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金融資産7,000万円達成のために絶対してはいけない7つの比較

金融資産7,000万円達成のために絶対してはいけない7つの比較
この記事で分かること

・リセットすること
・情報過多の社会であること
・自分と向き合うこと

ごきげんよう、ぺいぱです。

動画解説

このブログの内容は動画でも解説しています。

先日の配信では金融資産7,000万円を達成したぺいぱが休日にどのような生活を送っているかご紹介しました。

ここでのポイントは「休日はお金が出ていきやすいこと」にあり、それに対してぼくがどのような工夫でお金をかけずにQOL(生活の質)を上げているのか取り上げることで「皆さまにも何らか役に立つことがあるだろう」という思いがありました。

独身であるぼくは、2020年のコロナ禍をきっかけに、

・星の数ほどあった交友関係
・無数に登録していたサブスク
・部屋に圧縮陳列されていた荷物

これらを全てリセットし、裸一貫で人生のリスタートを切った身です。これまで社会人になって以降、無我夢中で走り続けてきた中で、おうち時間ができたことにより初めて立ち止まることができた。それが人生を見つめ直すきっかけになったわけです。

ぼくの金融資産がグングン伸びていったのはまさにこのタイミングからであり、収入は上がり・支出は下がり・運用利回りは上がる、というトリプルコンボを引き寄せることで7,000万円を成し得たといっても過言ではありません。

ぺいぱの金融資産推移(1,000万円単位)

 2017年01月末 1,014万円
 2020年06月末 2,001万円(41ヶ月)
 2020年12月末 3,104万円(6ヶ月)
 2022年03月末 4,030万円(15ヶ月)
 2023年07月末 5,005万円(16ヶ月)
 2024年02月末 6,464万円(7ヶ月)
 2024年05月末 7,056万円(3ヶ月)
 ※カッコ内は前回からの期間

そうした経験を通じて、お金を増やしていくためのいくつかのコツの中でも特に「比較をしない」という要素が重要だと考えているわけです。

「比較」というのは必ず自分と対になるもう1つの対象があるわけですが、人間というのはいつもそうした仮想敵に惑わされて、本来あるべき自分の姿を見失うものです。

ちょうど10年前、ぼくは貯蓄率ゼロでした。モノの購入や合コンなどに明け暮れていたことが理由ですが、結果としていまこの瞬間何か手元に残っていたり役に立っているものがあるかといえば、そんなの1つもありません(笑)

もはやあの当時、自分が本当にやりたかったことを自らの意思でやっていたかすら疑問があります。周囲に振り回される、踊らされる、というのはつまりそういうことだからです。

今回は資産形成をしている全ての方に届けたい「絶対してはいけない7つの比較」について紹介をしていきます。これはすべてぼく自身が痛い目をみてきた経験談でもありますので、どこか1つは必ずお役に立てるかと思います。

ぜひ最後までお楽しみください!

絶対してはいけない7つの比較

それではさっそくいってみましょう!

①「他人の金融資産額」との比較

まずはこれですね。ぼく自身が金融資産をテーマにした話題を普段から配信しているのに「どの口が言ってんねん!」と思われた方もいるかもしれませんが、ぼくが情報発信を続ける理由は、額という結果(ゴール)ではなく、そこに至った経過(プロセス)を知っていただきたいからです。

そもそも、スポーツ競技とは違い、資産形成では他の人と競う環境が整っていません。それぞれ家族構成も違えば、住んでいる地域も違う。勤めている勤務先も業界も違いますし、何よりも保有資産が高ければ良い、というものではありません。

金融投資と自己投資、どちらに重きをおくべきかなんて議論が延々とされ続けていることからも分かる通り、何を大事にするかは千差万別であり、まさにそれこそが自分以外の他人と金融資産を比較することの意味の無さであるわけです。

