・先生の目的と目標
・なぜ目標が定量的である必要があるのか
・先生の金融資産の変遷
おはーん、ペーパー先生です。
何かに取り組む際、ゴールのイメージを持つことは重要です。
「人はイメージしたところにしか辿りつかない」
という言葉があります。
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具体的に何をいつまでにどのように達成したいのか。
これらを自身の中で明確にしなければ、
そもそも日々何をして良いのかも分からないし、
進んでいる感じもしませんから、
ただ時間の消費だけがされてしまうことになります。
例えば金融資産額。
先生は夢がありませんから
「自分のやりたいことが見つかった時のために原資を作る」
ことを目的に、
・45歳までに金融資産5,000万円
・50歳までに金融資産1億円
・60歳までに金融資産5億円
このような目標設定で資産形成に取り組んでいます。
金額というのはあくまで目的を達成するための指標でしかありませんから、
この額自体に意味はありません。
理想なのは、達成したい、実現したい夢があり、
そのために、いつまでに、いくらが必要なのかを
順を追って分解していくことが大事です。
ただし、何を達成したいのか?
実現したい夢は何なのか?
何が自身の幸せなのか?
これらはすごく難しいテーマです。
完璧に想像できている人の方が少ないのではないでしょうか。
これらが空白の場合、目標には何も埋めることができなくなります。
しかし、それでは冒頭触れたように、
日々の生活をただ消費するだけになってしまいます。
そのため、目的がはっきりしていなかったとしても、
目標は定量的である必要があるわけです。
・達成までの道筋を明確にイメージすることができる。
・振り返りがしやすくなる。
先生は、金融資産1,000万円を到達した時期は2017年でしたが、
この際は、何のイメージも振り返りもなく自然と到達をしていました。
要因をまとめると以下になります。
①倹約家だった
②IT業界に身を置き年収がそれなりに高かった
③持株会で積立をしていた
④ドル建てで養老保険の積立をしていた
①と②の土台があったことが大きいですね。
③と④は結果的に悪手で現在はどちらも解約していますが、
ドルコスト平均法で長期運用するメリットを体験したという点では
お金以外にも残るものがありました。
そして、この1,000万円を足がかりに、
お金を増やしていくという意思をしっかり持った上で
資産形成をリスタートしまして、
2018年末:金融資産が1,500万円突破
2019年末:金融資産が1,800万円突破。
2020年末:金融資産が3,100万円突破。
2021年末:金融資産が3,900万円突破。
このようにお金を成長させることができました。
なんとなく1,000万円が溜まっていた頃とは違い、
意思を持って取り組んだこともあり、
増加ペースが加速し、打ち手も明確でした。
・2017年からアメリカ株・中国株を開始。
・2020年から支出管理を厳格化。
・2021年から全世界株式に一本化。
目指す金額が明確にあると、振り返りもしやすくなります。
「日本株の成長力はGAFAと比べると見劣りするな」
と感じたのでアメリカ株・中国株を始めましたし、
「稼ぎはそれなりにあるけど、投資原資が少ないな」
と思ったので支出コントロール強化で貯蓄率を向上させ、
「個別株は浮き沈みが激しいな」
という実体験からインデックス運用に切り替えました。
まずは”45歳までに5,000万円”という
中間目標に向けて、堅実な道筋を選んでいるというわけです。
達成したことが積み重なっていくと、
例えばですが、これまで取り組んできたことを
さらに同じ期間かければ概算で倍にはなりそうだよね、
といったシミュレーションもしやすくなります。
しかし目標設定が、
「お金持ちになりたい!」
みたいな漠然としたものでは、
お金持ちというのはどの程度の額を指すのか?
今がどういう状況で、それをどう改善すれば達成するのか?
何ら行動指針を決めることができません。
改めて言いますが
「人はイメージしたところにしか辿りつかない」
山登りと一緒ですね。
頂を明確に目指すから、登頂できるのです。
人生というものはこれに尽きます。
だからこそ、夢や実現したいことなどの目的がはっきりしなくても、
分かりやすい目標は立てておいた方がいい。
実体験から強くそう思います。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
試行錯誤して精度を高めていくためには、分かりやすい目標が必要。