・お金持ちになるためには
・労働者から投資家を目指せ
・「覆面ビリオネア」で起業を学ぶ
おはーん、ペーパー先生です。
今日は事業を起こすことについて考えてみたいと思います。
書籍『金持ち父さん 貧乏父さん』では、
「ESBIのキャッシュフロー・クワドラント」という考え方が提示されており、
お金の獲得方法に基づき次の4つに分類されています。
<労働収入>
E:Employee(労働者)
→労働力を売る・意思決定権なし
S:Self employee(自営業者)
→労働力を売る・意思決定件あり
<権利収入>
B:Business owner(ビジネスオーナー)
→仕組みを作る・意思決定権あり
I:Investor(投資家)
→第三者を利用する・意思決定件あり
お金持ちになるためには、
Employee(労働者)やSelf employee(自営業者)から、
Business owner(ビジネスオーナー)やInvestor(投資家)に回る。
本書ではこの重要性が解説されているわけです。
なお、所属はどれか1つとは限りません。
ぼくのような個人投資家の場合はEmployee(労働者)+Investor(投資家)となります。
また、YouTubeやブログなどで副業を行ってる方は、
Employee(労働者)+Self employee(自営業者)となる。
そのように、単なる労働者から徐々にS→B→Iへシフトをしていくのが理想です。
「覆面ビリオネア」で起業を学ぶ
さて、そんな中でももっとも難しいと思えるBusiness owner(ビジネスオーナー)。
どのように事を起こすのか、イメージが湧かない人も多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひ観てもらいたいのが、ディスカバリーチャンネルのリアリティショー、
「Undercover Billionaire(覆面ビリオネア)」です。
どのような番組かというと、シーズン1では、
住宅ローン貸付を行う事業で財を成したグレン・スターンズさんが、
“90日間で1万ドルから100万ドルを稼ぐことができるか”に挑戦するというものです。
以下のルールも定められています。
・身分を隠す。
・古いトラック、連絡先の入っていないスマホが与えられる。
・原資は100ドル。
また、活動する場所も事前に知らされておらず、
ペンシルベニア州北西のエリーに飛行機で降り立つところから番組はスタートします。
知り合いもいない、泊まるところもない、食べるものもない。
そんな状況下からどのように100万ドルを稼ぐビジネスを作るのか。
このドキュメンタリーでは、その挑戦を生々しく学ぶことができます。
スターンズさんが行なったことはまず生活費の確保からでした。
車中泊から始まり、Tシャツのプリントや家掃除などで当面の生活費を稼ぎつつ、
街中の廃材置き場からお金になりそうな古タイヤを探し、それを高値で売る。
廃業する自動車販売店から中古車を買い取り、それを高値で売る。
これを繰り返して事業資金を貯めながら、街で可能性のあるビジネス探し、
そしてそれを実現するための人材探しなどを並行して行なっていきます。
「なるほど、お金というものはこうやって生み出すんだ」
ということに改めて気付かされるわけです。
特に、会社員として仕事の対価を給与で振り込まれる
働き方しか知らない人にとっては、眼から鱗ではないでしょうか。
自分の経験や強みを生かしつつ、足りない部分はチームでカバーする。
誰に何をお願いするのか。人の目利きも肝になります。
また、リーダーがマーケティングやプロダクトに精通していることも大事ですが、
この番組を見ていると、結局はその中心にいる人の行動力や情熱が
全てなんじゃないかとも思わされます。
それだけスターンズさんの人を惹きつける力が高いことが
画面を通じても伝わってきました。
良い人材が集まるかどうかというのも、結局はリーダー次第ですね。
なお、ご紹介した「Undercover Billionaire(覆面ビリオネア)」は、
現在、日本語吹き替え版がシーズン1のエピソード4までYouTubeで無料配信されています。
では、ごきげんよう。
よろしければ、こちらの記事もごらんください。
「 組織はリーダーの力量以上に伸びない。」(プロ野球元監督 野村克也さん)