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正しい判断をするには正しい情報が必要。

正しい判断をするには正しい情報が必要。
こんな人に読んでもらいたい。

・誤った判断をしてしまう方。
・大きな判断を急いでしまう方。
・正しい判断をするコツを知りたい方。

おはーん、ペーパー先生です。

今日は、色々な意思決定をする場合に重要なたった1つのコツをズバリお伝えします。

それは「正しい判断をするには正しい情報が必要」ということです。

ブログをご覧になられている方には、ビジネスパーソンだけではなく、学生や主婦の方もいらっしゃると思います。

この話はすべての方に共通して当てはまりますので、ぜひ一読いただければと思います。

とある職場でのケース:その1

「正しい判断をするには正しい情報が必要」というのが、具体的にどのようなケースにあたるのか、事例を見てみましょう。

とある職場でのケース:その1

Aさんは「今日ランチでオムライス屋に行かない?」と、Bさんを誘いました。

Bさんは「それいいね。でも今日は〇〇っていう定食屋が全品500円均一をやってるから、こっちに行かない?」と、別のお店を勧めてきました。

Aさんは、その定食屋さんに興味がありませんでしたが、「まぁ500円ならいいか」と思い、Bさんと一緒に定食屋に行くことにしました。

ところがお店の前の立札を見て「500円均一は昨日まで」ということに気づきます。

今から戻ってオムライス屋に行くと、お昼休憩の時間を超過してしまうため、しぶしぶ定食屋で1,000円のランチを取りました。

このケースでのポイントは、Bさんからの「全品500円均一」という情報が誤りだったことにあります。

もし事前にこの情報が伝わっていれば、2人はオムライス屋でランチを取っていたことになります。

ただし、とある1日のランチであること。

そしてその損失が、”たいして好きでもないランチに1,000円払ったこと”で済んでいますので、

大きな被害とはなりませんでした。

とある職場でのケース:その2

これがビジネスの大きな判断だったらどうでしょうか?

とある職場でのケース:その2

ここはとある下町のネジ工場。

この会社は100年の老舗で、創業時から工作機器メーカーのA社と取引があります。

また、A社から上がる利益はネジ工場の8割を占めます。

ある日、海外のスマホメーカーB社からかなり大きな発注依頼がありました。

製造ラインの関係で、A社との取引を縮小した上でないと引き受けることが難しい案件でした。

営業部長は社長に対して「A社との取引を続けるよりも、B社にシフトした方が、利益が前年度比で50%上がります。A社との取引を止めて、B社と契約をしましょう」と進言しました。

社長は営業部長に対し「B社との取引は翌年以降も継続してもらえるのか?」を問いました。

営業部長は「はい。10年間の長期契約を締結できそうです。先方もうちの工場に高い期待を持っているので心配はいらないと思います。ただし、生産ラインは事前に確保することが条件になります。」と答えました。

社長はそれならば、とB社との契約交渉を進めるため、先行してA社の受注を止める判断をしました。

その後、B社との契約締結を進めていくと、「B社側の任意のタイミングで一方的に契約を終了できる」ことが契約書のドラフトに明記されていることに社長が気づきました。

社長が営業部長に確認をすると、認識が双方でずれていた状態であることが判明。

結局、このネジ工場は、創業から100年間も経営を支えたA社からの受注はなくなり、いつ切られるか分からないB社との契約だけが残る、という経営上の大きなリスクを抱えることになってしまいました。

このケースでは、B社との契約条件の細部について、営業部長が誤った情報を持ったまま社長に判断を仰いだことで、本来はすべきでない判断をしてしまった事例です。

もし、B社側に有利な契約条件になる可能性が事前に把握できていれば、判断の基準やタイミングは大きく変わっていたでしょう。

判断は早くすればよいわけではない

今日は2つのケースで「正しい判断をするには正しい情報が必要」を見てきましたがいかがだったでしょうか。

陥りがちなのは、

いま手元にある情報だけで早めに判断をして案件を進めたい。

ということです。

これをやると、誤った判断をするだけではなく、「気付いた段階でもう一度振出しに戻る」ことになるか、「後戻りできなくなる」かのいづれかです。

つまり大きな判断をする時ほど、時間をしっかりかけて、周辺情報を集めきった上で行う必要があるということです。

皆さんも日常生活やお仕事などでぜひご活用ください。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

判断には時間をかけよう。

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