・「ミニマリスト」と「断捨離」
・金融機関の口座をシンプルに
・シンプル投資の最終形態はどこか
おはーん、ペーパー先生です。
ホテル暮らしを始めてからというもの、荷物はキャリーケースとリュックサックだけ。
住んでいたマンションを賃貸に出したため、家電や家具など多くのものを処分しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
こうした生活をしていると、投資もシンプルにしたくなるもの。
今日はシンプルな生活が行き着く先の投資手法について、やわらか考察します。
「ミニマリスト」と「断捨離」
世の中ではこれを「ミニマリスト」とか「断捨離」と呼んだりします。
「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語で、物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人のこと。または、2012年頃から世界中で広まっている、物を持たないライフスタイルを指すこともある。
執着を手放すヨガの「断行」「捨行」「離行」という3つの考え方を日常の片付けに応用したもの。
断…不要なモノを断つ
捨…不要なモノを捨てる
離…物への執着から離れる
つまり、不要なものを捨てて増やさない、物に執着をしないで身軽に生きることを目指す考え方。
【出典】断捨離のコツと驚きの効果を紹介!やり方や後悔しない捨て方教えます(ミツモアMedia)
最終更新日: 2019年11月29日
お互い似たような意味を持ちますが、
「ミニマリスト」はライフスタイルのこと、「断捨離」はそれを実行していくために必要な考え方、
こんな位置づけになります。
金融機関の口座をシンプルに
とにかく今の先生は、あらゆるものをシンプルにしていこうという志向になってます。
例えば金融機関の口座。
社会人を長くやっていると増えるんですよね。
地元の銀行、勤務先の指定銀行、住宅ローン用口座などなど。
先生はこれまで
①みずほ銀行(メインバンク)
②三井住友銀行:その1(サブバンク)
③三井住友銀行:その2(勤務先指定)
④りそな銀行(元住宅ローン返済用)
⑤三井住友信託銀行(住宅ローン返済用)
⑥マネックス証券(メイン証券)
⑦SMBC日興証券(持株会移管用)
こんな感じでした。
先日、不要な口座の解約を進め、
①みずほ銀行(メインバンク)
②三井住友銀行(勤務先指定)
③三井住友信託銀行(住宅ローン用)
④マネックス証券(メイン証券)
ひとまず、こうなりました。
究極は銀行×1+証券×1だけで良いかもしれません。
運用商品が、主要インデックスに連動した投資信託だけで良い場合は、銀行1つで足りますね。
なお先生は、他行振込手数料を無料にするため、
みずほ銀行さんで新興国株式投信を保有していたりします。
ご興味があればこちらもどうぞ。
運用資産のポートフォリオもシンプルに
現在のポートフォリオは以下です。
もともと倍近くあった商品をこの春に整理し、これでも半数程度になりました。
①米国株×1
②中国株×1
③東南アジア株×1
④米国株投信
⑤新興国株投信
⑥日本株投信(つみたてNISA)
⑦暗号資産
⑧法定通貨
しばらくはこの形で運用を続けていく予定ですが、
商品の数だけチェックする指標や決算も増えますし、
そうした日々のコストってバカにならないんですよね。
では、ここをもう一段シンプルにしていくとどうなるのか。
シミュレーションしてみました。
まずは、個別株と日本株投信をやめる。
①米国株投信
②新興国株投信
③暗号資産
④法定通貨
続いて、個別株と日本株投信と暗号資産をやめる。
①米国株投信
②新興国株投信
③法定通貨
最後に、全部やめて1つに絞る。
①なにかETF1本
②法定通貨
こんな感じのいづれかになると思います。
シンプル投資の最終形態はどこか
「なにかETF1本」をどうするか。
分かりやすく選択肢を出すと「VOO」か「VTI」か「VT」かで悩むところです。
■VOO
バンガードS&P 500 ETF(Vanguard S&P 500 ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。S&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。主に米国の大型株を保有。S&P500種指数の全構成銘柄に投資し、四半期ごとに時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定し、リバランスする。
■VTI
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(Vanguard Total Stock Market ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。あらゆる時価総額規模の米国株式を保有。米国株式市場全体を投資対象とする。3500以上の銘柄を保有し、時価総額ベースでウエートを算定。
■VT
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(Vanguard Total World Stock ETF)は 、米国籍のETF(上場投資信託)。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資成果を目指す。同指数は、先進国と新興国市場の両方を対象とし、米国内外の株式で構成。時価総額加重の算出法を採用し、保有銘柄は四半期ごとにリバランスされる。
先生は今後10年、米中対立の行方がどう転ぶかまったく見えないと考えてます。
「米国株投信」と「新興国株投信」を同じ配分で保有していることからお分かりいただける通り、
米中に両張りせざるを得ない、というスタンスに繋がっているわけです。
そうなるとシンプルの行き着く先の投資手法は、「VT」1本と現金を握りしめたところに落ち着くのかなと思います。
では、ごきげんよう。
“Simple can be harder than complex. You have to work hard to get your thinking clean to make it simple. But it’s worth it in the end because once you get there, you can move mountains.”
「シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。」
スティーブ・ジョブズ(米国の実業家、アップル共同創業者)