・成功の定義とは
・伸び代を見通す
・共通項は無数にある
ごきげんよう、ぺいぱです。
このブログの内容は動画でも解説しています。
この「やわらか中学校」をご覧いただいている方は、「会社員」をしながら「資産運用」もしている、という方が圧倒的大多数だと思います。
本業収入を安定的に得て、そこから投資原資を捻出し、資産運用に回し続けるというのは、ご自身やご家族の将来をより豊かなものにするためのテッパン行動ですから、当然といえば当然です。
ただ、その一方ですべての方が成功を掴むということは容易ではありません。ま、何をもって成功と定義するか一括りにするのは難しいところですが、例えば
・手取月収が年齢×1万円(40歳なら40万円)
・純資産額が年齢×100万円(40歳なら4,000万円)
一般的に、独身者の手取月収は平均30万円前後、資産額は平均870万円ほどと言われていますからそれらを大きく上回る水準です。これを超えてくればそれはもう誰が見ても会社員としても個人投資家としても成功していると言えるのではないでしょうか。
この計算式に何か根拠があるわけではありませんが、かけた時間に対してどのぐらい稼げるようになったか、お金が集まるようになったかを「えいや!」で導き出すと、まぁこんな感じなのでしょう。
ちなみにぼくは、先ほどの定義でいくと月収はギリギリ到達、資産はダブルスコアで達成となっています。つまりボーナス偏重だということですね。もちろん中にはこの逆のパターン、月収は未達だけど、強い家計を作り資産は達成という方もいらっしゃるでしょう。
そんな今回は『成功する「会社員」と「個人投資家」に共通する5つの心得』について紹介をしていきます。会社員をされている個人投資家の皆さんにはあるあるネタとして楽しんでいただけると思いますし、投資をしたことがない会社員の皆さんにとっては資産形成に一歩踏み出すきっかけとしていただけると思います。
ぜひ最後までお楽しみください!
成功する「会社員」と「個人投資家」に共通する5つの心得
では、早速いってみましょう!
まずはこれですね。会社員にとっては、職場のストレスやプレッシャーに耐えられる強いメンタルが求められます。人は生きていれば体調が悪いこともありますし、プライベートでうまくいかないこともある。つまりフィジカルもメンタルも機械のように常にピタッと一定になるなんてことはないわけです。
自分ごとでイライラして職場で怒鳴り散らすような昭和ビジネスパーソンはもう絶滅したかもしれませんが、こんなんでは冷静な判断ができませんし、場合によっては誤った判断にも繋がりかねません。
そういう意味ではぼくの周囲にいるいわゆる「出来るビジネスパーソン」は皆さん落ち着いている方が多いです。もちろんダメなものはダメ、と指摘や指示をする必要もありますから、褒める・叱るのメリハリがすごくしっかりしていますね。
これは個人投資家にとっても同様です。まさに今月は相場が大荒れだったわけですが、こうした変動や不確実性に冷静な対処をするためのメンタルが重要です。感情に流されず、当初掲げた指針をブラさずに遂行し続ける。こうした状態を保つことが成功への第一歩だからですね。
会社員と個人投資家をやる上でまず最初に整えておくべきは知識でも服装でも環境でもなくメンタルである。そんなことが言えます。
成功するためには、何を「やるか」だけでなく、何を「やらないか」を決めることも重要です。
会社員であれば、重要ではないタスクや生産性の低い活動を避け、本当に価値のある仕事にエネルギーを集中させていく。これを実現していくための行動や提案、仕組み作りを積極的に推し進める必要があります。
仕事に忙殺されて日々が終わってしまう人の多くはこの取捨選択が疎かになっているか、軽視しているかのいづれかだと思います。「ヒットアンドアウェイ(Hit and Away.)」ではありませんが、本当に重要な部分にピンポイントで注力していくことが成果に繋がることは多く、そうしたチャンスを自ら作り出していく、確度を上げていくことであれば誰にでも可能です。
個人投資家も同様に、時間やリソースの無駄を省くことで、より効率的に目標へ到達することができます。ぼくが普段からよくお伝えしているように、個別株をやめて指数に対して投資(つまりインデックス投資)をするようにしたこと。銀行から証券口座への自動入金、そしてオルカン自動積立を設定したこと。これらは「銘柄を選ぶのをやめた」「購入タイミングを計るのをやめた」ということに他なりません。
取捨選択、やらないことをバッサバッサと切り捨てていく潔さ。こうした部分は成果を出す会社員と個人投資家の共通点として間違いなく挙げられると思います。
何かの成功を掴み取るには、物事への関心を持ち続けることが欠かせません。
会社員は、自分の仕事や業界の動向に興味を持ち、常に新しい知識を学び続けることで成長します。自分が働く会社選び、つまり就職活動は関心の高いところから中心に行うわけですが、一方で配属される職場やチームメンバーは選ぶことができません。
こうした色々な変数によってモチベーションがどんどん下がり、本来関心が高かったはずの仕事に関心が向かなくなる、意欲が低下するなんてことは会社員にとって日常茶飯事かもしれません。そうした点では関心を持ち続けることもセンスだし、努力が必要だということです。
個人投資家も市場や経済の動向に関心を持ち、自分の投資先について深く理解することが重要です。インデックス投資の場合は始めるのに勉強は必要ありませんが、実は始めることよりも続けることの方が難しい。これが真理でもあります。
