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800人のシニアが人生で最も後悔していること

800人のシニアが人生で最も後悔していること
この記事で分かること

・「金融投資」よりも「自己投資」に軸足
・仕事が忙しいことを理由に放置しがち
・ポイントは自分をどう律し続けられるか

ごきげんよう、ぺいぱです。

「人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。」

…いきなり終わるんかい!と思われた方、すいません。今回のテーマに密接に絡むので冒頭で紹介させてもらいました。これ、ぼくがいつも締めに言ってるワードです。要は人生一度きりだから後悔しないように生きたいよね。お互いそんなこと目指してやっていきましょう。こうした意味を込めて毎回言ってます。

「後悔」について辞書を引くとこんなことが書いてあります。

「してしまった事について、後から悔やむこと。」

この「やわらか中学校」、30代中盤から40代が中心の利用層となります。人生も中盤に差し掛かってきているわけで、皆さんすでに後悔していることをたくさん抱えながら生きているかと思います。ぼくも例に漏れずそうです。

ただ、まだこの辺りの年齢であれば巻き返しも可能。後悔することがあったとしても、まだその後の人生で挽回することができるからです。失敗は若いうちにしておいたほうがいい、なんていう考え方とも似ているかもしれません。

ただそれが、60代に入ってからも同じことを言えるでしょうか。60歳といえば定年です。現代ではそれが65歳とか70歳とかになってきており、なかなか厳しい時代だとも思うわけですが、この世代になると、残された時間も数えるほどになっていきますし、何より体力や気力がかなり低下をしていきます。やろうと思っていたことを後回しにして気づいたらシニアになっていた。こんなこともよく言われる話です。

シニアになる前に何をしておけば後悔をしないか。これは人によりそれぞれであり、唯一の正解があるわけではありません。しかし、今のうちからしっかりと考えておくのであれば、現役シニアの人たちの声に耳を傾けるのが早い。そこから学びを得る方が精度が高い。そんなことを考えまして、今回は、超高齢未来観測所 所長・斉藤徹さんの記事『800人のシニアに聞きました。「あなたの人生で最も後悔していること」は何ですか?』で紹介されていたアンケート結果を追いながら、ぺいぱ自身がどう感じるか、将来に向けてどう行動すべきかを見つめ直していきます。

800人のシニアが人生で最も後悔していること

今回紹介するアンケートは、60歳以上のシニア800人に「あなたの人生で最も後悔していることは何か」について自由回答で集めたものを、内容別に分けランキング化したものです。それでは10位から見ていきましょう!

第10位 健康に気をつかえば良かった

<アンケートの声>
・「若いうちから健康に関する知識を習得したかった。」(62歳・男性)
・「病気をした事。ストレスを溜めないように健康に気をつければよかった。」(60歳・女性)
・「健康にもう少し気を付ければよかった。食べ方や味付けを体にやさしくしたかった。」(64歳・女性)
… … …
健康のありがたみは病気になった時によく分かる、なんてことがあります。その後しばらくは健康に意識した生活を心がけるものの、結局すぐに堕落した生活に戻る。ぼくもこんなことがよくありましたから、すごく胸が痛む話です。そうした日々の積み重ねがシニアになってドッと後悔で襲いかかってくるというのも少し分かる気がします。日々の睡眠・食事・運動、この辺りが大事になってくると思いますから、ぼくも改めて気を引き締めていきます。

第9位 海外に行きたかった

<アンケートの声>
・「もっと早く海外旅行をたくさんしておけばよかった。」(63歳・女性)
・「外資系企業の海外赴任を努力が足りず選ばれなかったこと。」(76歳・男性)
・「もっと英会話を勉強しておけば良かった。海外留学をしたかった。」(76歳・男性)
・「夫と海外旅行に行けなかった。(定年後行く計画だったが亡くなった)」(91歳・女性)
・「海外転勤を断ったこと。行っていればもっといろいろな経験ができ、活躍の場が広がったと思う。」(64歳・男性)
… … …
海外旅行はお金もかかりますが、何よりも体力が必要です。興味や関心があるのであれば早いうちに行動しておいた方が良いというのは本当にそうだと思います。シニア夫婦が世界一周をフェリーでするなんてことがありますが、やれてこのあたりが限界なんでしょう。自己投資と金融投資のバランスは永遠のテーマではありますが、自己投資の中でも体力が必要なものは特に優先順位上げておいた方が良さそうですね。なお、ぺいぱは陰キャでインドアでもあるので背伸びしても国内旅行。こちらを優先して考えます。

