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400万円の大損失:地獄を見て辿り着いた資産運用の真理

400万円の大損失:地獄を見て辿り着いた資産運用の真理
この記事で分かること

・ぺいぱの3つの大失敗
・面白さと結果は比例せず
・オルカン揚げ足取り勢

ごきげんよう、ぺいぱです。

動画解説

このブログの内容は動画でも解説しています。

世の中の個人投資家の失敗と学び その1

いきなりですが、三井物産デジタル・アセットマネジメントが「投資の成功・失敗談から学ぶ、2026年に活かしたい教訓」と題して行ったアンケート調査結果の一部を見てみましょう。

👤50代・投資歴10年以上
失敗:
酔っ払って買いと売りを間違えた。

学び:
酔っ払ってる時はログインしない。

……

👤50代・投資歴10年以上
失敗:
株での信用取引で多くの持ち高を抱えた状態で、株式市場の大暴落により、多くの損失を出してしまった。

学び:
全ての投資にはリスクがあり、リスクレベルに応じた適切な資金配分、運用が必要。リスク度合いを意識した分散運用も非常に大事。ある程度資産が増えてきたら増やすスピードより、守りの運用が大事になってくる。過度なリスクを取ってしまうと市場が激変したときに大きな損失を出す可能性あり。

……

👤50代・投資歴3〜5年
失敗:
マイルールを破り、やや無理な投資をしたことがあり損失を被った。

学び:
やはり負けない投資法を追求すべきで、局地戦で負けても全体では勝つという意識を持つべき。また1回の投資で負けて退場することは忌避し、投資の種別、銘柄、時期の分散投資をすべきと痛感している。

……

👤40代・投資歴3〜5年
失敗:
投資1年目で情報に踊らされ、国内株式を高値掴みで失敗したこと。

学び:
SNSなどの情報氾濫社会において、自分で考え取捨選択することの大切さ。余剰資金での運用のため、ダメージは少なかった。失敗も次に進むためには必要だということ。

はじめに

年始ということで、心機一転新しく何かを始める、これまでを振り返って意識を入れ替えるなど、色々な形で節目を迎えている方が多いのではないでしょうか。

資産運用は長距離マラソンに例えられることがあるわけですが、道中では

 ・ペース配分を間違えたり
 ・給水がうまくいかなかったり
 ・他の選手を意識しすぎてフォームが崩れたり

実にさまざまな失敗が発生します。

資産運用でも同様のことが言え、「失敗はするものだとしても、そこから何を学べたか」「どんなリカバリーができたのか」で、最終的な結果は大きく変わります。

今回は、新年を迎えたばかりということもあり、そんな資産運用における、ぺいぱ自身の大失敗事例とそこから具体的に何を学んで今に至るのか。さらには世の中の個人投資家はどんな失敗をしどんな学びを得ているのか。それを総ざらいしていきたいと思います。

ぜひ皆さんも今回の話を通じて、ご自身での大失敗事例を振り返っていただき、そこから何を学んで今に至るのかを、コメント欄にどしどしお寄せいただけると嬉しいです。

そうした情報が、まさに今この瞬間 試行錯誤しながら運用を続けている方々にとって大いに役立つものになるのではと考えています。

ぜひ最後までお付き合いください!

ぺいぱの大失敗事例集

ぺいぱの資産運用はこんな遍歴となっています。

<ぺいぱの投資家としての軌跡>
 第一期:2004年-2007年/日本の個別株時代(短期保有)
 第二期:2017年-2021年/海外の個別株時代(中期保有)
 第三期:2021年-現在/オルカンコア時代(長期保有)

こう見ると、やはり2021年6月が転機と言いましょうか、自分自身での資産運用における答えを掴んだと言いましょうか、そんな感があります。どんな分野であったとしても何がその人にとって正解であるかを見極めるというのは実に難しいわけですが、こと資産運用についてぼく自身の中ではこれでもう答えが出たのかなという気もします。

ただ、現在のオルカンコア投資に行き着くまでには色々な失敗をしてきましたので、そうした失敗で得た教訓が積み重なって今が構築されているとも言えるわけです。

ということで、さっそくぺいぱの大失敗事例集を見ていきましょう。

① デイトレで100万円の損失

投資はかっこいい、という全くもって若気の至りな動機で2004年に始めた株式投資。20代半ば当時、軍資金は50万円。人生で初めて手にした株式はフジテレビジョンでした。

