健康とお金、どっちも手に入れるためには？｜資産運用学園やわらか中学校

この記事で分かること

・お金と健康
・食事と運動と睡眠
・ストレスと自由

おはーん、ペーパー先生です。

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は

人間について最も驚くことを問われた際、こんなことを答えたとされます。

「人間は、お金を稼ぐために健康を犠牲にする。そして、その稼いだお金を犠牲にして健康を取り戻そうとする」

【出典】「お金を稼ぐために健康を犠牲にする」愚かさ　毎日イキイキと働くためにしたい“たった一つのこと”（ITmedia NEWS）
2022年02月07日 09時00分公開

鋭い指摘であると共に、このメッセージはストレスフルな現代社会を生きる

我々への皮肉にも聞こえます。

社会人になると人は皆、お金を稼ぐために就職をするか

自分で事業を起こすかをします。

そうした環境の中でがむしゃらに仕事をした結果、

メンタルやフィジカルに支障をきたして離脱する。

先生も20年以上にもなるサラリーマン人生でこのような人をたくさん見てきました。

音声解説

このブログの内容はラジオでも解説しています。

そんな自分自身も昨年の健康診断以降、だいぶ健康のことを考えるようになりました。

丈夫に生んでくれた両親のおかげもあり、40歳を迎えるまでは、

大きな病気もなく健康に過ごしてきました。

しかし「身体は乗り換えられない車」なんて形容されるように、

年々、節々にガタが来ているのも事実です。

そんな中で再検査の要因となった高血圧。

こちらの記事でも触れていますが、現在食生活の改善を試みています。

高血圧を改善すればお金が貯まる！完全栄養食『ベースフード』を試す健康診断で高血圧について指摘をされました。食事と運動の改善をし、数値に変化がなければ薬での治療を開始する。こんな方針を担当医と決めたわけです。まずは毎日の栄養バランスを見える化することにしました。今日は"健康は最強の節約"についてお話しします。...

栄養の見える化を皮切りに、完全栄養食『ベースフード』を試していましたが、

現在は少しアプローチを変えて『カロリーメイト』を軸に献立を組み、

引き続きバランスよく栄養素を摂っていくことを心がけています。

さて、人間が健康に過ごすために必要な要素を挙げると、

「食事」「運動」「睡眠」になるかと思います。

会社勤めをしていると、自分のコントロールできる部分が少ないわけですから、

これら3要素をすべて充実させることは難しくなっていきます。

・好きな時間に食事を取れない。
・仕事終わりはクタクタで運動する気にならない。
・平日は十分な睡眠時間が確保できない。

そんな中、日本でもコロナ禍を経て

急速にその認知度が高まった、経済的に自立した早期退職「FIRE」。

生きていくためのお金を資産運用だけでまかなえる状態を指すわけですが、

そんな自由を得ても、結局人は何らか仕事をしたくなるもの。

FIRE達成者の多くは、執筆活動だったり農作業だったり慈善活動だったりを行っています。

ではFIREとサラリーマン生活、同じように仕事をしているのに何が違うのか。

それはFIREは「好きな仕事だけを選べる」ということです。

FIREというのはつまりは選択する自由へのチケットなんですね。

2019年にFIREを達成され、ブログやYouTubeなどでご活躍中の

アメリカ株投資家たぱぞうさん。

先日、同氏のYouTubeでFIRE後の生活についてこんなことを言われていました。

「先日、人間ドックを受けました。FIREする前と比べてほとんどの数字が良くなっていました。これは意外でした。特に肝臓に関する数値が驚きで良い方に半減していましたね。FIRE後の方が飲む機会が増えて酒の量も少し増えたのに、です。そんなことを聞くと、”たぱぞうさん、よっぽど組織が嫌いだったんですね”と言う人がいるかもしれません。実はFIREする前の仕事は私は結構好きでした。その道を極めようと毎日努力し、自分の仕事分野について本を出したこともあります。充実していたのでストレスはそれほどでもない、と思っていたんですね。とは言え、今考えてみると、”仕事が好きだ、仕事にやりがいがある”そのように思い込ませようとしていたのかもしれません。前職は好きでしたがそれなりに負荷がありました。私のいた職場は場合によっては退勤時間が深夜になったり、あるいは御前様になるような職場でした。責任もやりがいもある職場と言って良いでしょう。メンタルが追い込まれる人も珍しくなかったですね。20年勤める中でそのような負荷がかかった状態が常態化していて体に負荷をかけていたことに気づきませんでした。