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40代男性は何のために生きているのか?:80%の人は「中年の危機」に直面する

40代男性は何のために生きているのか?:80%の人は「中年の危機」に直面する
この記事で分かること

・誰もが向き合う人生の悩みごと
・仕事とお金と健康と
・たった1つの答えなどない

ごきげんよう、ぺいぱです。

動画解説

このブログの内容は動画でも解説しています。

今日は「40代男性は何のために生きているのか?」というテーマで話をしていきたいと思います。ぼく自身もまさに40代半ばの会社員であり他人事ではありません。

実はこの話題、「煽りじゃなくて40代男性は何のために生きているのか教えて欲しい」というタイトルで、SNSに流れてきたものをたまたま目にしたんですよね。投稿は8月27日ですからつい最近です。中身を紹介しましょう。

<煽りじゃなくて40代の男性は何のために生きているのか教えてほしい>

既婚、子どもあり、持ち家(マンション)年収600万円程。仕事は事務職中間管理職で上からも下からも左右からも虐げられストレスで鬱になる日々。家に帰っても家事育児に追われ、自分の時間を持てずに1~2時間ゲームやネットフリックスを見て不完全燃焼。この生活を1年続けるというのを10年繰り返して、最近頭が薄くなってきた。死にたいとかじゃないが、何のために生きているのか?に対して答えが出せない。何のために生きているのかを教えてほしい。自分が生きていく理由を見つけるための参考にしたい。

【出典】煽りじゃなくて40代の男性は何のために生きているのか教えてほしい(はてな匿名ダイアリー)

実に切実な叫び、訴えですね。ぼくは結婚もしていないし子供もいないし頭も薄くはなっていませんが、仕事は同じように事務職の中間管理職。全方位的に日々色々な文句や不満を言われ続けストレスを抱えているという意味では一緒です。

これは男性だからとか40代だから、ということはないと思いますが、その一方で「男性」+「40代」+「子持ち」という組み合わせになると、自分の役割といいましょうか、立場といいましょうか。つまりは生きがいが見えなくなってくるということはあるようにも思います。

「中年の危機」という言葉があります。これは、40代前後の中年期において感じる人生の閉塞感のことで、自覚する時期はあくまでも目安。心理学者のダニエル・J・レビンソン氏によると、およそ80%の人は中年の危機に直面するとのことです。

具体的にはこのようなことが挙げられます。

 ・人生がこのまま続いていくことに対する不安
 ・自分のスキルや存在が突然小さく感じられる
 ・何か他にやれることがあるのではないかと漠然と感じる

こうした焦りを覚えるのが具体的な症状となります。

さて、先ほどの投稿に対するコメントもたくさんついていますので、その一部をご紹介しましょう。

・死なないために生きるって、それは果たして「生きている」と言えるのでしょうかね…。
・生きる理由がほしいとまでは言わないけど、全てが惰性なのは意味あるのかなとは思うね。
・ワイは陽気に酒飲んで独り身の生活を謳歌してるやで。
・結婚しないほうが良かったのかなぁ。
・家族の為に生きるって、そこまで割り切ってる人ってどれくらいいるんだ?自分の人生だろ?
・自分の子供を育てるって自分の人生じゃないの? ホントにお前の子供?
・毎日1~2時間ゲームとかネトフリしてんなら自分の時間あるじゃん。
・40代俺氏。気持ちはよく分かる。なんか虚無るよね。中年の危機とか言われるけどよく分かる。
・独身でも既婚でも、20代でも30代でも40代でも一緒じゃない?
・自分が書いたのかと思うぐらいわかる。
・同じく40代既婚子持ちだけど、仕事やって帰って家事育児すると自分の時間って驚くほど取れないよな。
・まぁとりあえずの目標というか義務というか、は ローン返済、子どもを”育て上げる”かな。
・子なしなので嫁との性生活だけが人生の楽しみ。
・こういうの見ると「独身でよかったー」って思う。
・妻と子どもたちがかわいいので自分のことはわりとどうでもいいです。

実に色々な見方があるものですね。

このコメント主は、日本の平均年収461万円(国税庁調べ)を大きく超えているし、持ち家もあるし、結婚したくてもできない人がいる中にあって奥さんも子供もいる。自分の時間が持ちづらいとは言え、1〜2時間はゲームやネットフリックスを楽しめている。

