・趣味や学習が継続できない方。
・やりたいことが多すぎて困っている方。
・結果を出せる選び方を知りたい方。
おはーん、ペーパー先生です。
「選択と集中」。
ビジネスパーソンであれば必ず1度は耳にしたことがあると思います。
選択と集中とは:
特定の事業分野に経営資源(ヒト・モノ・カネ)を集中すること。
事業拡大を目指し、本業以外の事業開拓を進めた結果、業績悪化などの環境変化に対応するため使われる打ち手の一つです。
有名なのはこちらですね。
成功したいならあれこれやらない。この鉄則を実例で教えてくれる良いケーススタディです。あのスティーブ・ジョブズさんが97年にAppleへ復帰したあと真っ先にやったことも、40以上あったラインナップをノートブックとデスクトップ、それぞれプロ用とエントリー用のわずか4種類に絞り込んだことでした。 https://t.co/6hpIrdHcGN
— ペーパー警部 | Paper Cap (@papercapinfo) October 3, 2020
「選択と集中」という言葉が広まる契機になったのは、オーストラリアの経営学者であるピーター・ドラッガーが提唱したこと。
加えて、1981年から2001年にかけてゼネラルエレクトロニック(GE)のCEOを務めたジャック・ウェルチ氏が「ナンバー1・ナンバー2戦略」で同社を経営再建させたことが大きいと言われています。
この「選択と集中」の考え方、企業だけではなく個人でも同じことが言えます。
本日は、個人が「選択と集中」をすると何が良いのか、考えていきたいと思います。
企業における「選択と集中」
企業における「選択と集中」は、これをすることで経営効率を高めることができるのが一番のメリットです。
例えばある会社の事業が「お菓子」と「不動産」だったとします。
このように違ったカテゴリでビジネスをしている場合、組織に必要な部署や人材は大きく異なります。
そうなると、本来は共通機能である人事や法務なども、それぞれに特化した部署を作る必要が出てくるため、結果的に二重で従業員が必要になります。
組織は肥大化、情報共有は複雑化、事務処理は煩雑化していきます。
両方の事業が順調に数字を伸ばしていけていれば何の問題もありませんが、成長が鈍化するといずれかに特化しなければ共倒れになる可能性がでてきます。
これが、一般的な企業の「選択と集中」です。
ではこの考え方が個人にどのように活かせるのでしょうか。
マルチタスクで同時進行した場合
先生の例で説明します。
以前、記事でも紹介した通り、先生はこれまで様々な分野に取り組んできました。
・ビジネスで戦える身体づくり。
・英会話力を高める。
・彼女を作って結婚。(※未記事化)
社会人になってからずっとテーマとして抱えていたものです。
10年ほど前に、これらの活動を一斉にスタートさせたことがありました。
格闘技を始め、英会話スクールに通い、合コン三昧。
結果どうなったでしょうか。
すべて1年ぐらいでやめてしまいました。
身について終わるならまだしも、ぜんぶ中途半端!
3つのやりたいことを同時に進めると、当たり前ですがすべての進捗が1/3になります。
洗濯機を回しながらお風呂にお湯を溜めつつ、シャワーを浴びると、水圧がめちゃくちゃ低いのと同じです。
人間、蓄積が見えないとモチベーションが切れやすくなります。
まさに「三兎を追うものは一兎も得ず」
これらに投じたお金は純損失となるわけです。
シングルタスクで段階的に進行した場合
上記のことがあり、これ以来の先生は一点集中で物事を進めることにしました。
まずは優先順位決め。
何よりも身体が資本だということ、40歳までに結婚したいこと、を念頭にこの順番となりました。
①ビジネスで戦える身体づくり。→2013年から2016年
②彼女を作って結婚。→2016年から2017年
③英会話力を高める。→2018年から現在
まずは身体づくり。
こちらはパーソナルトレーナーを付けておよそ4年間ジム通い。
これで身体の基礎作りをした後に、マッチングアプリ『ペアーズ』をゴリゴリ使って彼女づくり。
彼女ができた後は、英会話力を高めるために『スタサプ』『トライズ』への挑戦。
ということで、現在その結果は、
①ビジネスで戦える身体づくり。→〇体形を維持中。
②彼女を作って結婚。→×独身彼女なし。
③英会話力を高める。→△日常会話レベル。
こんな感じです。
おいおい!②が後退してるんじゃね?
というツッコミはそっと置いておくことにして、とりあえず全体的には前進していることがお分かりいただけたかと思います。
ということで、個人にも「選択と集中」の考え方は活かせます。
企業における集中というのは1つだけをひたすらやり切ることを指すわけですが、先生はスキルの幅も重要視しているため、このように段階的に注力分野を移していく進め方を取っています。
プログラムだけやれる人よりプログラムとデザインの両方をやれる人の方が希少です。その上でプランニングまでできるとなればもう引く手あまたです。人材の希少性というのはGoogle検索するのと同様、複数スキルを組み合わせるほど対象は絞られるのでその価値が高まるわけです。では、ごきげんよう。
— ペーパー警部 | Paper Cap (@papercapinfo) October 4, 2020
本日は「選択と集中」をテーマに話を進めてきました。
先生の経験上、シングルタスクで1つ1つ丁寧に着地する確度を高めていく方が、自己投資の回収には適していると感じます。
やりたいことが複数ある方はぜひ参考にしていただければと思います。
では、ごきげんよう。
警部のスキルは高まれど、婚期は遠のく。