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「MSCI ACWI」と「オリンピック」と「私」

「MSCI ACWI」と「オリンピック」と「私」
この記事で分かること

・MSCI ACWIとオリンピック
・先進国に偏る開催地域
・開催都市はグローバルブランド

おはーん、ペーパー先生です。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)は

世界の先進国(23地域)と新興国(27地域)の計50地域で構成されています。

一方で、東京2020オリンピックには206地域が参加していますので、およそ4倍!

世界はとんでもなく広いなと思います。

そこで本日はMSCI ACWIの構成地域で、過去オリンピックがいつ開かれたことがあるかを見ていきたいと思います。

なお、リンク先は東京都が提供している児童・生徒向けコンテンツの各地域情報となっています。

MSCI ACWI

■先進国(MSCI World Index)

🇨🇦カナダ
 夏季大会:
 第21回 モントリオール(1976年)

 冬季大会:
 第15回 カルガリー(1988年)

🇺🇸アメリカ合衆国
 夏季大会:
 第3回 セントルイス(1904年)
 第10回 ロサンゼルス(1932年)
 第23回 ロサンゼルス(1984年)
 第26回 アトランタ(1996年)
 第34回 ロサンゼルス(2028年)

 冬季大会:
 第3回 レークプラシッド(1904年)
 第8回 スコーバレー(1960年)
 第13回 レークプラシッド(1980年)
 第19回 ソルトレークシティー(2002年)

🇦🇹オーストリア
 冬季大会:
 第9回 インスブルック(1964年)
 第12回 インスブルック(1976年)

🇧🇪ベルギー
 夏季大会:
 第7回 アントワープ(1920年)

🇩🇰デンマーク

🇫🇮フィンランド
 夏季大会:
 第15回 ヘルシンキ(1952年)

🇫🇷フランス
 夏季大会:
 第2回 パリ(1900年)
 第8回 パリ(1924年)
 第33回 パリ(2024年)

 冬季大会:
 第1回 シャモニー・モンブラン(1924年)
 第10回 グルノーブル(1968年)
 第16回 アルベールビル(1992年)

🇩🇪ドイツ
 夏季大会:
 第11回 ベルリン(1936年)
 第20回 ミュンヘン(1972年)※西ドイツ

 冬季大会:
 第4回 ガルミッシュ・パルテンキルヘン(1936年)

🇮🇪アイルランド

🇮🇱イスラエル

🇮🇹イタリア
 夏季大会:
 第11回 ローマ(1960年)

 冬季大会:
 第7回 コルチナ・ダンペッツオ(1956年)
 第20回 トリノ(2006年)

🇳🇱オランダ
 夏季大会:
 第9回 アムステルダム(1928年)

🇳🇴ノルウェー
 冬季大会:
 第6回 オスロ(1952年)
 第17回 リレハンメル(1994年)

🇵🇹ポルトガル

🇪🇸スペイン
 夏季大会:
 第25回 バルセロナ(1992年)

🇸🇪スウェーデン
 夏季大会:
 第5回 ストックホルム(1912年)
 第15回 ストックホルム(1956年)

🇨🇭スイス
 冬季大会:
 第2回 サン・モリッツ(1928年)
 第5回 サン・モリッツ(1948年)

🇬🇧イギリス
 夏季大会:
 第4回 ロンドン(1908年)
 第14回 ロンドン(1948年)
 第30回 ロンドン(2012年)

🇦🇺オーストラリア
 夏季大会:
 第16回 メルボルン(1956年)
 第27回 シドニー(2000年)
 第35回 ブリスベン(2032年)

🇭🇰香港

🇯🇵日本
 夏季大会:
 第18回 東京(1964年)
 第32回 東京(2020年)※開催は2021年

 冬季大会:
 第11回 札幌(1972年)
 第18回 長野(1998年)

🇳🇿ニュージーランド

🇸🇬シンガポール

■新興国(MSCI Emerging Markets Index)

🇦🇷アルゼンチン

🇧🇷ブラジル
 夏季大会:
 第32回 リオデジャネイロ(2016年)

🇨🇱チリ

🇨🇴コロンビア

🇲🇽メキシコ
 夏季大会:
 第19回 メキシコシティー(1968年)

🇵🇪ペルー

🇨🇿チェコ

🇪🇬エジプト

🇬🇷ギリシャ
 夏季大会:
 第1回 アテネ(1896年)
 第28回 アテネ(2004年)

🇭🇺ハンガリー

🇰🇼クウェート

🇵🇱ポーランド

🇶🇦カタール

🇷🇺ロシア
 夏季大会:
 第22回 モスクワ(1980年)※ソ連

 冬季大会:
 第22回 ソチ(2014年)

🇸🇦サウジアラビア

🇿🇦南アフリカ

🇹🇷トルコ

🇦🇪アラブ首長国連邦(UAE)

🇨🇳中国
 夏季大会:
 第29回 北京(2008年)

 冬季大会:
 第24回 北京(2022年)

🇮🇳インド

🇮🇩インドネシア

🇰🇷韓国
 夏季大会:
 第24回 ソウル(1988年)

 冬季大会:
 第23回 ピョンチャン(2018年)

🇲🇾マレーシア

🇵🇰パキスタン

🇵🇭フィリピン

🇹🇼台湾

🇹🇭タイ

こうやって並べてみると、先進国と新興国という区分と、オリンピック開催というのはニアリーイコールとも言えますよね。

近代大会は開催国に色々な負担がかかってきますから、必然的に先進国中心となっていったのでしょう。

また、先進国でも近年はまったく開催都市になっていない地域が多くあります。

ベルギーやスウェーデン、スイスなどがそうです。

また、イギリスではいろいろな都市で開催されている印象がありますが、

過去3大会、すべてロンドンなんですよね。

オリンピック開催の意義については、先生は語る立場にありませんが、

少なくても記憶に残っている大会を通じて、その都市の名前はしっかりと覚えています。

しかし都市の名前は頭に入っていても、こうやってリスト化を改めてすると、

リレハンメルがノルウェーにあるとか、アルベールヒルがフランスだとか、

実はぜんぜん知らなかったりもします(笑)

オリンピック開催により、都市はグローバルブランドになるということは間違い無いのでしょう。

「ナガノ」も海外からは知名度が高いというのはその良い例ですね。

コロナ前までは、ある意味でオリンピック開催は先進国の仲間入りを宣言する、

またはそのための実績づくりの意味合いがありました。

1964年の東京オリンピックが経済復興のシンボル的位置づけだったというのも同様です。

しかし、2020年を境にその価値観さえも一変しましたので、

果たして大会の意義そのものを、今回の東京2020を経てどのように振り返ることになるのでしょうか。

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では、ごきげんよう。

今日のまとめ

オリンピック開催地域はMSCI ACWIの先進国に偏っている。

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