お金なんてものは底知れぬ魔力や魅力があるもので、

・3,000万円を達成すれば次は5,000万円を目指したくなる。
・5,000万円を達成すれば次は7,000万円を目指したくなる。
・その次は1億円、次は3億円、次は5億円を目指したくなる。

このように額だけをゴールとするとそれはもうキリのない悲しいラットレースのようなものです。

一方で「お金を稼ぐ力を得ること」は大事ですから、先ほども触れた通り、資産形成を実際にしている人による情報発信を通じて、そのプロセスを学ぶことはオススメしますが、単に「他人の金融資産額」との比較をすることだけはやめましょう。

②「保有していない金融商品」との比較

続いてはこれです。資産形成はある意味で「煩悩との戦い」でもあります。

・あの商品を選んでおけば…
・あの時にこれを買っていれば…
・あのタイミングで手放さなければ…

つまりはこんなことです。日々生活をしていればテレビや新聞、SNSなどを通じて最新の経済情報や投資関連の話題が次々に飛び込んできますし、そういったものだけをシャットアウトするのは正直難しい実態もあります。

他の金融商品の情報を耳に入れれば入れるほど、自分が行っている投資内容について疑問や不満、悩みがどうしても出てきてしまうものです。ぼくが個別株をやっていた時代はまさにそうでしたし、2021年にオルカン(全世界株式)でインデックス投資を開始して以降も、

・S&P500にしておけば良かったかも…
・個別株のままだった方が爆発力あったのでは…
・SOX指数であればもっとパフォーマンスは高かった…

こんなことが繰り返し頭をよぎったものです。

コア商品を決めるというのは自身で何らかの根拠があってそうしたのと思います。ぼくの場合は投資対象の地域も割合も「選ばないことを選ぶ投資」としてオルカンを掴んだわけです。

初志貫徹ではありませんが、ここで信念を貫き通さないと次々に商品を入れ替えてしまい、結果として手数料はかかるは税金は取られるは、悩んでいる時間がもったいないわと、資産形成の足かせになります。

そんなわけで「保有していない金融商品」との比較はやめましょう。

③「メディアやSNSの推奨」との比較

「煩悩との戦い」ということを先ほどお話ししましたが、この煩悩を生み出す根元はまさにメディアやSNSです。端的に言ってしまうと、コア資産を決めて自動積立設定を完了したら、その後は一切メディアやSNS断ちしてしまうというのが最も合理的です。

メディア、つまりテレビや新聞、雑誌というのはいつも同じ話をしていては成り立ちませんから、いま現在のトレンドをピンポイントで紹介してきます。投資に関して言えば、

・こんな金融商品に人気が集まっている
・多くの個人投資家がこれに注目している
・近いうちにヒットするビジネスの潮流はこれ

このような旬な話題を届けることがメディアの使命であるからです。だたしその後についてどうなるかの結果までは責任を持ってくれません。

同様のことはSNSにも言えます。SNSの場合は個人発信だということもあり、より身近に感じる話が多いことも注意が必要です。そうした構造の典型例が、著名人を語るSNS投資詐欺だったりします。

個人が、どのような商品でいくらの利益を出しているか、どのぐらいの金融資産を築いたのかというのは、あくまでその人がそのタイミングで起こした投資行動によって得られた結果です。

つまり、それを見た人が同じことを再現することはできません。同じ商品を買うことはできます。ただし、過去に遡ってタイミングを合わせることは誰にもできないからです。

条件を合わせることができない対象と自分とをいくら比べても仕方ありませんから「メディアやSNSの推奨」との比較はやめましょう。

④「成功話」との比較

世の中には「成功話」が溢れています。これは投資に限りません。スポーツや芸能、趣味・娯楽に至るまで、あらゆる分野に成功談というのは存在するものです。

エンタメとして耳に入れるのは良いでしょう。ただし、こんなことはごく一握りであり「もし自分がそうだったら…」と想像しても何も生み出すことはありません。時間だけが消費していくだけです。

