・デフレが続くと元気をなくす
・「ありがとう」は「お金」になる
・お金は偉くない
おはーん、ペーパー先生です。
皆さんは日頃から「ありがとう」という言葉を使っていますか?
このブログの内容は動画でも解説しています。
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ホテル暮らしをしている先生は、基本的には外食となります。
コンビニだったり、飲食店でお弁当などを購入して
部屋に持ち帰ってからいただくのですが、
商品の受け渡しするときには必ず店員に「ありがとう」と言います。
自分の生活を支えてくれている方々に対する感謝の気持ちを忘れない、ということですね。
以前に同様のタイトルで記事を書いたことがありましたので、
ご興味があればこちらもご覧ください。
デフレが続くと元気をなくす
そんな「ありがとう」。
「いくら言ったところで、自分に何の利益ももたらさないじゃん」
そんなことを思った人がいるかもしれません。
いやいや、実は1つの「ありがとう」は回り回って
自分のところに「お金」として戻ってくることだってあります。
どういうことなのか、順番に解説していきたいと思います。
日本は長らくデフレが続いています。
デフレというのは、我々が普段買っている商品・サービスの値段、
つまり物価が全体的に下がる現象を指します。
商品・サービスの値段が下がるんなら買いやすくて良いのでは?
と思ってしまうのですが、
値段が下がるということは企業の収益も下がります。
企業の収益が下がるということは、従業員の給与も上がらないわけです。
給与の上がらない従業員はやる気がだんだんとなくなっていきますから、
デフレが長期化すると、国の活気がどんどんと落ち込んでくことにも繋がるわけですね。
「ありがとう」は「お金」になる
では、「ありがとう」がなぜ「お金」に繋がるのか。
レオス・キャピタルワークスで投資信託「ひふみ」シリーズを
運用する藤野英人(ふじの・ひでと)さんがこのようなことを言われています。
「『ありがとう』こそ最高の投資。」
藤野さんが考えるロジックに、先生の考え方を足すとこうなります。
①労働者が「ありがとう」を言われる。
②感謝された労働者は仕事にやる気が出る。
③やる気がある労働者を抱える企業の業績は上がる。
④業績が上がった企業の従業員は給与が上がる。
⑤給与が上がった労働者は仕事や会社が好きになる。
⑥仕事や会社が好きな労働者は他の会社も応援したくなる。
⑦頑張っている会社を応援するのに投資をするようになる。
⑧投資をすることで経済成長を享受することができる。
「風が吹けば桶屋が儲かる」理論みたいなものですね。
でもこの考え方、すごく筋が通っています。
感謝は循環する、とよく言いますが、
自分が発した「ありがとう」という言葉は、
巡り巡って、別の誰かから「ありがとう」になって返ってくる、
というのが先生の基本的な考え方ですが、
この「ありがとう」の交換が日本中で起これば、
人のモチベーション向上に繋がり、ひいては経済を回していく力にもなる。
決して飛躍した話ではないと思います。
藤野さんの「ありがとう」論にご興味がある方は、
ぜひこちらの動画をご覧ください。
さいごに
ちなみに感謝の気持ちは心の中で思っているだけではダメです。
ちゃんと口に出して相手にしっかり伝えることが重要。
商品・サービスの受け渡しというのは、どちらの立場も平等です。
お金を払っている側が、商品・サービスを提供してくれる人に対して
「対価だから当たり前」と思ってしまってはいけません。
お金を払っている方が”偉い”というのは、まやかしです。
本来ただの紙切れなのにそこに価値を感じるという魔法は、
時に、人を惑わしたり勘違いをさせてしまっているわけです。
いやぁ、お金って本当に怖いですね(笑)
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
「ありがとう」と言って怒られることはなし。