・目的はないが達成したいこと
・ぺいぱの過去を振り返る
・人に力を与えるもの
ごきげんよう、ぺいぱです。
このブログの内容は動画でも解説しています。
通常、目標設定というのは「目的」→「目標」→「手段」と順番に分解して地続きになるよう考えていく必要があります。もう少し詳細にお伝えするとこのようになります。
■目的
・最終的に達成するべきこと。
■目標
・目的を達成するための指標。
■手段
・目標を達成するための方法。
例を挙げてみましょう。
■目的
・両親との思い出作りをする。
■目標
・2024年中。
・予算20万円以内。
■手段
・夏休みを使う。
・旅館に泊まる。
・温泉地を選ぶ。
「目的」は常に1つですが、それが達成出来たかどうかを示す指標である「目標」は、複数設定されても良いわけです。「2024年中」というのは時期ですから、もう1つには「20万円以内」という予算枠を設定。
また、「目標」を達成するための方法である「手段」も複数設定されます。ここは具体的な行動を設定すればOKです。
このように全体を組んでいくと、プランニングに無駄やズレがなくなりますし、実行した後の振り返りもしっかり行うことができるというわけです。
さて、そんな話をしておいてなんですが、ぼくは2つほど是が非でも達成をしたい目標があります。それがこの2つです。
万垢という言葉は、どうやらXでフォロワー1万人を示す言葉として生まれたようですが、今回は便宜上YouTube登録者数で使わせてもらいます。
先ほど解説した通り、本来は何か達成すべき「目的」が存在し、そのための指標として「目標」が存在するわけですから、目標が先に出てきてしまうということは「達成することに意味はないが、でもとにかく達成したい」ということになります。
人間って不思議ですよね。こういうことがあるんです(笑)皆さんもありませんか?多くの場合は「せっかくここまで来たのだからキリの良いところまでは行き着きたい」そんな心境なのでしょう。ぼくも例に漏れずそうです。
では、先ほどの「万垢」と「億り人」。ぼくの現在の進捗はどうかと言いますとこうなっています。
・YouTubeチャンネル登録者数1万人(万垢)
→ 8,667人(24年5月10日時点)/進捗率86.67%
・純資産1億円(億り人)
→ 8,496万円(24年4月末時点)/進捗率84.96%
不思議とどちらも数字は均衡しているんですよね。残り15%ほどとなっていまして、ここまで来たのだから…という気持ちが出てくるのにも一定のご理解はいただけるのではないでしょうか。
ただし、先述の通り目的のない目標です。「金メダルを獲得する!」とか「資格を取得する!」などと比べれば、これを達成したところで何かをもらえる、人生が大きく変わる、というものではありません。
それでもやっぱり達成したい。これが人間の性なのか。まぁ、これら目標に強いて目的を付け加えるのであれば「自信がつく」ということになるでしょうか。
YouTubeチャンネル登録者数1万人は全体のおよそ3%。純資産1億円以上を保有している日本の世帯は全体のおよそ2.9%と言われています。ここもたまたまですが数字が均衡しましたね。
全体の上位3%になるわけですから、何と言いましょうか、モチベーションになるというか、今までの苦難の道のりがすべて報われる、癒される。そんな感じがあるわけです。
「やわらか中学校」は資産形成に関する話題を日々お届けしているチャンネルでもあります。ご視聴いただいている方の中には、億り人について目標にこそ掲げないまでも、憧れを抱いている人は多いのではないでしょうか。
YouTubeチャンネル運営においても万垢というのはそういう位置づけになります。ま、本音を言えば10万人達成者に送られる銀の盾を追うべきなのかもしれませんが。
万垢や億り人は、言うまでもなくその道をやり遂げた1つの称号であるから追い求めたくなるわけです。ビデオゲームで例えると達成者に送られるトロフィー、バッジ、アワード、スタンプ、メダルといったいわゆるアチーブメント(=成果)と同義になるでしょう。
ビデオゲームにおけるアチーブメントは、その作品をできるだけ長くプレイしてもらうために、単にゲームクリアするだけでなく、全てのシークレット要素を発見したり、全ての課題を達成することに対する動機を、プレイヤーに与えるために用意されているものです。
万垢や億り人はまさに現実世界のアチーブメントである、なんて言えるのではないでしょうか。
では、ここからはそれぞれぼくのこれまでの道のりを振り返りながら、今後どのように取り組んでいくかを考えていきたいと思います。また、そうした整理を行うことで、人はなぜ万垢と億り人を目指したくなるのかという最大の謎の答えに一歩近づくかもしれません。
底辺YouTuberの悪あがきを垣間見たい方や、億り人を目指されている方、そして目的ない目標をお持ちの方にとって、お役に立てる情報になると思いますので、ぜひ最後までお楽しみください!