第8位 歯のケアについて

<アンケートの声>
・「子供の時にもっときちんと歯を磨いておけばよかった。人生やり直したいのは歯磨きだけです。」(64歳・女性)
・「歯を大切にしなかったこと。健康な歯を保ちたかった。」(77歳・女性)
・「勤務先の近くに歯医者がなかったので歯の治療をしなかったこと。会社なんか休んで、治療しておくべきでした。」(74歳・男性)
・「部分入れ歯になった今、後悔している。歯の定期検診、治療をして大切にすればよかった。」(76歳・男性)
… … …
自分の歯でおいしく食事をしたい。これ、若いとなかなか気づかない小さな幸せだったりしますね。歯は目に見えづらい部分でもあり、どうしても後回しにしがちです。でもそういうものほど人生では重要だったりもします。失ったものを取り戻せないという意味でも、これはとにかく早い段階から定期メンテナンスを行くようにした方がいいです。ぼくはもうかれこれ10年ぐらい四半期に一度のスパンで、普段の歯磨きでは取りきれない歯垢などを歯科医院で綺麗にしてもらっています。食後の歯磨きとフロス、これは欠かさないようにしたいですね。

第7位 投資について

<アンケートの声>
・「投資信託で1500万円のマイナスを出して、損をするので売れないこと。」(73歳・女性)
・「勉強代とは思うが、30年前の株式投資はキャピタルゲインのみの話題に踊らされデイトレーダーを気取り大損した事。浅はかだったね。」(68歳・男性)
・「現役就業中にもっとお金を貯めておくべきだった。毎月の積み立て方式でインデックス投資をしておくべきでした。」(75歳・男性)
・「バブル景気に乗って不動産投資して失敗したこと。時期的に投資の可否を冷静に分析しておくべきでした。」(76歳・男性)
… … …
ここは回答者の年代がよく現れていますね。バブル崩壊の直撃を受けた方、売り手にしかメリットのない商品を掴まされた方などの声が目立ちます。そんな一方で、積立でインデックス投資をやっておくべきだった、なんていう今の30代・40代が30年後に最も多く回答をしそうな内容もありました。この投資の項目は「やって後悔した」「やらなくて後悔した」がキレイに別れる分野でもありますね。現役シニアは年金がある程度しっかり支給されているからか、あまり上位ではないというのも特徴でしょうか。

第6位 両親に対する気持ち

<アンケートの声>
・「亡き親とのコミュニケーション。聞いておきたかった、様々なこと。」(61歳・男性)
・「親の介護をもっとしっかりすればよかった。」(67歳・男性)
・「親ともっと色々な事を話したかった。」(71歳・男性)
・「もっと親をいろんな所に連れて行きたかった。」(73歳・男性)
・「親の介護 もっと寄りそってあげたかった。」(74歳・男性)
… … …
「孝行のしたい時分に親はなし」を体現するかのような回答ですね。自分のことを振り返ると、社会に出て30代後半になるまでは親孝行のようなことはほとんどやってきませんでした。会社員での仕事に生活の全てを捧げていた部分がありますから、そんなことを考える心の余裕がなかったというのが理由でもありいいわけでもあります。現在は、両親の誕生日や母の日・父の日のプレゼントを必ず贈っていますが、やっていてもこれぐらい。皆さんはどうですか?

