・ぺいぱの純資産状況
・過去3年の収支を振り返る
・資産形成の肝は住居費
ごきげんよう、ぺいぱです。
このブログの内容は動画でも解説しています。
https://youtu.be/Tk4lLj9NHFU
週初めということで、ぺいぱの資産状況をチェックしていきます。前回は8月18日締めでお伝えしましたので、そこからの比較になります。後半では過去3年間の収支状況、そして投資家ぺいぱとしての運用益、さらには人生における最大の固定費と言っても過言ではない住居費がどうあるべきかについての考察をお届けしていきます。ぜひ最後までお楽しみください!
ぺいぱの純資産状況
不動産の評価額についてはAI査定サービス「ハウマ」「イエシル」での算出価格平均を取っていますので、あくまで目安としてご覧ください。負債欄にある「カード払い」というのは確定しているクレジットカード利用額を反映しています。
では、さっそく週初めの状況を見ていきましょう!
■2025年8月18日時点の純資産
<資産>
オルカン:3,931万円
暗号資産:1,816万円
不動産: 3,968万円
法定通貨:433万円
—————————
小計:1億148万円
<負債>
カード払い:▲101万円
—————————
小計:▲101万円
—————————
合計:1億47万円
※数字は四捨五入
※カッコ内は前回対比
… … …
■2025年8月25日時点の純資産
<資産>
オルカン:3,915万円(▲0.41%)
暗号資産:1,757万円(▲3.25%)
不動産: 3,973万円(+0.13%)
法定通貨:446万円(+3.00%)
—————————
小計:1億91万円(▲0.56%)
<負債>
カード払い:▲85万円
—————————
小計:▲85万円
—————————
合計:1億6万円(▲0.41%)
※数字は四捨五入
※カッコ内は前回対比
一週前と比べてそこまで変化がありませんが、あえて特筆すべき点を挙げるとするならば現金が増えていることでしょうか。通常ここは労働収入がありませんから、保有金融商品の解約をしない限り、じわじわと生活費で微減していくのですが、
広告収入(YouTube):1.9万円
広告収入(ブログ):0.8万円
家賃収入:12.1万円
—
合計:14.8万円
※数字は四捨五入
この分が乗っかっており、かつ住居費がまだ引かれていないためです。なおその住居費ですが、新居の8月分は契約時にすでに支払い済みで、旧居分は27日の引き落としになります。契約終了月になりますので若干負担は軽減されるかもしれませんが、退去費用は別で乗っかってくるでしょう。
続いては今年に入ってからの資産推移とアセットアロケーションです。
<ぺいぱの純資産推移(25年)>
24年12月末:1億183万円
25年01月末:1億89万円(▲0.92%)
25年02月末:9,577万円(▲5.08%)
25年03月末:9,650万円(▲0.76%)
25年04月末:9,456万円(▲2.01%)
25年05月末:9,834万円(+4.00%)
25年06月末:9,774万円(▲0.61%)
25年07月末:1億116万円(+3.50%)
25年08月 :1億6万円(▲1.09%)
※数字は四捨五入
※カッコ内は前月末比
※25年8月は25日時点
… … …
<ぺいぱのアセットアロケーション>
🌏 オルカン:39.13%(+0.01pt)
🏠 不動産 :39.70%(+0.21pt)
🪙 暗号資産:17.56%(▲0.52pt)
💴 法定通貨:3.61%(+0.31pt)
※数字は四捨五入
※カッコ内は前回比
※25年8月25日時点
投資家ぺいぱの運用益
少し話はそれますが、先日お届けしてド滑りしたマッチングアプリの回にて、自身のプロフィール設定する際、職業を「投資家」に。そして年収は昨年ベースで「1000〜1500万」と設定したという話をしました。

その中で、視聴者さんから「FIRE後って職業欄に何を書けばいいか本当に迷いますよね。YouTubeに投稿しているからクリエイターって書いてもいけそうな気がします!」とコメントをいただきました。
これ、確かに悩んだんですよね。自分的にどちらが好みかといえば「いつまでも作り手側でいたい」なんて思っていますから「クリエイター」が理想なんですけど、結局「投資家」を選択したのは、実態としてこちらの方がお金を稼いでいるからです。
