レビュー

リモートワークとフル出社、お金貯まるのは一体どっちなんだい?

リモートワークとフル出社、お金貯まるのは一体どっちなんだい?
この記事で分かること


・リモートワークが貯金に与える影響とは?

・節約できた項目、逆に増えた支出は?

・これからの働き方とお金の関係

ごきげんよう、ぺいぱです。

コロナ禍を経て一気に普及したリモートワーク。その後、出社回帰の流れもある中で、今なおフルリモートやハイブリッド勤務を続ける人も多くいます。では実際、リモートワークによって「お金の使い方」や「貯金」はどう変わるんでしょうか。

ぺいぱ自身は2020年4〜5月の2ヶ月だけリモートワークでしたが、管理職のみそれ以降はみっちりきっちりとフル出社でした。会社全体ではしばらくフルリモートだったものの、それが週2オフィス勤務になり、新型コロナが5類に分類された2023年5月以降はフル出社に戻りました。それはもう社内から大ブーイングだったことが思い出されます。

世の中の温度感としては、フルリモートか週に数回程度の出社であるハイブリッドに人気が集まっていることは、この調査からもよくわかりますね。

働き方の満足度調査

 フルリモート:
  非常に満足→51.0%
  やや満足→39.4%
 
 ハイブリッド:
  非常に満足→23.7%
  やや満足→61.0%

 フル出社:
  非常に満足→13.2%
  やや満足→48.2%
 (n=1075)

【出典】在宅勤務or出社勤務、働き方のホンネに関する意識調査(プロフェッショナルバンク)

ということで、今回はそんなリモートワークとフル出社、どちらの方がお金が貯まりやすいのかを考えていこうと思います。

リモート日数と貯金増は比例する

2025年4月に1,003名のビジネスパーソンを対象に行われた調査では、全体的にはリモートワークでもフル出社でも、貯蓄の増減を感じていないという人が中心層となっています。ただ「違いがある」と回答している人に目を向けていくと色々な考察が成り立ってすごく面白いんですよね。

その極みとも言えるのが「100万円以上貯金が増えた」というカテゴリー。ここにおいては、「フル出社」「週4出社」「週3」「週2」「フルリモート」と、オフィスへの出社日数が少なくなるにつれて、貯蓄が増えたと答える割合が増加しているという興味深い傾向が見られます。

100万円以上貯金が増えた

 フル在宅:5.6%
 週1出社:5.3%
 週2出社:3.6%
 週3出社:2.5%
 週4出社:2.2%
 フル出社:1.1%
 (n=1003)

【出典】リモートワークと貯蓄の関係調査(LASSIC)

この調査では全体的に「貯金額が増えた」と感じている人の割合は、リモートワーク比率の高さと比例している結果になっています。その背景として考えられるのがこのような「出社コスト」の削減です。

 ・昼食やカフェ利用などの外食費が減る。
 ・オフィス用の衣服代や美容代がかからない。
 ・飲み会や懇親会などの交際費が抑えられる。

外出すればお金も外に出ていく機会が大変多い。人目を気にするため支出がかかる。そんなことが言えるのかもしれません。お金を貯めたいのであれば不要な外出はなるべく減らす。身も蓋も無い話ですが、散財しがちな方はまずこれを試すことがすごく効果的な気がします。

あと、自宅に身を置いている時間が多ければ多いほど、家計に目を向けるきっかけが生まれやすくなる。収支に意識がいきやすい。こんな理由もあるのではないでしょうか。ぺいぱがコロナ禍のおうち時間をきっかけに資産形成に目覚めた、なんていうのはその典型です。

また、フル出社よりフルリモートのほうが副業やアルバイト収入が多いという結果にも。

副業やアルバイト収入

 フル在宅:2.8%
 フル出社:1.7%
 (n=1003)

【出典】リモートワークと貯蓄の関係調査(LASSIC)

これは通勤時間が浮いた分、他のことをやる余裕が生まれていることもあるでしょうし、場合によっては本業をしつつ並行して副業やってもバレることありませんから、そんな器用な人がいるのかもしれません。

逆に支出が増えたのは?

一方で、リモートワークで支出が増えたと答えた人も一定数いました。主な理由はこの通り。

 ・電気代や水道代の増加
 ・家のWi-Fiや通信費のアップグレード
 ・在宅環境の整備(デスク、椅子、PC周辺機器など)

オフィスでの必要コストが自宅にスライドしているとも言えますね。会社によっては環境構築費用への手当てなんかが存在する場合もあります。ま、これは絶対にあってほしいですよね。ぺいぱの勤務先はなかったけど。なお、ぼくも昨年末の早期退職前後に、やはり自宅のデスク環境周りはかなり大きくお金をかけました。

人が存在することで自動的にかかる水道光熱費や通信などのインフラ費用はいわずもがなですね。ぼくはIT企業勤務でしたが、あらためてオフィスというのは、什器をはじめとする各種設備が、仕事をする上で非常に機能的に配置されているなとも感じます。

あと興味深いところでは、フルリモート勤務の方は、なぜか医療費負担の数字が高めに出ていること。

医療費の発生

 フル在宅:6.1%
 フル出社:1.9%
 (n=1003)

【出典】リモートワークと貯蓄の関係調査(LASSIC)

普通に考えると、オフィス出社している方が色々と体調崩しそうではありますが(笑)これは一体なんでなのか。推測ですが、純粋にフルリモートだと通院しやすいということがあるのではないでしょうか。特に自宅近辺にかかりつけ医がいる場合、通院の都合つけやすいですもんね。

あと、お子さんがいらっしゃる方では、フルリモートだと保育園などへの送迎がしやすいという声が上がりやすいわけですが、病院に行きやすい話と同じ構図かもしれません。

貯まる人と貯まらない人の差は?

結局のところ、リモートだろうが出社だろうが、意識的に生活コストを見直したかどうかが分かれ目になるのでしょう。働き方での変化ある部分を活かして「しっかり貯める」のか「そのまま使っちゃう」のか。つまり、結果を分けるのは本人の意識次第になるわけです。

プライベートと同じ空間をより長い時間共有するという点から、リモートワークは家計に直結するライフスタイルとも言えます。ですので、

 ・通勤時間の削減=自由時間の増加
 ・オフィスコストの移動=生活費の増加

こんな構図となりますから、現代における働き方変化というのは「お金と時間の再設計」そんなことなのかもしれません。

ただし個人的にはですが、リモートワークの方が支出のコントロールはしやすいんじゃないかなと思います。これは実体験からも。やはり「人と会う」「移動をする」というのはどうしても突発的な支出につながりやすい。それだけ同調圧力や誘惑などと背中合わせなわけです。なのでしっかり家計管理ができてかつリモートワーク環境にある方はお金が貯まりやすい、と明確に言えるのではないでしょうか。

皆さんはリモートワーク・フル出社、どのように働かれていますか? そして、貯蓄の傾向にどんな変化があったのか、そこでの工夫として何をやられているのか。そんなことをぜひコメント欄でシェアいただけると嬉しいです!

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さいごに

この「やわらか中学校」では、取り上げてほしいテーマを募集しています。すべてにお答えできるわけではありませんが、今後のテーマ選びの参考にさせていただきます。また、ぺいぱに聞いてみたいことなども大歓迎です! ぜひコメント欄で教えてください!

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

働き方が変われば、お金の流れも変わる。

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