・郵便局のバイトで学べること。
・ファミレスのバイトで学べること。
・ゲーム販売店のバイトで学べること。
おはーん、ペーパー先生です。
FIRE(経済的自立をした早期退職)ムーブメントが起きているいま、
労働収入で対価を得るということ自体が脱却すべき「悪魔」の存在で、
資産収入で対価を得ることだけが「正義」、
といった極論を目にすることも増えてきたように思います。
ぼくが感じるのは、例えそれがアルバイトだったとしても、
自分自身で得られるものがあれば、
「自己投資」の側面も多いにあるのではないかということです。
今日はぼくのバイト経験を振り返りながら、
いま何に活きているのかをやわらか紹介していきます。
郵便局のバイト
ぼくがやった初めてのバイトが郵便局の配達でした。
地元の郵便局で毎年、年始限定のバイト募集があったんですよね。
年賀状の配達をするのにあたり、一次的な増員というわけです。
エリアごとに担当が分かれ、免許のある・なしで自転車かバイクが貸し出されます。
配達初日となる1月2日は、出発式なるものがあり、
山盛りに年賀状を搭載した自転車やバイクにまたがった臨時配達員が駐車場に集まり、
掛け声とともに、レースかのごとく全員がスタートを切ります。
年賀状を山盛りにした自転車というのは、実はバランスを取るのがすごく難しく、
スタート直後は転倒者が続出(笑)
F1ならレッドフラッグが振られる惨事ももはや毎年恒例の光景です。
・多くの郵便物を積載して自転車を漕ぎ続けるので足腰が鍛えられる。
・配達エリアの地理にめちゃくちゃ詳しくなる。
・お金を稼ぐことの大変さを学べる。
なお、時給は700円程度でした。
ファミレスでのバイト
お次は『ガスト』です。
ぼくはキッチンを担当していました。
ファミレスはご存じの通りメニューの幅が豊富なため、
とにかく調理を覚えるのが大変なんですよね。
ゲームで『オーバークック2』というものがあります。
プレイヤーはレストランの厨房で、お客さまの注文を次々に
さばいていくというアクションゲームです。
もう、ファミレスのキッチン仕事というのはまさにこれ。
特に金曜・土曜の夜は超高難易度ステージです。
この仕事にはコツがあって、
①複数メニューを最大効率で作るための調理行程を決めておく。
②大人数での来店があった場合は「山盛りポテトフライ」を作っておく。
これらが鉄板です。
・マルチタスクで仕事を進めるための工夫を学んだ。
・来店客が何を注文するかを高い精度で当てる力を身につけた。
・「社員」と「出来るバイト」の価値はイコールであることを知った。
なお、時給は680円でした。
ゲーム販売店でのバイト
最後は『ワンダーグー』です。
音楽CDやゲームソフト、書籍や携帯電話などを扱うショップです。
ぼくのバイト先店舗では、ゲームの中古買取も行っていましたので、
レジ裏には動作確認用のスーパーファミコンが置いてありました。
お客さんがいないときは、バイト仲間とずっと『スーパーマリオカート』やってました(笑)
この仕事での山場は月に一度ある「棚卸」です。
お店を閉めた後に、店内にあるすべての商品を、
一点一点バーコードで読み取っていき、在庫情報とズレがないかを確認する作業です。
これ、1つでもズレがあると原因究明がされるまで帰れませんので、終電時間との戦いです。
深夜勤務代が発生しますから、手間がかかる一方でメリットもあるのですが、
終了時間が分からないという点が恐怖以外の何者でもありませんでした。
・新作ゲームソフトの売れ行きを予測できるようになった。
・来店したお客さんを見て、どのジャンルのゲームを購入するか想像つくようになった。
・お金とモノが交換される小売業の最前線を知ることができた。
なお、時給は800円程度でした。
さいごに
本日はゆるーく、ぼくのバイト歴を紹介しつつ、
人生経験として何を得られたのかを振り返ってきました。
ひとことで言えば「経済」を学んだのだと思っています。
公務員の父に専業主婦の家庭で育ちましたので、
「お金」の話なんて一切する機会がありませんでした。
実体験で「お金を稼ぐ苦労」「仕事の効率化」「売れる商品の法則」
こうした知識を身につけることが、今も活きていると感じます。
まさに”若い時の苦労は買ってでもしろ”ですね。
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では、ごきげんよう。
バイト経験がその人の人格を形成する。