・思い込みが激しい方。
・自分の能力を何倍にも引き出したい方。
・良く分からないルールに困っている方。
おはーん、ペーパー先生です。
思い込みという言葉があります。
深く信じ込むこと。固く心に決めること。合理的かどうかを超えて、1つの事象を事実だと信じて行動をすること。
こうした思い込みパワーは、良く働くことも、悪く働くこともありますので注意が必要です。
今日は「思い込み」のメリット・デメリットについて、やわらか解説していきます。
「思い込み」のメリット・デメリット
以下にまとめました。
<メリット>
揺るがない信念があることで、追い風でも向かい風でも常に自信を持って前進し続けることができる。
<デメリット>
事実と反することを信じ切っている場合、いつまでも正しい情報にたどり着かず遠回りすることになる。
順に説明していきます。
「思い込み」のメリット
何かに新しく挑戦をする場合、
「出来ないかも…」と思うより「必ずできる!」と思う方が、成功確度が高まるというのは、科学的にも解明されています。
成功の”さらにその先”を見据えた行動になることで、周囲との差が開くからだと言えます。
プロスポーツは「必ずできる!」という人たちだらけの真剣勝負。
だから見ていて面白いわけですが、それでも勝ち負けがハッキリ付くのは、
フィジカルよりもメンタルの差かもしれません。
野球で、今まで順調なピッチングを続けていた投手が、
1本のホームランを打たれたことを皮切りに、次々と打たれ始める。
こういうシーンを「崩れた」と言いますが、
まさにメンタルが1本のホームランによって崩れたわけです。
先生の場合だと、社会人になる時の業界選びが例として挙げられます。
iモードなどのモバイルインターネットの登場を目の当たりにして、
これからはIT、特にモバイルデバイスを活用した商品・サービスが世界を席巻する、と考えこの分野に飛び出しました。
自分なりの裏付けはありましたが、「将来の世の中はこうなる!」という思い込みでここまできたわけです。
株式投資の銘柄選定でも同じかもしれませんね。
購入前に、業績や事業トレンド、各種指標はもちろん目を通しますが、
「この会社は将来こういった需要を作り出す!」
といった思い込みがあるからこそ、暴騰しようが暴落しようが、
淡々と保有を続けられるわけです。
「思い込み」のデメリット
例えば、とある国内の制作会社で、
「あのA部長って、企画書を説明するときは、英語の資料も合わせて用意しておかないと、話を聞いてくれないそうだよ。」
通るかどうかも分からないブレストレベルの企画相談をするのに、
すべての社員がわざわざ日本語・英語双方の資料を用意し、
A部長へのプレゼンをするという謎ルールが存在していました。
ある日、中途入社したB主任が新企画をA部長へ説明するのにあたり、
周囲から「英語の資料も用意した方が良いよ」とアドバイスを受けましたが、
その必要性を感じず、空気を読まずにA部長に聞きました。
「企画相談するときに英語の資料って必要ですか?」
するとA部長は
「いらないよ。」
“やっちゃいけない伝説”が崩壊した瞬間です。
このような理由の良く分からないルールって、仕事をしていると山ほどあります。
エグゼクティブレイヤーや大御所作家など、
対象人物の取り巻きが多いほど、本人に意に反するこうした”やっちゃいけない伝説”が山ほど生み出されます。
・当時はそうだったけど今は必要ない。
・取り巻きが良かれと思って不要な仕組みを設ける。
こうあるべきという「思い込み」のデメリットを示す極めて分かりやすい例です。
さいごに
ご覧いただいたように、「思い込み」パワーは諸刃の剣。
良い使い方をすれば、自身の能力を2倍にも3倍にも引き上げてくれる一方、
悪い使われ方をすると、誰も得をしない不本意なルールに雁字搦めにされます。
もし”やっちゃいけない伝説”が猛威を振るっているようであれば、
以前に紹介したこの記事を参考にしていただき、正しい情報を手繰り寄せることにまずは注力いただければ幸いです。
では、ごきげんよう。
思い込みパワーは取り扱い注意。