チャンネル登録者数1万人への道のり
まずはYouTube「やわらか中学校」の道のりから振り返ります。初めての投稿は2021年6月20日でした。これに遡ることさらに1年前。2020年のコロナ禍でおうち時間を持て余していた中、ブログ「やわらか中学校」を開設。
ぼくがこのような発信を始めたきっかけは、自分自身がブログやYouTubeなどの個人発信から得る情報で多くの学びがあり、2014年には貯蓄率ゼロなんて時代もあったわけですが、それでも家計改善を行えたことが挙げられます。
支出を抜本的に見直し、不要な荷物をすべて廃棄し、持ち家を引き払いホテル暮らしを始めるなど、30代終盤でまさに第二の人生をスタートしたと言えるぐらい、あらゆる価値観が変化したわけです。
ぼく自身が他の個人の方の情報を元にこれだけ生き方をポジティブに変えることができたのだから、ぼく自身の生き方を記して発信をすれば、それもまた誰かの役に立つかもしれない。
これが2020年8月にブログ、2021年6月にYouTubeを始めたきっかけです。
では現在までにYouTubeチャンネルがどのような登録推移を辿っているのか。1,000人ごとにまとめてみました。
2021年06月20日:0
2022年12月25日:1,004(554日)
2023年05月12日:2,037(139日)
2023年06月16日:3,006(36日)
2023年07月24日:4,008(39日)
2023年09月01日:5,026(40日)
2023年11月25日:6,014(86日)
2024年01月18日:7,013(55日)
2024年02月08日:8,005(22日)
※カッコ内は前記録からの日数
こうやって見ていくと、如何に最初の1,000人超えが最初で最大の難関であるか、ということが良く分かりますね。もちろんYouTubeは視聴者の興味を引くテーマ、画づくり、サムネイル、タイトルなどが数字に直結する世界です。
ぼくのセンスが一線級の動画クリエイターには遠く及ばないという強烈な事実がここにあるだけなのですが、そんな平凡な配信者でもコツコツ・たんたん・中長期のスタンスでここまでようやってきたな、というのが素直な感想。
実はここに行き着くまで、1つの共通した事象がありまして、それはゴールデンウィーク期間中にアップした動画の再生数が伸びた結果、チャンネル登録者数のベースアップにつながったということです。
2021年6月以降、現在までGW期間は3回あったわけですが、このようになっています。
<GW中に配信して伸びた動画>
■2022年5月6日配信
金融資産3,000万円を達成した後に考えるようになった10のこと(3.3万回再生)
■2023年5月2日配信
3,000万円分のオルカン(全世界株式)を運用して感じる6つのこと(31.6万回再生)
■2024年5月3日配信
純資産8,000万円を超えたので引き際について考えてみた(今のところ2.1万回再生突破)
一昨年のGW中に配信した金融資産3,000万円動画。これが初めて「やわらか中学校」で1万回再生超えとなりました。そしてこれをきっかけにして登録者数1,000人を達成したと言っても良いでしょう。数百人程度のチャンネルにおいて1万回も再生されるというのはそれだけのインパクトがあります。
また、この動画が回ったことでこれ以降、金融資産3,000万円をテーマとしたシリーズを展開していくことになり、視聴者に求められているもの、チャンネルの方向性などがうっすら見え始めたわけです。
昨年のGW中に配信したオルカンをテーマにした回はチャンネル史上最も再生された動画となっています。これがきっかけで登録者数が2,000人から8,000人までかけ上がったといっても過言ではありません。
これだけ再生されるとコメントも多くつきます。そしてアンチコメントもたくさんいただきました。「ただ運がいいだけ」「自慢話にしか聞こえない」「お金稼ぎでやってて笑える」このようなものです。
でも、アンチコメントがつくということはマスに向けてそれだけ多くの視聴につながっている証拠でもあるので、ある意味で「良い動画を作れてよかったな」と思う瞬間でもあります。
そして直近「引き際」の回は今後どこまで伸びるか未知数ですが、それでも配信2日ちょっとで1万回再生を超えましたので、これは「やわらか中学校」においてヒット動画にあたります。
こうした動画が生まれると、チャンネル登録者数の増加につながるだけでなく、以前に配信した動画も再び回り始めるため良い循環が生まれます。そして何よりもぼく自身にとってはチャンネル運営のモチベーションにつながりますね。
皆さま、いつもご視聴いただきありがとうございます。本当に感謝しかありません。
さて、先ほどの推移を見ていただくとお分かりになるように、8,000人を越えてからの鈍化が顕著です。ある意味でここが「やわらか中学校」の成長限界と捉えることもできます。
同じ時期に同じぐらいの登録者数だったチャンネルがすでに万垢になっている様を見ていると、別に競争をしているわけではないのですが、やはり敗北感を味わうことになります。これはビジネスのド真ん中に居続けた会社員の宿命なのでしょうか(笑)
ただしもう2、3本、再生回数が5万回超えをするような動画が生まれさえすれば万垢を達成をするのではないかという感覚はあります。過去経験からくる謎の手応えです。なのでそれが生まれるまで配信を続ける。もう泥臭いですが万垢達成までの攻略法はこれしかありません。
すでに資産形成を扱う有名YouTuberの方がたくさん居らっしゃいますから、誰がやっても同じ結果を得られる解説動画のようなものはあまり進んでやろうとは思いません。
やはりぼく自身からでないと湧き出てこないような話題。それは自身の資産形成に関する実績とか、会社員としての葛藤とか。そういうものが唯一無二のオリジナリティだと思いますので、引き続きこの軸足をブラさずにチャンネル運営していきます。
もちろん「こんな話を聞いてみたい!」とかがあれば、コメント欄で頂戴できればと思います!
