・プロのの考え方を知るのは大事
・成長する日本企業を見極める方法
・数々の興味深い投資哲学
おはーん、ペーパー先生です。
どのような投資スタイルだったとしても、資産運用する上で必要なのものは、プロの考え方です。
ウォーレン・バフェット氏やジョージ・ソロス氏などレジェントの考え方を書籍を通じて知ることも大事ですし、
もっと身近なところでは、プロのファンドマネージャーの考え方を知るのも良いですね。
今日は、このブログでも何度か取り上げていますが、「ひふみシリーズ」を手掛けるの藤野英人さんの金言をやわらか紹介します。
成長する日本企業を見極める方法
ソーシャル経済メディア「NewsPicks」公式YouTubeチャンネルのコーナー「成毛眞 2040 未来からの提言」。
元日本マイクロソフト社長で現在は作家として活躍されている成毛眞氏をナビゲーターに、
毎回ゲストを招いたテーマトークを行っている番組です。
第8弾は、レオス・キャピタルワークスの藤野英人氏がゲスト。
数十年後もサバイブできる企業の特徴とは何かについて興味深い話が展開されています。
後半12:20辺りからの藤野氏のコメントを文字起こししました。
【出典】会社名が〇〇?成長する日本企業を見極める方法とは?:成毛眞×藤野英人(NewsPicks)
2021/04/26
藤野氏:
面白いデータがあって、この3年でも5年でも10年でもそうですけども、日本の(全上場企業)3,600社のうち700社ぐらいが大手町とか丸の内という半径10キロぐらいのところにひしめいていて、要は経団連企業とか超有名企業が集積しているわけですよ。
で、この700社と残りの3,000社。3年、5年、10年で投資をして、どの年も大手町とか丸の内の会社が、残り3,000社に勝ったことがない。株価で負け続けなんですよ。
東京の会社が地方の会社を陵辱(りょうじょく)している、搾取しているという風に思っている人が多いじゃないですか。逆なんですよ。地方の会社が東京の大手の会社をむしってるんですよね。
ただこれは少しギミックがあって、東京は大手町・丸の内と限ってるんだけども、渋谷とか港区、新宿の会社は成長してるんですよ。要するにエスタブリッシュメントの人たちが沈んでいる歴史なんですよ。この30年間ずっとそうなんです。
漢字の名前の会社と、カタカナの名前の会社っていま半々なんですよ。日本の中で言うと。で、漢字企業とカタカナ企業で株価パフォーマンスを比べてみると圧倒的にカタカナなんです。
なので漢字の会社で大手町・丸の内にある会社を除くとパフォーマンスが良くなるんですよ。
日経平均株価が30年ぶりに3万円台を突破したこともあり、
ここ最近は色々な形で30年間を振り返る良いきっかけになってたりしますが、
長年、日本株を広く深く見られてきた藤野氏ならではの視点ですよね。
また、隠れた実力企業を発掘して応援してきた同氏の投資スタンスからすれば、
重厚長大な老舗企業への痛烈な批判にも捉えられます。
さいごに
企業分析をする場合、「ROE/ROI/ROA」などのファンダメンタルズ分析や
「チャート」をもとにしたテクニカル分析が有名ですが、
より俯瞰して企業を見ていくと藤野氏のような傾向分析もすごく大事ですよね。
「サイトのトップメッセージで”弊社”と言ってる会社はダメ」
「訪問した時に社員用の傘立てにビニール傘が無造作に立ててある会社はダメ」
などなど、数々の興味深い投資哲学をお持ちですので、
また機会をみて紹介していこうと思います。
よろしければこちらの記事もよろしければどうぞ。



では、ごきげんよう。
良い企業とダメな企業を見極める法則は存在する。