今思えばこのあたりからすでに目利きはなかったわけですが(笑)、当時は掲示板などで中小型株の噂話を拾い集めてその日の前場で買い、仕事中に非常階段やトイレの個室で株価に張り付いて取引をしていたことを思い出します。

儲けたいという欲が原動力だった側面が大いにありますから、のめり込みも凄かったし中毒性も相当あったのでしょう。同義で語ってはいけないと思いつつも、現代でいうところのオンラインカジノのような感覚でデイトレをやっていたのかもしれません。

そんな中、2006年1月には日本中を激震させた「ライブドアショック」が発生。ぼくが保有していたハイパーグロース株も、当然のようにその荒波に飲み込まれます。また、この時怖かったのが、東証が取引停止に追い込まれたこと。売り注文が殺到しすぎてシステム処理能力の上限に達する危険があったため、15時を待たずに全銘柄の取引が強制的に止められるなんて事態にも至りました。「売りたいのに売れない」。投資家にとってこれほど恐ろしいことはありません。

ここでの学びは、

 ・タイミングに命をかけるような売買はあかん。
 ・しかも仕事を持ちながらなんてとんでもない。
 ・ギャンブルと資産形成を一括りにしてはいけない。

ということ。「資産運用は危ない」という偏見から貯金だけで過ごすことになります。

② 草コインで300万円超の損失

暗号資産市場、特にビットコインの盛り上がりというのはこれまで何回かありました。日本でビットコインという名前が、良くも悪くも一般的に広く知れ渡ったのは、2014年のマウントゴックス事件でしょうか。そして記憶に新しいのは2017年末から2018年初頭にかけての大ブーム。

「寝て起きるだけでお金が増えている」なんて名言を産んだ時期でもあり、また大手取引所が有名芸能人を起用したテレビCMをバンバン打っていた時期でもあります。

ここでぺいぱは例に漏れず大きく身を乗り出します。しかもビットコインではなく海の物とも山の物ともつかぬ、時価総額の小さなコイン、通称「草コイン」にです。

ぼくはなにかにつけて新しい波に乗るときには、主要どころから少し外れたところに全力で乗っかる側面があるんですよね。

ゲーマーだった中学〜高校時代、世の中がスーパーファミコン全盛期だった1993年からメガドライブに傾倒。きっかけは当時見始めて夢中になっていたF1での最強チーム、ウィリアムズ・ルノーのスポンサーにセガが付いていたこと。これに関連して翌年には当時テレビ中継を行なっていたフジテレビと共同開発で「ヘブンリーシンフォニー」というレースゲームも発売されました。そんなこともあり、メガCD、スーパー32Xという、ほとんどの人が手にしたことも知りもしないような周辺機器もガッツリ揃えて、メインストリームとは違うところで全力疾走。

他にも、人が寝ている時間帯から活動開始するとか、まだまだ小さいニッチなビジネスに参画するとか、なんかずっとそんなアウトローな生き方ばかりしてました。

「人の行く裏に道あり花の山」という投資格言がありますよね。みんなが群がる表通りではなく、誰も見向きもしない裏道にこそお宝が眠っているという意味ですが、ぼくは昔から新しい波に乗るとき、王道のど真ん中ではなく、そこから少し外れた場所に全身全霊で突っ込むスタイルだったわけです。

話が脱線しましたが、一番最初に手にした暗号資産はイーサリアム。それ以降は今も思い出せないぐらいの草コインを10種類ほど手にしていました。海外取引所のバイナンスに口座を作って、日本では買えないコインも多数保有してたわけですから、人間の欲望による行動力というのは凄まじいですね。

そんなこんなで買い始めたのが2017年11月。もう毎日のように市場全体が一段値を上げていくという状態でした。保有していた一部の海外株式を暗号資産に移しつつ、12月のボーナスも全軍突撃させて、総額700万円強のボリュームで年越しを迎えた記憶があります。

結果としては1月の半ばぐらいから総崩れ。あっという間に▲100万円、▲200万円と含み損が増えていき、しまいにはコインチェックでのNEM流出事件にも巻き込まれ、またもや資産を引き出せない事態に。