そしてインデックス投資を続けていくのに必要なのが知識だったりもします。それは相場を出たり入ったりするよりも居続けた方が成果が高くなるということもそうだし、過去実績から15年以上続けていればリターンがプラスになるということもそう。
これらは自分がやっていることに関心を持たないと調べないし、知ることもないわけです。つまり会社員だろうが個人投資家だろうが、取り組んでいることに興味を持ち続けることで、より良い成果を得ることができると言い換えることもできますね。
成功したいのであれば、具体的な成功イメージを持つことが必要です。
会社員は、自分のキャリアの将来像や達成したい目的を明確にし、その実現に向けて行動していきます。昔は「将来は自分で会社を起こしたいです」なんてことを勤務先で話せば白い目で見られたものですが、現代はそのぐらいの威勢の良さが買われる時代です。
ぼくが大事にしている言葉の一つに「人はイメージしたところにしか辿りつかない」というものがあります。旅をするにも自分が最終的にどこで何をしているかを具体的にイメージできていないければ、何をどう準備して良いかが見えてきません。それと同じです。
個人投資家も、自分が将来どのようになっていきたいのか、そのための具体的な目的を定め、それを達成するための目標を設定します。こうした成功イメージを描くことで、モチベーションが高まり、実際の行動が目標達成に繋がりやすくなる効果も期待できますよね。
極論かもしれませんが、ぼくはイメージができないことはやらない方が良いとすら思っています。だって分からないまま事を進めても上手くいかないからです。
イメージがしっかりと出来上がるまで立ち止まっていた方が結果的にゴールには早く着く。それは会社員でも個人投資家でも同じかもしれません。
直感も成功の要素として無視できません。経験や知識が蓄積されると、そしてされればされるほど直感が信頼できる判断材料となることがあります。
会社員は、判断を迫られる状況で直感に従うことが多くあります。ソニーグループ シニアアドバイザーの平井一夫さんが以前このようなことを言われていました。
『一番良いのは「正しい判断」。二番目は「間違った判断」。一番悪いのは「判断しないこと」』
最後のは論外として、ビジネスをしていると場面場面で判断を求められることが多くあります。そして大抵それは多くの時間を与えてはくれません。その場で判断をしなければならないケースも多々あります。
正しい判断をするには正確な情報が必要ですが、正確な情報は集めるのに時間がかかります。だからこそ時間をかけるべきなんですが、時間をかけたために判断が遅れて結果として悪い状況に陥ることもありますから、最後はバランス感覚も必要です。
情報収集を誰に任せるか、どこまでの情報で良しとするか、時間をかけるデットラインをどこにするか。こうした要素全てで直感を活かしていくことになるのが会社員だったりします。ここにマニュアルはありません。
もちろん個人投資家も、市場の流れや商品のトレンドなどについて直感が役立つことがあります。もちろん直感だけを過信せず、論理的な分析とバランスを取ることが大切なのは先程の例とも一致しますね。
ぼくが2021年6月に個別株を全て売却してオルカンへ一本化したのも直感。ブログを立ち上げて「やわらか中学校」を始めたのも直感。20年近く勤務した会社を退職する決意をしたのも直感。
直感を大切にすることも成功への鍵となります。
おしらせ
キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!
さいごに
今回は『成功する「会社員」と「個人投資家」に共通する5つの心得』について取り上げてきましたがいかがだったでしょうか?
もう1つ付け加えるとすればそれは「銘柄選定」ですね。会社員の場合は新卒だろうが中途だろうが、業界・業種を選びますし、その上でたった1つの企業の門を叩くわけです。
これは株式投資のそれと広義では一緒ですね。将来的な伸び代を見通し、ポートフォリオのバランスを確認し、どんな経営者が何を考えているのかを調べて推察する。
多くの人が複数企業の詰め合わせパックである投資信託を選ぶことと、就職活動において色々な選択肢がありそうということで分野の異なるさまざまな業種や事業展開を行う企業グループ(つまりコングロマリット)を選ぶことは本質的に似ています。
1つの仕事がもし自分に向かなかったとしても、他にも山のように仕事の種類があることを「潰しが効く」なんて言い方をしますが、これも投資信託が参照する指数の銘柄入れ替えの考え方と同じです。
要は何が言いたいのかというと、株式投資をいま現在一切していない人も、何らかの仕事を会社員として行っているでしょうから、必要な経験はすでに済ませているよ、ということです。「資産運用なんてやったことないから怖くてできない」なんていうのはぼくからすれば詭弁なわけです。
今回紹介した5つは、ぼく自身が実際に経験してきたこと、目にしてきたことをまとめてあります。あくまでぺいぱという会社員、そして個人投資家の視点でしかありませんから、他にも会社員と個人投資家の共通要素はたくさん存在すると思います。
ぜひこれをご覧いただいている皆さんの中でも成功に向けて必要な共通項をコメント欄で紹介していただけると嬉しいです。そうしたものが出揃ってようやく今回のテーマが完成するのだと思っています。
人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
成功に必要なことは日々の生活の中に転がっている。