・オルカンの含み益推移
・含み益が増えた要因
・運も味方につけろ
ごきげんよう、ぺいぱです。
今年は株式市場が年初から堅調に推移しています。S&P500は年初来で15%超、ナスダックに至っては30%超となっており、コツコツ・たんたん・中長期で資産形成を進められている方は、順調にその額を増やされているのではないでしょうか。
このブログの内容は動画でも解説しています。
そんなぺいぱは、毎月恒例のコンテンツ「収支・運用状況」の中でもお伝えしている通り、7月末で初めて金融資産が5,000万円の大台に到達しました。
振り返ると初めて1,000万円の大台に乗ったのは2017年1月末でしたから、そこから苦節78ヶ月。つまり6年と5ヶ月かけて小金持ちの基準とされる金融資産5,000万円にたどり着いたわけです。
こちらがその推移です。
2017年01月末 1,014万円
2020年06月末 2,001万円(41ヶ月)
2020年12月末 3,104万円(6ヶ月)
2022年03月末 4,030万円(15ヶ月)
2023年07月末 5,005万円(16ヶ月)
※カッコ内は前回からの期間
ぼくが資産形成を始めたのは2020年7月からですから、それ以前と以後で資産増ペースが大きく変わっていることがよく分かりますね。特に2,000万円から3,000万円まではわずか6ヶ月でしたから、空前の金融緩和相場の凄さを改めて実感します。
そんなプロセスを振り返ったこちらの回「金融資産5,000万円達成までの軌跡を1,000万円単位で振り返る」では、当時の保有商品や月収なども詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
そんなぺいぱの資産形成。収入向上や支出削減なども資産増に大きく貢献はしていますが、やはり最大の功労者はコア資産として保有している『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』になります。
元々は外国の個別株で運用をしていましたが、2021年6月にそれらをすべて売却し、2,500万円分のオルカンを一括購入。それ以降毎月30万円分を積立購入し続けています。お付き合いとしては丸2年を超えることになるんですね。
今回はそんなオルカンの含み益がついに1,000万円目前まで迫ったことから、これまでの含み益を100万円単位で振り返っていこうと思います。
なお、資産運用のあり方は千差万別。人の数だけ存在するのでただ1つの正解はありません。今回ご紹介する内容はオルカンを投資商品としてオススメするものではありません。
あくまでぺいぱ個人の実績をただ素直に振り返るだけのものです。来年から始まる新NISAに向けて投資商品の検討をされている方も多いかと思いますので、ぜひそうした参考の一助になれば嬉しいです。
オルカン(全世界株式)の含み益を振り返る
では、さっそく見ていきましょう!
2021年06月末 +15万円(+0.58%) [start]
2021年10月末 +196万円(+7.28%)
2021年12月末 +278万円(+9.91%)
2022年03月末 +334万円(+11.74%)
2023年05月末 +550万円(+16.69%)
2023年06月末 +837万円(+25.16%)
2023年07月末 +906万円(+26.98%)
2023年09月現在 +990万円(+28.96%) [Now]
※月末時点の数字を四捨五入
※カッコ内は評価損益率
オルカンの購入から現在までの期間はわずか2年3ヶ月。これで含み益1,000万円目前というのが、遅いと思われるか早いと思われるかも人ぞれぞれだと思いますが、「順調である」とは自信を持って言えるのではないでしょうか。
オルカンは世界のおよそ2,800を超える銘柄に分散投資しています。時価総額加重平均という仕組みにより時価総額が高いものはより多く、低いものは少なくなるように自動で調整がされていきます。
現在およそ6割が米国株となっていますが、将来的に日本株が復調していったり、中国株が躍進したりすれば、割合もそれに応じて変更されていきます。つまり今後の経済がどのように動いていこうが、オルカンがすべてカバーしてくれるというわけです。
全てが網羅されているということは、元気があまりない企業の銘柄群も併せ持つことになりますから、元気のある企業の銘柄群だけを集めた商品と比べるとパフォーマンスは見劣りします。
過去のリターンが将来を保証するものではありませんが、1900~2017年において全世界株式の年平均リターンが5.2%に対し、米国株式は6.5%、米国を除いた全世界株では4.5%ということが、まさにそれを示しています。
では、今後どの地域が強くなるのか?それをきめ細かくメンテナンスしていけるのか?正直なところこれを個人投資家がやりきるのは難しい。ですので選ぶことをしない、あえて選ばない。だからオルカンを選ぶ、というわけです。
また、オルカンは株式への投資という側面のほか、通貨分散の役割も担います。なぜならば構成している23の先進国・地域、24の新興国・地域へは、現地通貨で買い付けが行われているからです。
<オルカン組入上位通貨の比率>
1 🇺🇸アメリカドル (63.6%)
2 🇪🇺ユーロ (7.5%)
3 🇯🇵日本円 (5.6%)
4 🇬🇧イギリスポンド (3.7%)
5 🇨🇦カナダドル (3.1%)
6 🇭🇰香港ドル (2.5%)
