そのた

FIRE後4ヶ月!ぺいぱが今後のロードマップを語る:無職から個人事業主、そして法人化。

FIRE後4ヶ月!ぺいぱが今後のロードマップを語る:無職から個人事業主、そして法人化。
この記事で分かること

・「無職」になって感じること

・「個人事業主(開業)」のタイミング

・「法人化」を目指す具体的な基準とその理由

ごきげんよう、ぺいぱです。

ぼくは2024年いっぱいで20年近く勤務した会社を早期退職しました。それから4ヶ月ほどが経過し、それ以前の有休消化期間2ヶ月を含めるとおよそ半年。ここいらで「今後どうすんねん」という、いわば「人生のロードマップ」についてこの数日向き合ってみまして、おぼろげながらその全体像が固まりました。

今回はその背景や狙いを包み隠さずお話ししていこうと思います。現在、資産形成を進めていて「将来的にはFIREする!」「新しいことにチャレンジをする!」などを考えられている方には、何らか参考にできる部分があると思います。ぜひ最後までお付き合いください!

「会社員」から「無職」へ

ぼくは2000年に社会人になって以降、昨年2024年末に早期退職をするまで、およそ四半世紀ほど会社員をしてきました。かなりざっくりですがこのような流れです。

ぺいぱの会社員遍歴

 ・2000年〜02年:小規模ベンチャー企業(デザイナー)/20代前半
 ・2003年〜05年:大手IT企業(デザイナー)/20代後半
 ・2005年〜24年:大手IT企業(いろいろ)/20代後半〜40代中盤

2002年から1年間ほどフリーランスで活動していた期間を挟んでいますが、いずれにも共通しているのはすべてIT関連の領域だったこと。この分野での四半世紀というのはとんでもなく凄いスピードと密度で物事が進んでいますので、自分的には50年ぐらい会社員やっていたんじゃないか、という感覚です。

ぼくは趣味を充実させるようなタイプでもありませんでしたので、この間はずっと仕事が生活の中心。人格形成も何もかも全て仕事を軸にして作られていったと思います。そうした点でも、「会社員」から「無職」になるというのは、ぼくの人生においてはかなりパンチのある事象だったわけです。

資産の面では2020年から5年ほどかけて取り組んできた資産形成が功を奏し、無職の今、生活をする上で困ることは特にありません。保有不動産からの家賃収入、そしてYouTube運営による広告収入。微々たるものですがこれらフローが引き続きあることも大きいかもしれません。

それよりも影響があったのは、長年会社人間としてやってきた反動からか、肩書きがない自分への戸惑いという点です。日本人は特に「○○株式会社の〇〇です」と、名前より先に組織の名前がくる文化でもあります。そこがすっぽりと抜け落ちたことの方が、変化としては大きいなと感じています。

ここがどうあるべきかは、今後自分がどのように生きていくのかとイコールですから、まさに今回の本題とも繋がってくるところです。

なお、ぼくは勤務先の退職を決めた際に「1年間はゆっくりする」と決めていましたので、2025年いっぱい、もしくは有休消化期間からのカウントで今年9月いっぱいまでは、現状の無職のままでやっていくつもりです。

「無職」から「個人事業主」へ

次のステップは「個人事業主=開業」です。ぼくの場合、このタイミングは「自分の活動で新しい収入が加わりそうだな」と感じた時に移行しようと考えています。

例えば、

・脚本や原稿執筆の仕事を有償で引き受けることになった。
・YouTubeやブログ以外にも、何かしら受託の案件が入ってきた。
・これから自分の名前や屋号で請求書を出すような取引が増えそうだ。

こうした新たな収入が生まれた場合、すぐに「個人事業主」として開業届を出すことを考えています。これ、世間でよく言われる個人事務所設立のタイミングとも同じですね。開業届を出して屋号(○○事務所など)を持てば、社会的な信用も少しはアップしますし、経費計上や家族への役割づくりにも幅が出ます。

ここで意識しているのは、


 ・何でもかんでもすぐ法人化しない

 ・案件が動き出してから個人事業主になる

この温度感です。ぼくは、会社員に戻って何かをするということは今でも考えていませんし、お金を新たに稼ぐ必要もありませんから、無理にこれらを動かしていく必要はない。必要になったらその枠組みを作っていく。そんな心持ちです。