一見すると非常に充実した、そして勝ち組の生き方にも思えますが、それでも本人はそう思っていないというところがこの話の難しさでもあります。

世の中には色々な人、色々な生活が存在していて、たとえ同じ環境にあったとしても、その感じ方は千差万別。君たちはどう生きるのか。どう受け止めるのか。そういうことで見方が大きく揺れるのだと思います。

難問に対してガッツリ向き合えるかどうか

ぼく自身も20年近く勤務してきた会社の退職を控えています。会社組織に身を置いていると、やらなければいけないタスクというのは上から自然と降りてくるわけですが、それが退職後は何をいつどのようにするかの行動計画を全て自分で組み立てていく必要があります。

そうするとまさに「何のために生きているのか」「何を目指していくのか」を真剣に考えていく必要がある。より明確に計画を立てていく必要があるということになります。

会社員をしている人ほど、普段の仕事でそういうことを考える体力や気力が無くなってしまうものです。平日はオフィスという行く場所もあるし、やらなきゃいけないタスクもあって忙しいし、土日はぐったりしてすぐにまた平日を迎える。

気を抜けばこの繰り返しであっという間に60歳になっているなんてことにもなり得ますから、答えを出せないまま一生終わってしまう人もいるわけです。

では、どうすれば良いのか。本当に自分自身と向き合いたいのであればスバリ一回会社を辞めることですよね。自分が抱えているものについてすべて手放す。つまりリセットできるものはすべてリセットする、ということです。

さすがにご家庭がある方は、パートナーと離婚して子供の親権を協議して…、なんてことを気軽にはできないでしょうからそこは維持しつつも、それ以外のものをできるだけ全部リセットしてみる。

それは友達関係もそうだし、部屋の荷物やあらゆる支出をすべてリセットしてみてゼロベースで考える。その上でいま自分がどうありたいかを考えていく。

要は「考えなきゃいけない状況を自ら作り出すことで答えを導く」ということです。

ぺいぱ自身の半生を振り返ると、30代半ばぐらいから「あれ?自分は何で生きてるんだろうな…」なんて思うことが増えていきました。

もちろん人によってはまったくそんなことを思わない方もいるとは思います。仕事もプライベートも充実している。それはそれで幸せな人生です。

ぼくなんかは40代に入ってから、一層「生きている理由」を自問自答する時間が増えています。それは40代入ったばかりの時よりも、後半に入ってきたいまの方がよりそうです。

残された時間がだんだん少なくなってきている、世界一周とか結婚するとかビジネスで成功を収めるとか、こうした可能性や選択肢がどんどんと狭まってきている。そうした背景があるのかもしれません。

40代を超えてくると、

・体力や気力の低下や健康面での不安など老いの実感
・残された人生の時間が折り返しを超えていることの実感
・仕事で得られる発見や驚きが減ることでの停滞実感

こうした実感を次々に受け止めていかなければいけません。

ぼくのように「見た目は大人、頭脳は子ども」という逆コナン型の男性が多くなっている現代でもありますから、こうした事実を正面から受け止めていくというのは過酷であります。

でもだからこそそれで立ち止まってしまわず、前進している実感を得るためにぼくは「生きているうちにやっておきたいリスト」(バケットリスト)を作ったわけです。

最初は100個書き出しましてその後も都度アップデートしています。ブログでも進捗を掲示していますが、その後やりたいことが増えて全部で104になっています。

何を自分がやりたいのかを具体的に文字に起こして見える化してみるのは、「点」の話の集合体ではあるものの、何をやるべきかが明確になります。

先ほども触れた通り、どうしても会社員をしていると、日々の業務や嫌な出来事などで忙殺されてしまいます。「自分は何のために生きているのか」なんて壮大な問いは、じっくり自分自身と向き合わないと見えてこない難問。いや、どれだけ考えても答えなんか出ないかもしれません。