過去5年間での運用益をまとめてみました。自身で入金した金額は除いていますが、途中解約している商品があることや、不動産価格はAI査定サービス算出のため、あくまで概算としてご覧ください。含み益も加味していますので会社員における年収とは異なりますが、あえて近しい言葉をつけるなら年収相当額とか実質年収といったところでしょうか。
<ぺいぱの運用益(概算)>
■2021年(7月以降)
オルカン:+244万円
暗号資産:+90万円
不動産 :+113万円
—
合計:+447万円
■2022年
オルカン:▲179万円
暗号資産:▲335万円
不動産 :+575万円
—
合計:+61万円
■2023年
オルカン:+976万円
暗号資産:+398万円
不動産 :+2万円
—
合計:+1,376万円
■2024年
オルカン:+1,056万円
暗号資産:+885万円
不動産 :+121万円
—
合計:+2,062万円
■2025年(8月25日時点)
オルカン:+178万円
暗号資産:+238万円
不動産 :+57万円
—
合計:+473万円
※数字は四捨五入
ざっくりこんな感じです。こうやってみると2023年・24年の運用益がエグいですね。年間通じて苦しい時期だった2022年も謎に不動産価格が上がっていて全体ではぎりプラス着地でした。まぁ、結局のところ放置スタイルの資産運用での数字なんてものは水物なんですが、数字が跳ねれば会社員時代の労働収入をゆうに超えちゃうし、その逆に落ち込めば年間通じてマイナスに転じることだってある。これが投資家としての生き様、ということでしょうか。
おしらせ
キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!

支出について振り返る
先ほども見ていただいた通り、今年は1億183万円でスタートして、現在のところ1億6万円(▲1.09%)ですから、額にすると177万円減となります。ただし、この数字は運用の上下だけを見ているのではなく、生活で出ていくお金も含めて見ていますから、支出状況も重要になってきます。
ぺいぱ、早期退職するまではこんな目標設定を掲げていました。以前からこの「やわらか中学校」をご覧いただいている方は懐かしく感じるのではないでしょうか。
■目的
・好きな場所で好きな時間に好きなことをする。
■目標
・2026年中に金融資産7,500万円を超える。
■手段
・収入を前年より増やす。
・貯蓄率60%を達成する。
・年間4%で運用する。
なんだかんだ、資産形成を開始した2020年以降、株式市場が2022年を除けばかなり好調だったことも後押しして、計画よりも2年前倒しの2024年11月に目標達成しました。現時点で大きく金融資産が減っているのは、この翌月に2,000万円ほどの住宅ローンを完済しているからです。こちらの回でも解説しています。

先ほど「後押し」という言い回しを使いましたが、運用益だけが達成の要因ではないからですね。2021年7月から2023年12月までは毎月30万円のオルカンを買い付けるなど、自分で言うのもなんですが驚異的な入金力を維持し続けたことの方が大きいと自分では考えています。
過去8年間の貯蓄率はこのようになっています。
<🐷貯蓄率推移>
2017年:27.39%
2018年:41.48%
2019年:7.36%
2020年:59.98%
2021年:60.57%
2022年:44.21%
2023年:23.69%
2024年:34.01%
これだけでは数字の規模感がわかりづらいので、過去2年分の収支も紹介しましょう。
■2023年
収入 +1,116万円
支出 ▲852万円
—
差引:+264万円
(貯蓄率:23.69%)
… … …
■2024年
収入 +1,252万円
支出 ▲826万円
—
差引:+426万円
(貯蓄率:34.01%)
※数字は四捨五入
今年は時期が中途半端なのですが、一旦このタイミングまでの数字で過去2年と比べるとどんな概況なのか。それも見てみます。
<1月〜8月末までの収支>
■2023年
収入 +723万円
支出 ▲604万円
—
差引:+119万円
(貯蓄率:16.46%)
… … …
■2024年
収入 +776万円
支出 ▲454万円
—
差引:+322万円
(貯蓄率:41.58%)
… … …
■2025年