ぺいぱが早期退職前に建てた人生目標は大きく2つあります。

ぺいぱの人生目標

 ・人の役に立つ物書きをする(自己実現)
 ・若手作家の活動支援をする(他者貢献)

新章開幕!金融資産7,500万円FIRE後の目標設定を考える
新章開幕!金融資産7,500万円FIRE後の目標設定を考える先日、資産形成の目標額だった金融資産7,500万円を無事に達成し、そのご報告をさせていただきました。ここ数日、次の目標設定がどうあるべきかを色々と考えていたのですが、お金ではない部分を目標に据えていくことになりますから実はこちらの方が立てるのすごく難しいんですよね。第二の人生、どのように歩むべきか。FIREを達成した後に人は何を目標に生きていくのか。なかなか深いテーマではありますが、今回はそこに真剣に向き合ってみました。現在、資産形成に励まれていて将来的にFIREを目指していくという方の参考になると思いますので、ぜひ最後までお楽しみください!...

これまでぼくは文章で何かを表現するようなことをやってきました。雑誌のライターや広報の仕事というのはまさにそういうことですね。仕事の中では書籍を執筆することもありましたし、このYouTubeやブログでの情報発信もすべては文章から始まっていたりもします。そうした意味でも目標の1つには「人の役に立つ物書きをする」と設定しました。これを通じて自己実現をするということです。

そしてもう1つ、他者貢献の具体的な形ですがここには「若手作家の活動支援をする」と設定しました。ぼくは社会人をデザイナーでスタートしています。イラストを描くのが好きだったということもありますし、ファミコンをはじめとするビデオゲームで育った世代でもありますから、そうした仕事に就きたかったわけです。

小説を書くにはペンと紙があれば良いですが、デザインとなるとそれなりにお金がかかります。これはアナログでもデジタルでも同様です。画材や機材が必要だから。そう、比較的スタートラインに立つのに敷居は高いんですね。

ぼく自身は大学に通いながら学費をバイトで貯めて、専門学校へ進学しダブルスクールしながら基礎を学びましたが、これはすごく遠回りとなります。投資の世界で運用期間がとても重要なのと同じように、デザインの世界でも若い時に創作活動へどれだけ集中できるかは、その後の作家生命を左右するほど重要だからです。

ですので、ぼくはそうした若手作家、これはデザインだけじゃなく文筆や映像クリエイターなども含みますが、そうした人たちの支援をしていきたいと考えています。金銭的な支援ということもあるでしょうし、人や場所を紹介していくような支援ということもあるでしょう。これが他者貢献の具体的なイメージです。

こんなことを意識してやっていけば、近い将来に自然と個人事業主としての看板は必要になるんじゃないかなとも思います。個人事業主というのはなった瞬間から、

・経費として認められる範囲が広がる

・将来的な法人化にもつなげやすくなる
・家族に仕事や役割を給与という形で生み出せる

こういったメリットが一気に増えてきます。大きいのは冒頭でも触れた肩書きができること。そして社会的信用が底辺の無職からは一歩ステージが上がること。

あとは、もうじき後期高齢者を迎える両親にも、何らかの役割を担ってもらいたい。これにより、社会的な繋がりを保ったり、頭を使うことでボケ防止をしていくという観点からです。個人事業主のサポート業務をちゃんと対価を伴って両親にも担ってもらうこと。ぼくはここも重要視しています。

「個人事業主」から「法人化」へ

そして、3つ目のステップは「法人化」です。ここは正直、行き着くかすら分かりません。あくまで法人化は手段の1つなので、個人事業主としてゆるーくやり続けていく形に落ち着く可能性の方が高いかもしれません。

では、その切り替えのタイミングはどこが良いのか。これは年収が600万円を超えたタイミングで考えています。なぜ600万円なのか? これは一般的にもよく言われる話ですが、法人化によるメリットの分岐点がだいたいこのあたりにあるからです。


具体的には

・設立コスト(登記費用、専門家報酬など)

・毎年の決算に伴う税務申告コスト

・社会保険の加入(役員報酬に対する保険料負担)

法人化はこういった固定費がドンと乗っかってきます。

いま現在の年収200万円程度のままで法人化しても、実際はほとんど節税にもならず、手間とコストだけが増えるだけということが多いです。なので個人事業主への切り替えと同様、法人化も「必要になったらやる」と割り切っています。

もちろんやればやったで法人化には大きな魅力もあります。こんなことですね。


 ・社会的信用、金融機関や取引先との信頼アップ
 ・相続や事業承継の設計がしやすくなる
 ・家族を正式な従業員や役員にして役務を生み出せる

さぁて、法人設立する場合はどんな社名がいいかなー。

おしらせ

キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!