第5位 就職について

<アンケートの声>
・「就職の時に夢をあきらめたこと。失敗してもいいから挑戦してみたら良かったと思います。」(65歳・女性)
・「就職 内定をもらった別の企業に入っていれば退職金がもっと多かったかもしれない。」(64歳・男性)
・「教授から言われるままに就職したらブラック企業だった事。」(66歳・男性)
・「金融機関への就職です。別の業種を選べば違った人生が、・・・。」(63歳・男性)
… … …
学生を終えて社会人になる。これは人生において最大の変化が訪れるライフイベントだとぼくは思います。どんな業種・業界、企業、部署でスタートを切るかによってその後の人生は大きく変わるからです。ぼくはIT業界のベンチャー企業に飛び込んだわけですが、そうでなかったらまったく違うぺいぱが形成されていたと思います。ここは運の要素も強いですが、違うなと思った段階で、資格取得や転職、趣味などに向けて行動をしていくことも大事ですね。

第4位 子育てについて

<アンケートの声>
・「もっとこころの余裕をもって子供を育てたかった。」(63歳・女性)
・「子供の教育、きちんと関与すべきだった。」(70歳・男性)
・「子供の躾に厳しすぎた事。もっと余裕を持って本人の意思を尊重するべきだった。」(70歳・女性)
・「悔やむことは山ほどありますが、一番は、30才代後半から50才代まで、仕事に追い詰められて、妻と子供をほったらかしにしていたことです。」(72歳・男性)
… … …
ぺいぱは独身クソ野郎を拗らせています。さすがにここは親にならないと分からない分野ですね。子育てをするというのは本当に大変だと思います。現代では共働きも普通になっていますが、ぼくはちょっと想像がつきません。あまりに過酷すぎて自分ではやり切れないだろうな、なんて思うからです。こうした点でも両親には感謝しかないわけです。

第3位 大学の選択

<アンケートの声>
・「無理しても大学を出ておけばよかった。」(68歳・男性)
・「大学受験です。その後の学歴社会で痛い目に何回か遭いました。」(73歳・男性)
・「高校生のときに、母親の圧力に逆らえなかったことです。大学は国文科に行きたかったのに、潰しが効かないからと英文科にさせられました。誰が学費を払うのかと言われました。自分の意志を貫けばよかったです。」(62歳・女性)
・「大学の選択。自分の学びたいことがある大学を、親の反対で受験できなかった。バイトをしてでも希望の大学に行っていればよかった。」(71歳・男性)
・「高校3年の時 好きな女の子ができて勉強に身が入らず 浪人して第2志望の大学に入学したこと。」(88歳・男性)
… … …
大学の必要があるかどうかは判断の難しいところでありますが、専門分野を深く学ぶという点で、知識も環境も意識も高い。だから行く価値が見出せるということに通常はなるのでしょう。自分で学費を払うなんてことはできないわけですから、親との相談になります。そこでの後悔を持たれている方がシニア世代にはそれなりにいらっしゃるんですよね。大学は手段でしかない。自分のやりたいことや行きたい会社のためにどうあるべきか。そういう分解をやり切れていたか。ここがポイントかと思います。ぼくはそういう点で、大学を卒業しつつ、自費で専門学校や社会人大学院に通って学び直す選択を取りました。

第2位 結婚相手について

<アンケートの声>
・「違う人と結婚したかった。」(60歳・女性)
・「2人の男性から同時期に結婚を申し込まれ、夫を選んだこと。長い目で見たらもう1人の方が良かったかも。」(64歳・女性)
・「夫との結婚。夫以外に沢山恋愛をして男性を見る目を付けておくべきだった。優先する順序を間違えたかも。」(65歳・女性)
・「結婚相手。親の意見を聞き入れず、自分で決めた相手と結婚しとけば良かった。」(67歳・女性)
・「結婚したこと。離婚して独りになって今が一番幸せです。」(76歳・女性)
・「結婚相手を間違えた。」(71歳・男性)
… … …
パートナー選びの後悔がなんと第2位。結婚されている方でパートナーに不満を持つ人の割合は半数にのぼるなんて統計もあるぐらいです。結婚してから時が経てば経つほど「ああ、こうしておけば」という感情が出てくるのも頷けます。こういう話を聞けば聞くほど、ぺいぱの婚期は遠のきます(笑)

