・自動車の年間維持費
・aiboの年間維持費
・自宅の年間維持費
おはーん、ペーパー先生です。
モノを購入する際、その時点での価格が高いか安いかという点に目がいきがちです。
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もちろん購入価格に対して得られるベネフィットが上回るかどうかは重要です。
一方で、購入後に維持費用があるのかどうかという点も見逃せません。
例えば自動車。
・税金(自動車税や自動車重量税)
・初期費用(登録や車庫証明など)
・保険料(自賠責保険と任意保険)
・走行費用(ガソリン代やコインパーキング代など)
・メンテナンス費用(車検代や消耗部品の交換費用など)
・駐車場代
・ローン金利
これら全体の維持費が年間でどの程度かかるのか。
ミニバン:44万9,050円/年
コンパクトカー:38万7,850円/年
軽自動車:32万8,965円/年
【出典】車の維持費は年間どれくらいかかる?内訳や維持費を安定させるための方法とは(もろコミマガジン)
2021年12月19日
ベネフィットとして移動利便性が向上する一方、
かなり家計への負担は大きくなることが分かります。
維持費と言えばこんなところにも。
2017年11月1日、ソニーが新型『aibo(アイボ)』を発表しました。
本体価格は21万7,800円。
1999年6月1日に受注販売が始まった初代『AIBO』は、
本体価格が25万円、動作プログラム用の「AIBOパフォーマーキット」が5万円と同じく高価でしたが、
限定3,000台の受注販売予約が開始20分で終了したことが大きな話題を呼びました。
この初代『AIBO』と新型『aibo』が違うのは本体価格だけではありません。
新型はサブスクリプションモデルになっているんですね。
ネット接続でクラウドとアクセスし、学習したり、記憶したりしていくからです。
最低3年間は継続必須の「aiboベーシックプラン」は
【一括払い】 90,000円
【月々払い】 3,278円 × 36回
このようになっており、成長のほか写真共有や
体調管理、バックアップなどがサポートされます。
このほかにも任意の「ケアサポート」、つまりは保険があり
【aiboケアサポート3年】 59,400円
【aiboケアサポート1年】 22,000円
このような料金体系となっています。
年間で均していくと9万~16万円ほどかかる計算となり、
本物のワンちゃんと比較してもかなり大きな継続支出になることが分かります。
【出典】[aibo vs 本物の犬] 気になる年間費用とメリット・デメリットを徹底比較!(Rentio PRESS)
2021/02/10
自宅の購入でも同様です。
税金や修繕費用、保険料などの維持費用がかかるためです。
新築の一戸建てを30年間所有した場合にかかる必要総額は、
【税金】 およそ300万円
【修繕費用】 およそ800万円
【保険料】 およそ80万円
合計で1,180万円。年間平均39.3万円となります。
新築や中古、築年数などで額に振れ幅は出ますが、
一度購入すればそれで終わり、というわけにはいかないわけです。
【出典】一戸建ての維持費はいくら?年間費用や内訳をマンションと比較!(すまいステップ)
2021年12月6日
自動車、aibo、自宅といろいろなケースを見てきましたがいかがだったでしょうか。
いづれも概算でしかありませんから、節約術などで
費用を抑えていくことはできるかもしれません。
今日お伝えしたかったのは、モノを購入する際に
①維持費がかかるのかどうか?
②維持費はどの程度かかるのか?
③維持費の総額を踏まえても購入価値があるかどうか?
このような検討やシミュレーションをしっかり行った方が良いということです。
使わないサブスクが積み重なるという原因も、
安価な月額費用だけで加入判断をして、継続期間を事前に決めておかない、
年間どの程度の支出が確定するのかをイメージできていない、などに起因します。
維持費がかかるものは、購入時の価格だけでなく、将来の確定支出も確認し、
その上で購入可否の判断をするようにしたいですね。
では、ごきげんよう。
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維持費も積もれば山となる。