答えがあるのかないのか

冒頭に紹介したコメ主のように、なぜ生きているのかを「人に聞いてしまう」「他人の意見を集めてヒントにする」。そんな形も答えを探る方法の1つとしてはあるのでしょうけれども、おそらくこれだと自分の腹落ちする答えは見つからないとぼくは思います。何故ならば価値観は人それぞれだからです。

皮肉の代名詞としてぼくがすごく好きな言葉を紹介します。チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は、人間について最も驚くことを問われた際、こんなことを答えたとされます。

「人間は、お金を稼ぐために健康を犠牲にする。そして、その稼いだお金を犠牲にして健康を取り戻そうとする」

【出典】「お金を稼ぐために健康を犠牲にする」愚かさ 毎日イキイキと働くためにしたい“たった一つのこと”(ITmedia NEWS)

なんか、これぞすべての会社員に向けて放たれているメッセージのようにも思えます。

ぼくは欲張りなので「お金」も「健康」も欲しいです。そのために日々の資産運用を頑張っている側面があります。

人は生きていれば悩むことは必ずあります。特に自分の存在理由なんてことはその極みでしょう。これは「会社」という組織の中においてもそうだし、「社会」というもう少し大きい括りの中においてもそう。

ぼくはそういう迷いができたときには夜空を見上げますね。太陽系の中の地球という星の中の極東の島国にいるたった1人の人間が抱えている悩みなんて宇宙の誕生に比べたら小さいし、たった一瞬の出来事なわけです。

どれだけ考えても出てこない結論ってありますから。「何のために生きているのか」なんてそういう類じゃないでしょうか。繰り返しになりますがたった1つの答えはないですから。

人によって答えが変わることはもちろんですが、同じ人だったとしても日によって答えが変わることだってあるでしょう。そういうものだとぼくは思います。

そしてその人がこれまで得てきた経験や知識によっても回答は変わってきます。答え自体も生き物ですから、特定の答えを導き出そうとすること自体が要らぬ悩みなんだと思います。

おしらせ

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さいごに

以前にYouTubeのサブチャンネル(ぺいぱのひとりごと)でも同様の話題を扱ったことがありました。その際にいただいたコメントの一部を抜粋して紹介したいと思います。

👤 ぽあら さん(@poara-x)

・このテーマは40代が人生で一番不幸な世代であることがわかる悩みですね。たしか世界的に統計を取ったデータでも48歳前後が一番幸福度が下がることが分かっています。

・私がこの人の立場でしたら、まず家族全員に頭を下げて、「このまま今の生活を続けたら鬱病になってしまう。家計改善したいから協力してほしい、自分が倒れたらみんなも困るでしょう」と説得すると思います。

・言い方は悪いですが、悩むことが出来る時点でまだ余裕が有ります。本当に余裕が無いと悩む時間も取れないので悩みません。

……

👤 TAJIRO MARU さん(@tajiromaru1933)

・戦前まで人生50年だった事を考えれば、結婚し子供を育て上げた時点で人間という種としての役割は終えています。子供が成人した後は余生みたいなもの。

・今のところ60歳までは(勤務先に)いるつもりですが、それは単に20~30代の自分の子供みたいな年齢の部下を1人前にしてあげたいってだけで、今となっては特段の愛社精神とか会社のためにって気持ちは殆どありません。

……

👤 ゆうや さん(@ゆうやQ9)

・意味は何もないんだと思ってます。獣が進化し過ぎた悲劇なんだと…。自分自身の存在について考えるって、答えある訳ないですからね〜

……

👤 quiet73 さん(@quiet0703)

・私は読みたい本、見たい映画、行きたい国、やりたい事なんて無限にあって一回の人生では絶対終わらない、しょうがないから優先順位つけてる。生きる意味を考える余裕なんて無いな。

これらのコメントを読んでいるだけでも実に学びがありますし、他の人生を垣間見たような気もします。同じ1つの答えに集約されることが決してないということがここからも良く分かります。

と、いうわけでこの話。悩みを持つのは40代男性だけじゃないと思います。

「やわらか中学校」YouTubeチャンネルの視聴者層は比較的30代中盤から40代男性がメインですから、皆さんからも「何のために生きているのか?」というテーマについてどう考えるか。ぜひ色々と聞いてみたいなと思いますので、コメントをお寄せください!

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

宙(そら)を向いて歩こう

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