・成長を感じられない時
・「ブラックサンダー」復活劇
・資産運用でも同じ
ごきげんよう、ペーパー先生です。
仕事でも趣味でも、志半ばで止めてしまう、諦めてしまうことってありますよね。
どんな時にそうなるのか。
それは「成長を感じられない時」です。
例えば、金融資産を増やすぞ!と思い立って、
1年後にぜんぜん増えていない。むしろ減っていれば挫折します。
ゲームを上手くなってeスポーツ選手になるぞ!と思い立って、
やってもやっても、全然相手に勝てないようだと挫折します。
どちらの例でも、その世界で成果を残している人が、
YouTubeやブログなどで、余すことなく価値ある情報発信をしていますから、
それをなぞっていけば一定のレベルまでは到達するでしょう。
ただし、その一定からさらに上の世界へ行くのには、弛まない努力が必要になるわけです。
やり続けるのか、それとも諦めてすぐ次のチャレンジに移るべきなのか。
この辺りの判断基準は、上を目指せそうかの手ごたえによるのかもしれません。
さて、日経電子版にこんな記事が掲出されていました。
1994年に登場した有楽製菓のチョコ菓子「ブラックサンダー」が
売れ続ける理由を取り上げたものです。
少し内容を見てみましょう。
ダンサーのラッキィ池田さんが、ダンサー仲間のSAMさんと「なぜダンスの世界で生き残れたのか」という会話をした記事(他紙ですが)が今も記憶に残っている。「才能か? 努力か?」と議論した結果、結局「やめなかったこと」で意見が一致したという。1994年発売のチョコ菓子「ブラックサンダー」。今春、ファミリーマートとコラボしたフラッペは約1カ月で約560万杯を販売した。今やシリーズ合計で年2億本を出荷するこの人気菓子が生き残った理由の一つが、まさに「やめなかった」ことだ。
【出典】ブラックサンダー、年2億本 販売休止からの逆転劇(日経電子版)
2022年6月23日 11:00 [有料会員限定]
この「ブラックサンダー」、実は発売当初は
ぜんぜん売れずに販売休止寸前まで追い込まれていました。
この記事では、その後の復活劇の要因として以下のポイントを挙げています。
・九州で人気が根強く、現地の営業担当者が「九州だけでも売ってほしい」と本社に懇願した。
・英語表記だった商品名を、子供でも読みやすいようカナ表記に変更した。
・対象を子どもから大学生に広げるため、大学生協へ販路を拡大した。
その後、一言カードで有名になった「生協の白石さん」や、
体操の内村航平(うちむら・こうへい)さんにも紹介され、
一気に若い世代へと認知が広がりブランドを確立することになります。
商品そのものの良さを最初期に理解してくれたファースト支持層を大事にし続けることで、
どこかのタイミングから爆発的な認知度を得る。
これは何も「ブラックサンダー」に限らず、冒頭に紹介したような
仕事や趣味で続けていることでも同じではないでしょうか。
やり続けていけば、どこかで大きな成果が出る、多くの人の支持を集める、
ということになり得るんだと思います。
資産運用におけるぼくのポリシーは「コツコツ・たんたん・中長期」。
最初は小さくても、複利効果が資産形成の大きな原動力になる。
これ、投資に限りませんよね。
ぼくの日課、SNSでの情報発信活動にも同じことが言えそうです。
どこかのだれかに役立っている、楽しんでいただけている、ということを信じて
細く、長く、たくましく、今後もやっていきたいと思います。
人生はノーコンティニュー!
悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
時には諦めが悪いことも大事。