第1位 もっと勉強すれば良かった

<アンケートの声>
・「勉強を頑張らなかったこと、それで入れる大学や職業も変わったと思う。自分の努力が足りなかったことに後悔。」(62歳・女性)
・「もっと勉強をして、一生かけるべき仕事に付きたかった。」(66歳・男性)
・「最も記憶力や創造力が高かったはずの10~20代の頃にろくに勉強も創造的活動もしなかったこと。知識や技術を習得しておきたかった。」(69歳・男性)
・「英語の勉強をして海外留学がしたかった。」(64歳・女性)
・「若い頃もっと語学の勉強をしておくのだった。」(76歳・女性)
… … …
ここについては「 第3位 大学の選択」「 第5位 就職について」での後悔と、被る部分も多いかもしれませんね。「明日からやろう」の積み重ねがこの結果に反映されていると考えると、ある意味で背筋が凍る気もします。人は知識があれば選択肢の判断で正解を導き出す精度も高くなりますから、ここまでに紹介した他9個の結果すべてを改善することができた、なんてことも言えます。思い立った時に手をつける。これが大事だということを改めて気づかせてくれる結果でした。

おしらせ

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「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテム

さいごに

今回は「800人のシニアが人生で最も後悔していること」について取り上げてきましたがいかがだったでしょうか? 30代・40代が今抱えている後悔とは、やはりその質が一段も二段も違いましたね。

現役シニアの方々は、結果だけ見ると「金融投資」よりも「自己投資」への後悔の方が圧倒的多数なんだというのが、興味深い結果です。高度経済成長期を駆け抜けてきて、それなりに社会保障でしっかりカバーもされている。生きてきた時代背景も関連しているのかもしれません。そうなると、ぼくたちがシニアになるころに感じる後悔というのは、また一味違ったランキングになっていることもあるかもしれませんね。

勉強とか親孝行とか海外旅行とか。その背後に流れている理由には「仕事が忙しくて放置していた」というようなことも共通項としてあるように思います。これは現役シニアに限らず、仕事で色々なものを犠牲にしている人は今の若い世代でも多いでしょう。ぼくもそうでしたが自分の身体を壊してしまうなんてこともあるわけです。

自分の時間をしっかり確保することができれば、物事にじっくり向き合う時間も生まれますが、ではそんな自分の自由な時間をどう確保していくべきか。それと真剣に向き合った時に出てくる答えに、

・フリーランス
・スポットワーク
・ノマドワーク
・サイドFIRE
・スキルシェア

こんな生き方の重要性が再認識できるようにも思います。

今回アンケートに答えられた世代は「企業戦士」とか「24時間戦えますか」といった言葉で溢れていた時代を駆け抜けてきた方々でもあります。そうした点では今の時代、自分と向き合うための世の中の空気は出来上がりつつある気がします。そして時間を作ることができたら、お金も作る必要がある。だから資産運用も大事である、ということにも繋がっていきますね。

どこまでいっても何らかの後悔が生まれるものかもしれません。だからこそ「向き合った」「やりきった」と納得ができるかどうかが重要になるのでしょう。

人間という生き物は時間やお金ができたらできたで、怠けてしまう生き物です。そこをどう律し続けることができるか。シニアになって後悔しないためには、そうした問いを自分自身にし続けた先に答えがあるのかもしれません。

皆さんは今回の話をどう思いましたでしょうか? ぜひご意見ご感想をコメント欄でいただけると嬉しいです。

最後の最後にお知らせ! YouTubeで「ぺいぱのひとりごと」というサブチャンネルをやっていまして、原則、平日の朝7時からライブ配信しています。お金や仕事の話題を中心に、直近の出来事でぺいぱが興味のあるものを取り上げ、好き放題喋り倒すラジオみたいな内容です。通勤・通学のお供に最適だと思いますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

と、いうことで今回二度目、

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

後悔しないためにまずは時間とお金を確保。

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