収入 +123万円
支出 ▲656万円
—
差引:▲533万円
(貯蓄率:▲435.42%)
※数字は四捨五入
※25年のみ8月25日締め
明細を見ながらの分析は行なっていませんが記憶を辿ってみます。まず、2023年の支出が多いのはホテル暮らし末期で宿泊費が高騰していたことと、オフィス近くの賃貸への引っ越しがまるっと反映されていることが支出増の一番大きい要因だと思います。
その年を超えるペースの支出となっているのが今年です。あえて貯蓄率の計算をしてみましたが数字が体をなさずバグっております。本来は支出超過率や取り崩し率などで見ていく方が良いのでしょう。なお、過去回で触れてきている通り、この期間でも引っ越しがあり、そして何よりもFIRE民最初で最大の関門である税金の波に飲み込まれているため、2023年を超えるペースでの支出となっているわけです。こちらの回でも取り上げています。

この▲533万円という結果ですが、資産運用でお金が働いているおかげで資産全体では▲177万円に軽減されているとも言えるわけですが、いずれにしても労働収入というのは身体への負担が大きい分、数字としても大きいですね。
生活費というのは年により波があります。家族構成が変わらない限りは、上下そこまで大した変動幅にはならないでしょう。あったとしても、旅行に行くとか、大きな買い物をするとか、病気や怪我をするとか、そういう類になると思います。
その中で最も巨額、そして確実に生活にのしかかってくる住居費。ここをどう攻略していくかが資産形成の肝になることは間違いありません。
住居費をどう工夫すべきか
ぺいぱは、2023年2月から先日まで管理費込み月22万円を住居費として支払ってきました。そしてこの巨額な固定費を低減させるための引っ越しを行なったというわけです。家賃を下げるだけでなく、利用していた家具家電のサブスクのほか、ネットサービスも含めてすべてを棚卸しし、初期費用をある程度かけででも継続的にかかる固定費を下げることにいまも絶賛注力しています。こちらの回でぺいぱの生活全般の固定費の過去・現在・未来を取り上げていますので、ぜひご覧ください。

今回の引っ越しで家賃は4万円ほどしか下げることはできなかったのですが、先ほどのサブスク同様、住居費も継続課金という点でサブスクです。これは賃貸だろうが持ち家の住宅ローンだろうが支出が続くわけですから同じことです。
固定費削減においては大きいところをどれだけ潰せるか。携帯電話料金とか保険料見直しがやるべきアクションで優先順位として必ず上位にあるのは、単純にその負担額が大きいからですね。そしてその極みが住居費なわけです。ここをどれだけ下げることができるかで資産形成の勝負が決まると言っても良いでしょう。
以前にも紹介しましたがぺいぱはこんな引っ越し遍歴を持っています。
・実家を出て初めての一人暮らし(2000年〜)
・そこから住宅ローン購入で持ち家(2010年〜)
・持ち家を出てホテル暮らし(2021年〜)
・ホテルからオフィス近くの賃貸(2023年〜)
・オフィス近くから持ち家近所の賃貸(今回)
結果論でしかないのですが、なんだかんだ言っても2010年にふとした思いつきで家を買っておいたことは大きかったと思います。いまは賃貸に出しているのですが、購入時の価格よりも数百万円単位で価格は上がっていますから、10年間住んでいた際に負担していた費用はある意味でチャラになったと考えることができます。また、一人暮らしを始めた初期の頃、2000年から2005年までは勤務先の家賃補助で月10万円のうち半分の負担がありました。
なので、まったく当時は計算をしていたわけじゃないのですが、住居費という観点では結果として恵まれていた、運が良かったと言えます。
ある程度、資産を塊で保有した後であれば、雑な言い方ですが多少住居費の負担が重くても、お金が働くことでそれをなんとかしてくれるものです。ぼくのケースも、高額な家賃負担ではあったものの、資産運用で色々と帳消しにしてくれていた部分はあるでしょうし、今後もそうなんでしょう。
重要なのは資産形成初期の段階でこの住居費負担問題とどう向き合うかです。都心部で働くことになれば家賃は10万円を超えることだって普通にあります。よく言われることですが家賃は収入の1/3以下にするなんて目安がありますが、物価上昇が続いている中では限界もあります。