成功というのは多くの失敗の上に成り立ちます。株式投資というのは「失敗を経た先に成功があるもの」で、1つも失敗をせずに大きな運用成果を得る、なんて事はおそらく無いのではないでしょうか。

たまたま一撃で投資に成功した人も、その後に必ずどこかで欲が出て大きな博打により怪我をする。そういうことなのでしょう。つまりは失敗は遅かれ早かれ必ず来る。こういうことを含めて投資の奥深さなのだとぼくは思います。

そうした観点からも、ぼくはどちらかと言えば「失敗談」の方が学びがあると考えています。成功プロセスの再現は針の穴を通すような小さく細いものですが、失敗プロセスを反面教師にするということはもぐらたたきの穴を埋めていくことと同じだからです。

そう、同じ轍を踏まないという点において再現性が高いんですね。そんなわけで「成功話」との比較はやめましょう。

⑤「流行の金融商品や投資手法」との比較

メディアやSNSの話とも通じる部分がありますが、流行なんて追いかけてもろくなことがありません。流行は生き物です。人の欲の塊であり、これは常に変化していきます。そしてその先どうなるかを窺い知ることもできません。

ぼくが2000年代に日本の個別株でデイトレードをして100万円の損失を出したのも、2018年1月の暗号資産大暴落に巻き込まれて一瞬で300万円以上を失ったのも、詰まるところ流行に踊らされたからです。

流行に踊らされることの何が怖いかというと「自分の意思で行動していない」ということです。これを言い換えると「他の誰かの意思で動かされている」そんなことです。

これ、冷静になって考えるとすごく怖いことですよね。自分のお金が、自分じゃない誰かの意思によって勝手に動かされていくわけですから。

でも、実際にこういうことはあるんです。

・SNS等を通じた投資詐欺にひっかかることもそう
・銀行でしょうもない金融商品を摑まされることもそう
・インフルエンサーの口車に乗って何かを買わされることだってそう

これは株式投資に限った話ではありませんが、ファッションでも音楽でもゲームでも、流行を追いかけると無駄に手数が増えますし、時間消費も増えます。そして何よりも疲れます(笑)

自分が本当に望んでいるものは何なのか。それを大事にするという意味でも「流行の金融商品や投資手法」との比較はやめましょう。

⑥「理想の未来や過去」との比較

まず前提として理想を思い描くことは大事。それがその人の夢になったり希望になったり自身の活動のモチベーションにつながるからです。ただしその理想の使い方・追い方次第ではいまの自分が振り回されてしまうことだってあります。

過去は変えることができません。

・あの時に投資を始めていれば…
・あの時に結婚をしていれば…
・あの時に転職をしていれば…

こんなことが頭を過ぎることはあるかもしれません。ま、そんなぼくも多少なりはあります。でももうこれは本当に全然意味がない。改めて言いますが、過去は変えられないからです。

では理想の未来像を描くことはどうか。これは過去を振り返るよりも断然マシです。そして資産形成のゴールを作るということは、ある意味で自分が理想とする将来の生活像をイメーシしてそれに必要な額をいつまでに貯めるかを考えることでもあります。

ただし、ここも理想像のあり方次第であり、理想と現実にあまりにもギャップがありすぎて夢も希望も失ってしまうなんてことだって現実には起こり得ます。50代が迫ってきたぼくが今日から藤井聡太さんや大谷翔平さんを目指そうとしても、それは難しいわけです。

いまの自分が最も大事にすべきことは何なのか。最も心地よい環境とは何なのか。それを重視しながらも将来のステップを確実に前進していくことで見える理想像は何なのか。地に足がついた設計をすることが資産形成には求められます。

過去は振り返ってもどうしようもない。未来は飛躍しすぎた内容を追いかけてもどうしようもない。ちゃんと階段として一歩一歩上がった先のゴールを設定していくことが良いということです。

というわけで「理想の未来や過去」との比較はやめましょう。

⑦「周囲の生活スタイル」との比較

資産形成の大敵として良く言われることが「見栄」だったりします。

・その年に流行っているファッションに身を包みたい
・話題のガジェットをいち早く手に入れたい
・好きなゲームの新作を発売日に買いたい

こんな経験良くありませんか?

