・「運も実力のうち」とは
・変えられること、変えられないこと
・成功確度を高める努力
おはーん、ペーパー先生です。
先日、このような記事が掲出されていました。
自民党の安倍晋三(あべ・しんぞう)元首相が、
首相の座を射止める秘訣について語ったものです。
「幹事長までは力があれば行く。あとは、大きく言えば運だ。運は自分でつかんでいくということなのだろう」
【出典】首相就任は「運と人柄」 安倍元首相(時事ドットコム)
2022年06月09日21時47分
今日は、「運も実力のうち」についてお話をしていきます。
「運も実力のうち」とは
「運も実力のうち」。
これ、ことわざなのかなと思って調べてみたら
ヒットしないんですよね。
1つの意味で用いられていると思いきや、
ネット記事などを見ていくと、
おおきく3パターンで世の中に受け入れられていることが分かりました。
①結局最後は運次第
→どんなに努力を重ねても、最終的にはタイミングや環境など、運が成否を決めるということ。
②運を引き寄せるのも実力
→例え、その成功が偶然だったとしても、それも含めて当人の実力であるということ。
③運は努力の積み重ねの上にある
→たまたまの成功に見えていても、日頃の努力の積み重ねで得た結果だということ。
ぼくは「①結局最後は運次第」という意味で受け取っていました。
冒頭に触れた安倍さんの発言もこれを意図したものだと思います。
成功の理由は良く分からないけども、全てを引っくるめて実力なんだ、
というのが「②運を引き寄せるのも実力」。
いやいや、その運は日頃からの積み重ねによって掴んでいるよね、
というのが「③運は努力の積み重ねの上にある」。
つまり、成功と努力との因果関係が、①から③にかけて「否定→肯定」に
移っていっている、という違いがあるわけです。
成功確度を高める努力
いま、ぼくはIT企業で開発部門長を担当しています。
先日、今期予算に関する社長との会議の中で、
部門方針をプレゼンした後に言われたのもこれでした。
「まぁ、最後はさ、運だよ。ペーパー先生は運ある?」
これも、「①結局最後は運次第」を意図した発言であり、
自身が、社長にまで上り詰めたことを踏まえた発言でもありました。
世の中には「自分で変えられること」と「自分では変えられないこと」があります。
肌感覚ではありますが割合でいくと
「自分で変えられること」:2割
「自分では変えられないこと」:8割
どのような役職や役割に立ったとしても、
大きくこの比率は変わらないようにも思います。
成功を掴むためには「自分では変えられないこと」が結果に影響する
部分が多いわけで、つまりは運次第になります。
一方、特定のタイミングにおいて、
自分が100の努力をしていたら成功をしていたが、
50の努力しかしていなかったので失敗をした。
環境は全て整っていたのに、「自分で変えられること」を
怠ったがために失敗をした、というケースも考えられます。
ぼく自身は、「②運を引き寄せるのも実力」や
「③運は努力の積み重ねの上にある」については否定的な一方、
自分の行動や努力をし続けている方が、成功確度そのものは高まるとも考えています。
いや、そう考えていなければやってらんない、ということかもしれませんが(笑)
なので、今日もぼくはフルスイングで仕事に臨みます。
では、ごきげんよう。
よろしければ、こちらの記事もごらんください。
運が実力かは分からないけど、成功確度を上げる努力はし続けたい。