資産形成は小さい塊をそれなりのサイズに育てていく最初期が一番苦労するし時間がかかりますし何よりも忍耐力が求められます。資産の増加ペースが後半になるほど加速していくという話にも通じますよね。つまり何が言いたいのかというと、社会人になった直後にどれだけ住居費を抑え込むことができるのかがすべてを決めるといって良いということです。
選択肢としてはこんな感じでしょうか。
・A)実家暮らしをさせてもらう
・B)親戚や知り合いに安く貸してもらう
・C)社宅がある会社に勤務する
・D)家賃手当がある会社に勤務する
・E)シェアハウスに住む
・F)同棲をする
感覚的にはAから効果が徐々に下がっていくイメージです。勤務先というのは自由に決めることができませんから、Aの実家暮らしできる環境・状況を作れる人というのはごく一握りだと思いますが、もしできるのであればこれを狙って会社探しをするのだって悪くないでしょう。特に都心部に実家がある人なんかはもうその時点でガチャには当たっていますから、活かさない手はない。
Bについては親戚・知り合いの空き家や空き部屋を間借りしたり居候するということですね。これもかなりレアケースになるでしょう。ぼくは身近な人にはいませんでしたので、マンガやドラマの設定でしか見たことありません。
CやDからは可能性が増えてきますね。ぼくは過去3社経験をしていますが、3社目は社宅がありましたし、1社目と2社目は家賃手当がありました。一般的には社宅の方が住居費負担が低くなりますが、利用期間が入社から数年と決まっているケースもあります。なのでトータルで見ていくと家賃手当の方が効果が高くなる可能性もあります。
Eのシェアハウス、Fの同棲というのは、これまで紹介した選択肢を取れない人の最終手段ですね。通常、生活費というのは1人よりは2人、2人よりは3人と、1つ屋根の下で暮らす人数が増えれば効率的になります。そりゃあらゆる室内の物をシェアしていきますから当然といえば当然です。ホテルで1つの部屋に2人泊まるよりも、2つの部屋を押さえる方が高くつくのと同じ原理です。そうなってくるとあとは人数勝負みたいなところがありますから、この順番になるのでしょう。
ただ、話を大元の「社会人になって資産形成を効率的に進めていくために」というところに立ち戻ると、圧倒的にAが強い。多少のお金を実家に入れるとしても最強。住居費を2〜3万円程度で社会人を10年ぐらい過ごすことができれば、月に5万円をインデックス投資に回すことがそこまで敷居の高いことではなくなります。
年リターンを5%で計算すると最終的には776万円。うち176万円は運用益です。これはかなり控えめで計算していますから、平均10%とかで回れば32、3歳で資産が1,000万円を超えることだってあるでしょう。そうなると自分の労働収入だけで家計を引っ張る一馬力から、お金での運用益も加わる二馬力が機能するようになりますから、ここでようやく自分の好きな場所を選んで住むという自由度がかなり増すわけです。
そんなこんなで、ぺいぱが自身の過去を振り返った結果、現代の新社会人へオススメする住居のベストアンサーは、
① 30歳を超えるまでは実家のお世話になる。
▼
② その間に資産の塊を大きく育てていく。
▼
③ 二馬力になった段階で一人暮らしする。
かなり夢も希望もありませんが、こうしたプロセスもしくは近しいそれを経ていくことで、最終的なその人の自由度は爆発的に増えると思います。
まぁ、20代前半なんて、いますぐ親元を離れて自由に暮らしたい人が多いという実態もあるのでしょう。反抗期がとうに終わっていたとしても、なんだかんだと親を口うるさく感じたりするものです。ただ、結局は実家暮らしが最も資産形成効率がいいし、限られた親との共有時間も圧倒的に長くなる。保守的な話かもしれませんが、この数年住居費に揺さぶられた身としては、改めてこんなことを考えてしまいました。
皆さんはどんな引っ越し遍歴、そして住居費負担軽減策を講じてきましたか? ぜひコメント欄で教えてください!
この「やわらか中学校」ではお金や仕事に関する話題を中心に、FIRE生活に突入したぺいぱの日常を赤裸々にお届けしています。ぜひチャンネル登録・いいね・コメントをよろしくお願いいたします!
人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
固定費は月で見ず、年単位で考えよ。