そのた

個人投資家のストレスについて考えてみる。

個人投資家のストレスについて考えてみる。
この記事で分かること

・労働者健康状況調査
・「ストレス」とは
・資産運用における「ストレス」

おはーん、ペーパー先生です。

厚生労働省が5年に1回行っている「労働者健康状況調査」によると、

「仕事や職業生活でストレスを感じている」という労働者の割合は年々増加しています。

50.6%(1982年)
55.0%(1987年)
57.3%(1992年)
62.8%(1997年)
61.5%(2002年)
58.0%(2007年)
60.9%(2012年)

この「ストレス」という言葉。

ふんわりと共通言語化されていますが、正確にはどういった意味なのでしょうか?

「ストレス」とは

物理学で使われていた用語。「ストレス」を風船に例えると、

・風船を指で押さえる力を「ストレッサー」
・ストレッサーによって風船が歪んだ状態を「ストレス反応」

医学や心理学では、心や体にかかる外部からの刺激をストレッサー、そのストレッサーに適応しようとして心や体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。

ストレッサーとストレス反応の総称として「ストレス」と言われていることが分かります。

もう少し詳しく事例を見てみましょう。

<「ストレッサー」の例>

■物理的ストレッサー
 (暑さや寒さ、騒音や混雑など)

■化学的ストレッサー
 (公害物質、薬物、酸素欠乏・過剰、一酸化炭素など)

■心理・社会的ストレッサー
 (人間関係や仕事上の問題、家庭の問題など)

<「ストレス反応」の例>

■心理面のストレス反応
 活気の低下、イライラ、不安、抑うつ、気分の落ち込み、興味・関心の低下など)

■身体面でのストレス反応
 (体のふしぶしの痛み、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠など)

■行動面でのストレス反応
 飲酒量や喫煙量の増加、仕事でのミスや事故、ヒヤリハットの増加など)

【出典】ストレスとは(厚生労働省)

つまりストレス解消をするためには、その原因となっている「ストレッサー」を改善しないといけないということですね。

例えば、先生が先日宿泊していたホテルの空調がカビ臭いことがありましたが、

この場合の「ストレッサー」はカビ臭いこと。

「ストレス反応」はイライラして不快でしたので心理面の反応、となるわけです。

「ストレッサー」を取り除く場合は、エアコンを掃除してもらうとか、部屋を交換してもらうなどがあるわけですが、

最も即効性がある「ホテルを替える」を選択したわけです。

では、資産運用ではどうでしょうか。

個別株をやっていたときの先生は、

「ストレッサー」は保有銘柄の決算や業界動向。

「ストレス反応」は相場による気分の浮き沈み(笑)

と、こんなところ。

あと、「あの銘柄を持っておけば!」

という目移りもある意味で「ストレス反応」だったと言えます。

いまは全世界株投信1本ですから、

世の中で起きている事象すべてを飲み込んでいく。

そんな心境です。

「ああすれば良かった…」

と考えることがスッパリなくなりましたから、

ここに1つのストレス(「ストレッサー」と「ストレス反応」)が無くなったわけです。

皆さんはストレスを抱えずに日々の生活を送られていますか?

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では、ごきげんよう。

今日のまとめ

ストレスはコントローラブル。

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