・先生の家計収支。
・先生の運用状況。
・先生の相場展望。
おはーん、ペーパー先生です。
早いもので今年も1ヶ月があっという間に過ぎ去ってしまいました。
先生の住まいや勤務先の地域では緊急事態宣言が発出されましたが、
昨年のような緊迫感なく日々進んでいる感じがあり、
「あぁ、こうやって非常事態も日常に溶けていくんだな」
と、ある意味で達観してしまった今日この頃です。
なお、先生は外食や通勤以外の外出をしていないのでめちゃくちゃ運動不足。
では本日は1月終了時点の単月収支と運用状況を紹介していきます。
2021年1月の主な出来事
まずは、どのような1ヶ月だったかを振り返りましょう。
・6日、トランプ支持者が連邦議会議事堂内へ乱入し建物を約3時間にわたって占拠。
・20日、米国でバイデン新政権が本格稼働し前政権からの方針転換を打ち出す。
・バイデン米大統領は1.9兆ドル(約200兆円)規模の追加経済対策を公表。
・米国3指数ともに月中でハイテク関連企業の業績期待から最高値を更新する。
・米10年国債は横ばいで推移し、市場には新政権の様子見ムードが漂う。
・イエレン前FRB議長が初の女性長官として第78代財務長官に就任。
・パウエルFRB議長は27日の会見で「量的緩和の縮小論は時期尚早」と述べる。
・日経平均やTOPIXは、米新政権発足やイエレン長官就任などの思惑で揉み合い。
・日銀の黒田総裁が参院予算委員会で、購入ETFの含み益が12-13兆円程度と発言。
・黒田総裁は金融緩和出口について「2%の物価目標に近づいた時点で検討」との考え示す。
・ドル円は月末にかけ米株式市場が崩れたことにより103円台後半-104円台前半で推移。
・IMFは改定世界経済見通しで、21年の成長率を5.5%と前回から0.3ポイント引き上げ。
・東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県を対象に緊急事態宣言が発出しその後拡大。
・ジョンズホプキンズ大学の集計で新型コロナウイルス感染者が世界全体で1億人を超える。
・米ゲーム小売りチェーンのゲームストップ株で個人投資家による投機的な動きが強まる。
・米国最大の暗号資産(仮想通貨)交換会社のコインベースが直接上場すると発表。
今月はなんと言っても米連邦議会議事堂内の占拠事件でしょう。
『Newsモーニングサテライト』の中継でその様子を見ていましたが、
まるで映画なのではと思わせる光景に絶句してしまいました。
なお、議事堂が攻撃を受けるのは、米英戦争で英軍が火を放った
1814年以来、約200年ぶりということです。
もう1つトピックスを挙げるならゲームストップ株をはじめとする動きです。
難しい事象なので例えを出しますね。
人気ゲーム『Pokémon GO』では「レイドバトル」というものがあります。
他のトレーナーと一緒に「ボスポケモン」と呼ばれる強力なポケモンと戦う協力プレイのことです。
1人では太刀打ちできない相手を、小さな力を結集させて叩く。
今まさに株式市場ではこれが起こっています。
SNSを通じて繋がった多くの個人投資家が、アプリ証券『ロビンフッド』などを通じて、
巨額の利益を上げ続けているヘッジファンドを敵とみなし、コールオプションで一斉攻撃を仕掛けるというものです。
ゲームストップ株の下落を見込んで空売りしていたヘッジファンドは買い戻しを迫られ、損失を負っただけに止まりません。
システム障害や取引制限なども発生し、月末にかけてVIX指数が急騰するなど、
相場のリスク警戒感を高めるきっかけになりました。
ゲームストップ株は26日に前日比93%上昇。27日はさらに同135%高。27日の売買代金は約300億ドルでついにアップル(200億ドル)超え。「ヘッジファンド」vs「SNS個人投資家」の空中戦は富の格差の成れの果てのようにも思えます。世の中が大きく動く背景には常に"格差"があったことを忘れてはいけませんね。 https://t.co/VkAVNiGLxG
— ペーパー先生@外国株投資家 (@papercapinfo) January 28, 2021
資産の取り崩しを迫られる投資家も多くいると考えられ、
この辺りの動向は今月以降の不安要因となります。
2021年1月の収支
まずは収支です。
収入:483,787円
支出:-327,808円
ー
差引:155,979円
平日のホテル宿泊でおよそ8万円、ダスキン清掃でおよそ4万円。
それ以外は大きな支出はありませんでした。
お掃除代行サービスについてはこちらをどうぞ。
2021年1月の運用状況
次は運用状況です。
資産運用額は前月末比で2,154,593円増(6.5%増)。
一言で表すとコモディティ以外全部上がりました。
昨年12月下旬、メインバンクから他行への振込手数料を無料にするために
仕方なく新興国株投信を1,200,000円一括買付してメインバンク口座に預けたのですが、
コロナ禍の主要国で唯一中国のみ昨年GDPがプラス成長だったことなどを受け、
指数のMSCI Emerging Markets Indexが上昇基調に。
わずか1ヶ月ほどで83,715円増(7%増)となりました。
振込手数料440円を節約するために投じた資金が、
めちゃくちゃ働いてくれています。
これはベストケースの1つに過ぎませんが、
無駄なく資本を働きに出させる”差配”というのはすごく重要なんですよね。
なお、メインバンクからの他行振込手数料を無料にするまでの苦難の道のりはこちらからどうぞ。
売買状況は以下の通りです。
1月は積立のみですね。
<米国株投信>
買付:33,000円
<世界分散投信>
買付:33,000円(つみたてNISA)
<コモディティ>
買付:33,000円
<暗号資産>
買付:33,000円
各資産の割合であるアセットアロケーションは以下の通りです。
前月からの大きな変化はなく穏やかな感じです。
中国株が復調してきました。
まとめ
世界経済フォーラム(WEF)のオンライン形式の会議で講演した中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席。
コメント要旨は以下ですが、「バイデン新政権への牽制」と「自国経済への強い自信」を表明しています。
【出典】習近平氏「新冷戦、世界を分裂」 バイデン政権をけん制(日経電子版)
2021/1/25 22:58 (2021/1/26 7:55更新)
米中の動向に注意を払いながらも、先生は「コツコツ・たんたん・中長期」のポリシーで資産運用を続けていきます。
よろしければ、こちらの記事も参照ください。
投資は自己責任でね。
では、ごきげんよう。
「ヘッジファンド」vs「SNS個人投資家」は現代の一揆。