これらにはゴールがありません。満たせば満たすほど気持ち良くなっていきますから、結果さらに大きな見栄を張りたくなるわけです。そしてポイントになるのは自分が見栄を張っていることに大抵の場合は気付かないということです。

これら事例に共通しているのは比較先の誰かが必ず存在するということです。見栄に限らず「嫉妬」とか「妬み」とか、人間関係にはこういうことが多いですよね。

対処法はすごく簡単で、まずはSNSをやめること。そして友人関係をリセットするということです。ぼくは「やわらか中学校」を始める2020年まで10年間ほどSNSを一切やめていましたし、交友関係もコロナ禍をきっかけにばっさりゼロにしました。

それで困ったことは正直ありませんでしたし、結果的には貯蓄率が高まり資産形成にはプラスに働いています。そういうことからも、周囲の情報を遮断してしまうのがお金を増やす上では最も効果的だということです。

「人がどうしているか?」という情報は自分の判断を鈍らせます。そうした情報を見聞きすればするほどどうすれば良いか分からなくなってくる。自分でもそういう経験がありましたし、貯蓄率ゼロだった時はまさにでした。

つまり交友関係の広さと貯蓄率には密接な関係性があると思います。ということで「周囲の生活スタイル」との比較はやめましょう。

おしらせ

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「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテム

さいごに

今回は「金融資産7,000万円達成のために絶対してはいけない7つの比較」をテーマに話を進めてきましたがいかがだったでしょうか?

これらをやめると何が起きるかというとスバリ

「気が楽になる」

です(笑)

資産形成を長く続けていくためにはマイペースであることが大事、なんてこと言われますよね。

例えば新NISAでの積立設定を周囲に合わせて月5万円から始めたとしましょう。でもそれで手元に生活費がぜんぜん残らなくなったらどうなるでしょうか。「いったん積立やめようかな…」なんてことが起こり得ます。

人に振り回されているということは、つまりこういうことです。

比較をすることをやめれば決断の時の情報は「自分がどうしたいのか」だけになります。これは「自分と向き合う」こととイコールであり、それは一見簡単なように聞こえますが、実は現代人はすごく難しかったりもします。そう、情報過多の社会だからです。

ぼくがSNSをやっていなかったことは先ほどお話しした通りですが、SNSに触れ始めたのはすごく早かったんですね。

2000年前半、黎明期に登場した「Orkut」(オーカット)も「mixi」もサービスロンチ直後から利用していましたし、「旧Twitter」も国内ロンチの2008年から使っていました。

ただし当時は中毒といえる状態で、閲覧も四六時中していましたし、外出するのも投稿するネタのため。外出中もスマホのレンズ越しにしか景色を見ていませんでした(笑)

あまりに過度に使いすぎていた反省もあり、2010年ごろにバッサリとすべてやめたんですよね。

デジタルデトックスなんて言葉もあるように、現代人は情報に埋もれすぎていて、自分自身と見つめ合う時間・機会が全然ないなと感じます。ぼくも実際そうでしたし、2020年のおうち時間がなければいまでもそうだったでしょう。

そう考えていくと、金融資産を増やしていくためにはまず何よりも自分自身と向き合い、自分がどうしていきたいのか、どうなりたいのかを問う。そしてその答えに向かって計画を組み立てる。これを最速でやるためにはとにかく比較しない。こういうことです。

今回の話が皆さんの資産形成のお役に少しでも立てれば良いなと思いますし、皆さんからも「比較」というテーマに対して、実体験や価値観、考え方など、色々な角度からコメントをいただけるとうれしいです!

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

脱・比較。

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