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家計を破綻させる少額支出「ラテマネー」を防止するために行っている9つのこと

家計を破綻させる少額支出「ラテマネー」を防止するために行っている9つのこと
この記事で分かること

・ラテマネーとは?
・ラテマネーの防止方法
・塵も積もれば…

ごきげんよう、ぺいぱです。

いきなりですが、皆さんは「ラテマネー」という言葉をご存知でしょうか?こんな意味があります。

☕️ラテマネーとは

無意識のうちに使ってしまう少額の買い物を指す。例えばコンビニや自動販売機での飲み物・おやつなどへの支出。”塵も積もれば山となる”で、その日だけ見れば少額だが長期で考えると非常に大きな支出となるのがラテマネー。アメリカの資産アドバイザーによって提唱された概念で、1杯のコーヒー代からこのネーミングがついた。

仮に1日500円を使ったとすると、

1年で18.3万円
10年で182.5万円
30年で547.5万円
50年で912.5万円
70年で1,277.5万円

にもなります。日々のちょっとした支出が、将来のゆとりを少しずつ奪っているわけですね。では、具体的にどんなものがラテマネーにあたるのか。見ていきましょう。

☕️コーヒー:
カフェでのコーヒーやそれに類似する飲み物の購入。

🍩お菓子やスナック:
自動販売機やコンビニでのお菓子、スイーツ類の購入。

🍔外食:
レストランやファーストフード、コンビニなどの利用。

🚕交通費:
自転車や徒歩の移動圏内での公共交通機関の利用。

💄贅沢品:
高価格帯の文房具や化粧品、日用品などの購入。

📱ゲーム:
アプリやオンラインゲームでの追加コンテンツ購入。

もちろん「これらのすべてがNGである」ということではありません。自分にとって本当に必要なものを取捨選択できていればそれで良いわけですが、そうした意識を持つことなく何となく支出が垂れ流されているケースは存在します。これには気を付けなければいけません。

動画解説

このブログの内容は動画でも解説しています。

ラテマネーの怖さは、先ほども触れたように小額の支出が積み重なって大きな金額になる点です。このような無計画支出の結果として家計破綻を招く可能性があるんですよね。

どれだけ収入があったとしてもいわゆる”バケツに穴が開いている状態”であればお金は貯まりません。本来優先すべき資産運用に割り当てるべき資金にも影響しますし、突発的な出費への対処や老後生活の安定確保も手薄になってしまいます。

また、クレジットカードのリボ払いなどで負債を抱えることにも繋がりかねません。言わずもがなですが負債が膨らめば金融的なストレスや生活の不安を引き起こすことになります。

病気とラテマネーは早期発見・早期治療に限ります。ここまでご紹介してきたように、ラテマネーは小額の支出とバカにできない大きなリスクを伴うものであり、意識改革をしていくことが重要です。

こんな偉そうなことを言ってるぼく自身も10年前は貯蓄率ゼロの時代がありました。懇親会やゲームソフト、家具・家電など一発が大きい支出も多分にありましたが、これらに加えて細かいラテマネーも山ほど存在していたんですね。

恐ろしいのはこれらが目に見えていなかったということです。家計管理を一切していませんでしたから知る術がなかったわけです。ウイルスや放射能も同じですが目に見えないけど害があるものの恐怖ってありますよね。知らないうちに家計を蝕んでいくという点では、ラテマネーも同じ怖さがあります。

今回は、家計改善を行い貯蓄率の過去5年平均4割となったぺいぱが、ラテマネーを防止するために行っていることについて紹介していきます。

あくまで40代独身男性の取り組みということで、すべての人にはピタリと当てはまらないかもしれませんが、日常生活を送る上で気を付けるべきポイントの気付きやヒントにはなると思います。さくさく紹介していきますので、ぜひ最後までお楽しみください。

ラテマネーを防止するために行っている9つのこと

では早速1つずつ見ていきましょう!

①アルコールを飲まない

元々ぼくはビールやウイスキー、日本酒などお酒を嗜んでいました。ところが3年ほど前からコロナ禍で外食がパッタリなくなったことと、健康診断で高血圧の指摘を受けたことが相まって、お酒を飲むことをすっぱり辞めたんですね。そうすると当たり前ですが家でも飲まなくなるわけですから、購入する飲料と言えばもっぱらミネラルウォーターとプロテインぐらいになり、頻度と単価がグッと下がりました。

②間食をしない

食べ物を口にするのは食事を取るときだけと決めています。当たり前ですが間食をしていない方が、ごはんが美味しく食べれます。また、何かを口にした後は歯磨きをするよう習慣化しています。そのため外出時に間食をすると歯磨きも必ずセットになりますから実に面倒臭いんです。シンプルに生きるという点で、食べる行為を極めて少ない回数にまとめることも重要視しています。

③衝動買いをしない

倹約を始める2020年以前は、本当に色々な場面で衝動買いをしていました。コンビニスイーツを始め、新作ゲームやガジェットなど、オフライン・オンラインの両方で実に細かい買い物を重ねていたわけです。1つ数百円〜数千円のものが中心なのですが、買っただけでそのまま放置、というものも数知れません。「取り敢えず」「念のため」「今のうち」という考え方をすべて捨て切ることが大切です。