「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテム

さいごに

今回は「FIRE後4ヶ月!ぺいぱが今後のロードマップを語る」をテーマにお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか? まとめるとこのようになります。

大事なのは、「急がない」「無理しない」「コミットしない」こと。今ある資産や収入を丁寧に活かしながら、次のステップに備える。周囲の情報に惑わされず、自分のペースでロードマップを描く。これが後悔しない選択になると思っています。

2021年9月、サントリーホールディングスの新浪剛史(にいなみ たけし)さんが経済同友会の夏季オンラインセミナーの席上でこんなことを話されました。

「日本企業が企業価値を向上させるには『45歳定年制』の導入によって、人材の流動化を進める必要がある。定年を45歳にすれば、20代や30代の人たちが自分の人生を考えて勉強するようになる」

いわゆる「45歳定年制」発言です。「定年制」というワードに刺激がありすぎたため炎上し、その後に発言を撤回されましたが、この考え方自体、ぼくはすごく腹落ちしてるんですよね。

45歳を自らのキャリアを振り返る転換点とする考え方。45歳となれば会社員としての生活を20年以上経過していることになります。あらゆる仕事を一周したとも言えるでしょう。人生としても折り返しをしているタイミングでもあります。

そういう人たちが一旦自分の歩んできた道を離脱して、またゼロから別の場所を歩き始めてみる。こういうことがあると、会社員を続けていくだけでは動くことのなかった脳みそが活発に動き出すと思うんです。そして会社員ではあり得なかった新しい何かを生み出していく。

テレビゲームで言い換えれば「強くてニューゲーム」と同じですよね。これまで得た知識や経験、お金をそのままに、最初から物語をプレイする。そんな40代が増えれば、会社組織も椅子が空きますから若手にもチャンスが生まれていく。社会全体的に活気が生まれていくような気がします。

法律で規定することは難しいでしょうが、こういう価値観を持った人が増えて自発的に行動をするようになると、日本経済は今よりも明るさが戻ってくるようにも思います。これを迷惑だと思う人は、おそらくいま所属している会社組織の中でしか生きることができない、もしくはその外に出たら自信がない人たちなのでしょう。まぁ、ぼくも肩書きをなくして不安になっているぐらいですから、同じ穴の狢だと思いますが(笑)

45歳を少し超えた時点で定年を迎えた経験者としては、やはりこのぐらいの年齢でリセットをかけるのはちょうど良いなと思います。50歳を超えてくると、新しいことへのチャレンジに体力も気力も向かなくなってくるからです。

ぼくもいま、脚本を書くなんてことにチャレンジをしていますが、もうフィジカルもメンタルもギリギリのところでやっています。これがあと10年遅かったら取り組んでいないかもしれません。もちろんどんなことも始めるのに遅いなんてことはありません。ただ、早いほうが良いのもまた事実。20代や30代が多くを占める教室に出向くと、そんなことを強く思うわけです。

ということで、ぼくは50代に突入するまで残り数年となりました。今回示したロードマップがその節目までにどう進むのか。自分自身でも楽しみながらやっていこうと思います。皆さんはどのような人生のロードマップを描かれていますか? ぜひコメント欄で教えてもらえると嬉しいです!

最後の最後にお知らせ! YouTubeで「ぺいぱのひとりごと」というサブチャンネルをやっていまして、原則、平日の朝7時からライブ配信しています。お金や仕事の話題を中心に、直近の出来事でぺいぱが興味のあるものを取り上げ、好き放題喋り倒すラジオみたいな内容です。通勤・通学のお供に最適だと思いますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

40代以降の「強くてニューゲーム」はさらに人を強くする。

よろしければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 資産運用(投資)