純資産1億円への道のり
続いてはこちら、億り人についてです。実は純資産1億円というのは、前回の動画「純資産8,000万円を超えたので引き際について考えてみた」でも触れていました。
人生を3つのフェーズに分けた際、ぼくは現在「社会人」として2ndフェーズにあります。これを次のフェーズに進めていくときに、何をきっかけとすればよいのか。
「資産」「年齢」「野望」の3つのテーマそれぞれで考えたときに、純資産額1億円突破、というのがキリが良くて分かりやすいだろう、という趣旨の内容でした。
もちろん1億円という数字自体に意味はありませんが、今後も独身で過ごすことを考えれば十分であるという点と、純粋にキリが良いから基準値として置くにはちょうどいいのではないか、そんな温度感です。ま、今回冒頭でも触れたようにアチーブメント的な考え方ですね。
この回でも少し紹介したのですが、これまで「やわらか中学校」で紹介してきたぼくの資産額というのは「金融資産」をベースにしていました。これは「総資産」のうち流動性(換金性)の高い資産のみを合算した額で、すぐに現金化が難しい不動産は除く算出方法です。
理由としては、流動性の高い資産だけで見ていく方が計画を立てやすかったからですね。なお、ぼくはこれまで「2026年中に金融資産7,500万円を超える」という目標設定をしており、これは7,500万円を年間4%で運用することができれば、必要最小限の年支出236万円を賄うことができるというざっくり計算によるものです。
この考え方を純資産に置き換える場合、ぼくは2010年に購入した持ち家がありますから、これの想定売却価格から住宅ローン残高を差し引いた額を金融資産に合算すれば良いわけです。
4月末時点で、想定売却価格は3,846万円、住宅ローンの残額は▲2,040万円ですから、差し引き1,806万円です。金融資産7,500万円まで到達すれば、単純計算で9,306万円。億り人までは射程圏内となります。
ですのでこれまで金融資産ベースで立てていた計画にやや背伸びをした数字が純資産1億円となりますから、ぼくとしてはそこまで従来計画との違いを感じてはいません。
では、純資産ベースでこれまでの推移を年単位で振り返って見たいと思います。
2017年末:2,002万円
2018年末:2,026万円 (+1.2%)
2019年末:2,649万円 (+30.75%)
2020年末:3,829万円 (+44.55%)
2021年末:4,918万円 (+28.44%)
2022年末:5,516万円 (+12.16%)
2023年末:7,314万円 (+32.6%)
※カッコ内は前記録からの騰落率
※数字は四捨五入
実はお恥ずかしながら純資産の過去推移は2017年12月末時点からしか記録がありません。ExcelでB/S(貸借対照表)、P/L(損益計算書)の管理をし始めたのがこの時期からだったためです。
当時は東芝の債務超過が話題になっていた時期でもあり、歴史ある企業でもこのようなことが起こり得る、これは個人でも他人事ではない。そんな危機感を感じて見よう見まねでB/Sをつけ始めたことがきっかけでした。
家計簿アプリは2014年から利用していたのでP/Lはすんなり出せたのですが、当時はドル建て養老保険や社員持株会への加入、そして持ち家もありましたから、純資産を算出する環境としては相当とっ散らかっていたわけです。これらを一つずつ整理をしていった結果が自己管理用のExcelであり、この純資産額だったりします。
なお、持ち家の現在価格の算出には「イエシル」というサイトを使っています。およそ9,000万件の賃貸情報、売買履歴などのビッグデータを元に、中古マンションの価値を査定してくれるものです。
これまで5年以上このサイトを利用してきましたが、かなり価格の振れ幅は大きめです。実際に不動産会社に査定してもらう価格とは差異があるとも思います。そのため参考値として見るようにしています。
さてそんな純資産推移ですが、まぁ正直言ってこれまで追いかけてきた金融資産推移とそこまで大差ないなという感じです。それもそのはず、先ほど紹介した養老保険や持株会などは2020年に行った家計改善に伴って全て解約。変数が減りましたので、数字変動の多くは貯蓄や運用成績によるものになったためです。
そうした点では、今後も「稼ぎを増やし、支出を減らし、運用に回し続ける」というポイントをしっかりと抑えていけば余程の大不況でも起こらない限りは緩やかに上昇を続けていくと考えられます。