④寄り道をしない

会社の帰り道などで計画外の寄り道をしない。これも効果的です。普段と違う道を歩くのはすごく楽しいですが、節制の考え方が身についていない人がやると、道中のお店にフラッと立ち寄り予想だにしなかったものを買っている、なんてことにもなります。ぼくは街歩きが好きなので、昔はこの手の支出も多かったです。計画外の行動は計画外の出費も生み出す。これを忘れないようにしたいですね。

⑤ゲームをしない

ぼくはファミコン世代ど真ん中ですからゲームは今でも好きです。ただし近年は購入した後も追加パックがあったり、そもそも基本プレイ無料で課金型だったりと、少額支出をしてもらうための仕組みとゲームがセットになっています。ゲームはエンタメの1つでしかありませんから、例えば映画や小説など、得られる体験と対価が明確に決まっている商品・サービスにだけ支出をするように心がけています。

⑥不要な外出を避ける

先ほどの寄り道と考え方は近いですね。一歩家から外へ出ると必ずお金が出ていきます。予定がレストランや映画であればその段階で支出が確定していますし、ふらっと散歩をするにしても途中のカフェで休憩したり、気になる雑貨を購入したりなど、常に支出と隣り合わせなのが外出です。別に引きこもりになれと言っているわけではありません。外出は支出を伴うという意識を常に持ちましょうと言うことです。

⑦趣味にお金をかけない

以前も同じ話題に触れたことがありましたが、趣味が「車いじり」や「海外旅行」という人と、「ランニング」や「読書」という人だと、どちらにお金がかかるかは明白です。もちろん自己投資の観点では前者も重要ですが、娯楽であるという前提だと後者の方がコスパは良いわけです。ぼく自身にはこれといった趣味はありませんが強いて挙げるとすれば「街歩き」「筋トレ」「二度寝」「ブログ」「YouTube」ぐらいです。

⑧サブスクは利用しない

ぼくは2020年の家計改善で年間166万円を削減しました。その中でも大勢を占めていたのがサブスクで17万円ほどにもなっており、多くが全然使っていないものだったんですね。問答無用ですべてを解約、その上でどうしても生活に必要なものだけを戻すという作業を行いました。これが家計改善には最も効果的な打ち手です。世の中には人からお金を吸い上げる誘惑や仕組みがたくさん存在しますがその代表例がサブスクです。

⑨無理をしない

ここまで8つの方法をお届けしてきましたが、最後はこれです(笑)何かを変えようとするときに、一番もったいないのは取り組みが続かないことです。効果がすごく高いことを無理して導入するよりも、効果は薄いけど長く続けられてかつ習慣化できるようなことから優先的に手をつけたいところ。もちろん月に1回はチートデーとして我慢せずにラテマネーをガンガン使う!という息抜き、メリハリがあっても良いと思います。

おしらせ

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「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテム

さいごに

今回は「ラテマネーを防止するために行っている9つのこと」をテーマに話をしてきましたが、いかがだったでしょうか?

ラテマネーで得られる満足はお金を使わずに代替することもできます。水筒を持参する、お弁当を作る、お金のかからない趣味を見つける。1日500円を新たに稼ぐよりも、節制する方が確実ですし難易度も低いはずです。

資産形成というのはある意味で=生活習慣である、なんてことをぼくは良く口にするわけですが、今回紹介したラテマネーはその極みかもしれませんね。まさに生活と密着、だからこそ少額なのにその支出を変えていくことがすごく難しいわけです。

資産形成においてどれだけ貯蓄できるかはすごく重要です。いつもご紹介をする資産の方程式にある通り、如何に余剰資金を作りそれを資産運用に回せるか。それが全てと言っても過言ではありません。

<資産の方程式>
(収入 - 支出) + (資産 × 運用利回り)
   フロー       ストック

冒頭にも触れた通り、”塵も積もれば山となる”です。投資信託の手数料を物凄く気にしている一方で、自身のラテマネーには無頓着の方もいらっしゃるのではないでしょうか。これ、どちらも雪だるま式に大きくなっていくのは同じです。

人間というのは目に見えない事象は記憶にも残りづらいですしすぐに忘れてしまいます。だからこそ家計簿をつけることが大事なんですね。今はアプリを使えば現金決済以外の支出はすべて自動で見える化してくれますから実に手間のかからない良い時代になりました。

家計簿で100円とか500円とかのラテマネーの明細を山のように目にすると心が痛むわけです。だからこそ支出の見える化は必要なんですね。ラテマネーを防止するためのステップはシンプルにこのようなものになるでしょう。

ステップ1:家計簿をつける
ステップ2:自分にとって必要不可欠なラテマネーを決める
ステップ3:それ以外をすべて辞める

普段からラテマネーを意識して支出をコントロールした生活を送っている方は、今回ご紹介したもの以外にも色々な工夫をされているかと思います。どんなラテマネーと対峙していたのか、それをどのように改善したのか。ぜひコメント欄やX等でその取り組みを教えてください!ぼくも勉強させてもらいます。

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

塵も積もり過ぎると山では済まない。

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