万円になるとステージが確実に変わりますね。
複利効果を実感し始めるからだと思います。
金融資産 10万円…+5千円
金融資産 100万円…+5万円
金融資産 1,000万円…+50万円
50万円と言えば、夏のボーナスでもらえる額のサイズ。
こうやって並べてみても1,000万円が生み出す複利の威力が絶大であることが分かります。
つまり
・自分自身が勤務先の労働で得る対価
・お金自身が投資先で働いて得る対価
このように住む世界がそれぞれ完全に別のものになっていくわけです。
これが、冒頭で触れた
投資で動かしているお金と、日常で使うお金の
結びつきがない理由にもなっています。
つまりは、金融資産5,000万円クラスの小金持ちになるためには、
この1,000万円というハードルは何がなんでも乗り越えたいところ。
それを実現するには兎にも角にも、
・支出を下げる。
・収入を上げる。
・投資に回す。
この基本サイクルを徹底してやりこむことが大切です。
では、ごきげんよう。
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