もちろんこれは現在の収入の大多数を占める勤務先からの給料が続いていくことが前提となりますので、あとどのぐらい勤務を続けることができるのかも重要な点です。
ここについてはまさに前回の動画で整理をしたように、2025年末までのどこかを引き際としますので、最長でもあと1年半と言ったところです。
4月末時点の純資産は8,496万円となっています。残り1年ちょっとで
・法定通貨 +529万円
・投資信託 +769万円(+15%)
・暗号資産 +206万円(+20%)
※カッコ内は騰落率
このようなことが実現できれば晴れて億り人到達です。まぁ、収入も将来が確約されていませんし、オルカンもビットコインも同様にどうなるか分かりません。完全な絵空事です。何が起こるか分からないから不安でもあり、一方でそれが面白いとも言えます。これがまさに人生なんだと感じます。
参考までに現在のアセットアロケーションはこのようになっています。
全世界株:60.35%
不動産:21.26%
暗号資産:12.11%
法定通貨:6.28%
※24年4月末時点
オルカンの推移が好調ということもあり、かなり株式偏重になっています。もう少し別のアセットに置き換えた方が良いという考え方もあるかもしれませんが、残念ながらぼくにはそうした知識もありませんから、ここはチャレンジをせず現金保有額を300-500万円程度でキープしておくことだけに意識を向けていく。今後もこれでいこうと思います。
そんなわけで、非常につまらない結論になりますが、純資産1億円の達成に向けては今の取り組みを粛々と続けていくということになります。
おしらせ
キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!
さいごに
今回は『是が非でも達成したい「万垢」と「億り人」』と題しまして、それぞれ振り返りと今後すべきことについて話を進めてきましたが如何だったでしょうか?
どちらの結論も「今のままの取り組みを粛々と続けていく」と極めて刺激の無い結論となりましたが、こういうものは急いでなんとかしようとすると大抵はうまくいきませんね。
投資の世界においては「急いでお金持ちになろうとするから失敗する」なんてことがありますが、本質は同じかもしれません。
地道に今の取り組みを続けていくこと。言葉にするとすごくシンプルですが、それが実は最も難しいという側面もあります。だからこそ皆が目指したい目標というのは、誰もが達成できるわけじゃないわけです。
そしてこの「続ける力」を与えてくれるものこそがアチーブメント。つまりぼくの場合は万垢や億り人といった節目、称号だと言えるのではないでしょうか。
もちろん物事には向き・不向きがあります。向いていないことに注力をし続けても無駄な努力となる可能性も否定できません。しかしぼくは思います。その取り組みが自身にとって向いているのかどうかは、成長スピードにこそ差を生ませるのでしょうが、続けていけば必ず右肩上がりには推移する。
「継続は力なり」なんてことわざがありますが、まさにこの通りなのだと思います。
人間の一生は長くありません。たった数十年ですから、その中で何を選ぶのかでその人の稼ぎも生活もステータスも大きく変わるでしょう。そうした点では何を選択して取り組むかは重要です。
もっと他に良い打ち手があるのかもしれない、自分に向いている取り組みがあるかもしれない。そんな不安に苛まれながらも、人はYouTubeを運営し、資産形成に励むわけですね。
その覚悟に対してなんらかのアチーブメントが欲しくなるのは仕方がないことなのだと思います。多くのスポーツ競技と同様で、応援される、表彰を受ける、結果が出る。こうしたことでその人の更なる力になるということがあるからです。
今回は「万垢や億り人の達成自体には何の意味もない」という入り口から入っていきましたが、達成すればそれらを今後も粘り強く継続していく力にはなる。そんなことが言えそうですよね。
皆さんは「それ自体に大きな意味があるわけではないが是が非でも達成したいこと」って何かありますか?資産形成だけに限らず、色々な視点からコメントをいただけると嬉しいです!
人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
アチーブメントは力なり。