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企業戦士の「自分は出来る人材」という勘違いについて考える

企業戦士の「自分は出来る人材」という勘違いについて考える
この記事で分かること

・大企業で求められる力
・個人で求められる力
・環境を見定めて適応する力

おはーん、ペーパー先生です。

大企業にもなると、その会社で仕事をするための知識や技術が必要になります。

例えば決裁書を1つ起案するにしても、回議ルートや伺い文面のルールなどがありますし、

予算を獲得する際にも、どの部署と人に対して事前のネゴが必要かなどもあります。

多人数が1つの法人という姿として機能していくための「必要悪」とでも言いましょうか。

もしくはその村社会でのみ通じる「方言」とでも言いましょうか。

つまるところ大企業には、社内では役に立つが、社外だと何の役にも立たない。

そんな知識や技術というものに溢れているわけです。

先生が今の会社に勤め始めてから15年以上経過しています。

大企業の定義は様々。

資本金1億円以下であれば中小企業、みたいなテクニカルな面もありますが、

従業員数が1000人を超えており、上場もしてるもんならそれなりに大企業なのではないでしょうか。

以前にもお話しましたが先生は、「ベンチャー」→「フリーランス」→「大企業」という、

一般的なキャリアとは真逆の歩み方をしています。

どの働き方にも良し悪しはあるのですが、冒頭に述べたような

「その会社でしか活きない知識や技術」というものは、圧倒的に大企業に多いです。

と、いうよりも大企業における仕事の8割ぐらいはそうなんじゃないかと思います。(言い過ぎ?笑)

誤解の無いように言っておきますと、これは悪口ではありません。

そうした力で業績に貢献している人もいますし、法人が推進されていくためには必要だからです。

では、一方でその会社を一歩外に出ると、どの程度通用するのか。

中途採用をやっていた視点からハッキリ言わせてもらうと、

「一人でやりきった事象しか評価されない」ということになります。

社内調整をするとか、仕組みを把握しているとか、

長年在籍していたからやれていたことはぜんぜん意味を成しません。

また、新規契約を取ったとか、新商品の企画を担当したとか、

履歴書を彩るような話題も、そのほとんどが会社の看板や資本があってこそ達成されたものです。

じゃあ大企業における「一人でやりきった事象」ってどんなことになるのか。

実は大企業ではこれを探す方が難しい。

組体操みたいなものだからです。

「ぼくは2段目をしっかり支えました!」

とか

「負荷がかからないよう登りました!」

とかになりますもんね。

1人で完結することなんてほぼありません。

一方でベンチャーやフリーランスで仕事をするということは、

あらゆる事象をゼロから一人で組み立てていく必要があります。

つまり多くが個人競技です。

こういう場所で数年経験をすると、自分1人でなんとかする力がついていきます。

今の先生があるのも、社会人のスタートがそうした苦行だったことで、

1人でなんでも完結させられるし、一方では組織の中で面で戦っていくこともできる。

つまりハイブリット型になったので今の会社では重宝されるわけです。

大企業と個人での生き方、こうした違いがありますね。

大企業に所属するということは、人生で大きな成功は掴めないけど、それなりに生活は安定する。

個人で生き抜いていくということは、生活は安定しないけど、大きな成功を掴める可能性がある。

大企業で活躍していた人材が、独立後に勢いを失うということを先生はこれまで何度も見てきましたが、

その根本には、必要となる力がぜんぜん違うという理由があるわけです。

企業戦士として特定のエコシステムの中でたくましく戦い続けていくのも一つの生き方。

個人で大自然の中、自由にチャレンジをし続けていくというのもまた一つの生き方。

いづれにしてもそれぞれの環境に適応したものだけが生き残る世界なわけです。

自身の持つ力の種類を勘違いしないようにしていきたいですね。

では、ごきげんよう。

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今日のまとめ

企業戦士は自身の力を過信しすぎることに注意せよ。

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