7 🇨🇭スイスフラン (2.5%)
8 🇦🇺オーストラリアドル (1.9%)
9 🇮🇳インドルピー (1.6%)
10 🇹🇼ニュー台湾ドル (1.3%)
この数年、円安がかなりの勢いで進んでいます。日本円だけで資産を保有していると価値の減少に対応ができませんから、そうした観点でもオルカンは有効な打ち手となります。
詳しくは来年1月からスタートする新NISAについて取り上げたこちらの回「新NISAはオルカン(全世界株式)一本でいく!」でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
さて、改めて含み益の履歴を見ていきましょう。
2021年06月末 +15万円(+0.58%) [start]
2021年10月末 +196万円(+7.28%)
2021年12月末 +278万円(+9.91%)
2022年03月末 +334万円(+11.74%)
2023年05月末 +550万円(+16.69%)
2023年06月末 +837万円(+25.16%)
2023年07月末 +906万円(+26.98%)
2023年09月現在 +990万円(+28.96%) [Now]
※月末時点の数字を四捨五入
※カッコ内は評価損益率
このように順調に数字を増やせたのは、もちろん運が良かったこともあります。インデックス投資は完全に株式市場に身を委ねているわけですから、2008年のリーマンショックのような金融危機が起これば、含み益どころか資産が半分になることだってゼロとは言えません。
ではどんな運が良かったのか。例えばこのようなことが挙げられます。
・2021年6月に2,500万円分のオルカンを一括購入した際のドル円は109円後半-110円前半だった。
・オルカン購入後の株式市場はしばらく堅調だった。
・一転して2022年は軟調だったが何も考えずに積立し続けた。
オルカンを購入するまでは、複数の米国・中国・東南アジアのハイパーグロース株を保有していました。これらが、空前の金融緩和相場で急上昇したことが、オルカンの投資原資に活かされました。
投資に「たられば」は厳禁ですが、もし個別株まま保有していれば、2022年には資産を大きく減らしていました。半分どころではありません。1/3から1/5ぐらいになっていたかもしれません。
そうした点でも個別株からオルカンへの切り替えは絶妙だったわけですが、けして狙ったわけではないんですね。複数の金融商品での管理が面倒くさくなっただけで、その我慢の限界がたまたま2021年6月だったわけです。
コロナ禍で、自宅の荷物を山ほど捨てて、キャリーケース1つでホテル暮らしを開始したのもこの頃でしたから、なんといいましょうか、自分の中では人生リセットの時期だったということもあります。
ま、そんな理由が功を奏して個人投資家が皆で苦しんだ2022年も無事に乗り切り、いよいよ含み益1,000万円まで目前のところまで来たというわけです。
おしらせ
キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!
さいごに
今回は「オルカン(全世界株式)の含み益がついに1,000万円目前!」をテーマに、過去の含み益の歩みを振り返っていきましたがいかがだったでしょうか。
なんやかんや語ってきましたけど、最後は「運」みたいなことを言ってしまいました(笑)金融商品などでお金を育てることを資産運用と言いますが、まさに”「運」を用いる”ということなんじゃないかなとぼくは思います。
あくまで含み益です。こんなものは水物。評価額を押し上げている為替も水物です。来月には含み益が無くなっている!なんてことだって絶対にないとは言い切れません。
最後は運。人生も資産運用もそういうものなのでしょう。ただ1つ確実に言えることは、行動しない人には運が回ってこないということです。
ぼく自身もこれまでデイトレードや暗号資産などへの投機で数々の痛い目にあってきました。そして社畜生活の苦労を味わいながらもこの本業収入がなければ投資原資を作り出すことはできませんでした。
そうした1つ1つの行動の積み重ねこそが運を引き寄せていく。こんなことが言えるんじゃないかなと思います。
オルカンであるべきかはさておき、少なくても「長期・分散・低コスト」。これに当てはまる投資信託やETFをコア資産に据えて運用していく。お楽しみ枠としてサテライトで少しばかり遊ぶ。そんな形が心地良い資産運用になるのではとぼくは感じています。
コア・サテライトに関してはこちらの回『資産を増やすのに爆発力が欲しい方にオススメ「コア・サテライト戦略」』で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
今回の経験談は、詰まるところ”ほったらかしでも資産は育つ”ことを証明することでもあります。オルカン一括購入後は自動入金・自動積立設定をしているため、何一つ手を入れていないからです。この2年間何一つです。
そうして浮いた時間でFP(ファイナンシャル・プランニング)資格を取得したり、ブログやYouTubeの運営をしたりに使っているわけですから、非常に有意義ですね。ま、結局お金に関することばかりやっていますが(笑)
人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう!
では、ごきげんよう。
行動しなければ運は引き寄せられない。