その後、▲300万円を超えたあたりで精神的に耐えられず損切り。人は自分の許容量を超えた損失が出ると痛みを忘れようとするもので、その後はしばらくあらゆる金融機関の口座を見ることができなくなりました。

ここでの学びは、

 ・一攫千金を夢見て資産運用をするもんじゃない。
 ・よくわからん金融商品を気軽に買ってはいけない。

至極当然。威勢よく攻め込んだのに予定外のことが起き日和ってしまう。これ、冷静に考えるとめっちゃくちゃカッコ悪いですしね。

③ ゴールドで13万円の損失

人間の欲望とは怖いもので、いままで全然欲しいと思わなかったものが「人気が集まっている」とか「売り切れになった」とかの話を耳にすると、急に欲しくなるものです。これは投資商品に限らず、世の中の商品・サービス全般にも言えるでしょうし、異性の好き嫌いでも同じ構造があったりしますね。

第三者が欲しがっているものは自分も何故か欲しくなる。こういう心理的メカニズムが、ミーム株や草コインなどでみられる、いわゆるイナゴタワーを形成する要因になっているように思うわけです。

まぁこの手のチャート、古くはチューリップバブルや南海泡沫事件から脈々と続いているわけですから人間のサガといいましょうか、こうした過ちには抗えないようになっているのかもしれません。

さて、ぼくの資産運用での失敗は5年ほど前のゴールド。2020年8月頭に初めて1オンス2,000ドルを超え史上最高値を更新した時期でした。コロナ禍で大混乱する市場を各国の主要中央銀行が大規模金融緩和で支えていた中、先行き不透明感からゴールド価格が上昇していたんですね。

ぺいぱは、オルカン投資を始める前の段階でしたので、複数の海外ハイパーグロース個別株がコア資産の時代。3月のコロナショック急落ではかろうじてガチホできていたものの、かなり肝を冷やす経験をしました。そのため安全資産への分散を考えていた中、ゴールド現物を積み立てていくことに決めたんですね。

結果として、当時の最高値圏で買い付けて以降、じりじりと値を下げ続ける相場がその後ずっと続くことになります。いわゆる一番高い状態で買い始めたということです。もうスーパージャンピングキャッチとでも言いましょうか。自動積立の設定をしていたにも関わらず、結局毎月の買付を続けることができず、半年後の2021年3月に全て売却。トータルで13万円の損失となりました。

ここからの学びは2つ。

 ・人気が集中し盛り上がっている際に手を出すのは悪手。
 ・1度決めた行動指針を短い期間の結果だけ見てすぐ撤回してはダメ。

そう、皆さんもご存知の通り、ゴールド価格は2023年ごろまでは低迷が続きますが、その後2025年には4,000ドル後半まで急伸したことは記憶に新しいですね。損失金額としては先に紹介した事例と比べて小さいですが、実にお粗末な投資経験となりました。

世の中の個人投資家の失敗と学び その2

冒頭紹介した、三井物産デジタル・アセットマネジメントの「投資の成功・失敗談から学ぶ、2026年に活かしたい教訓」アンケート調査。続きを見ていきましょう。

👤60代・投資歴10年以上
失敗:
25年程前に、投資の勉強費用として100万円を用意して各種投資を経験してみた。商品先物取引にてビギナーズラックで大きな利益を得て、業者に言われて出始めのFXにも手を出し、1年ちょっとで資産が900万円まで増えた。この当時は、投資の経験目的だったものが、数年後には退職して投資で生活できるのではないかとの勘違いまでしていた。しかし、好調は続かず、その後は負け続けて追証も経験し、3年後にはほぼ元の金額に戻っていた。

学び:
会議等対応できない時間があるサラリーマンは、ボラティリティの非常に大きな商品や、レバレッジ商品を使ってはいけない。 サラリーマンは手間暇をかけない投資をするべき。 投資は感情を抑えられるようにしないとダメ。

……

👤40代・投資歴10年以上
失敗:
ソーシャルレンディングで詐欺に引っかかり500万円以上の損失。

学び:
調べもせず良くわからないものに投資しないこと。分配金の出所が何なのかを確認する。インフルエンサーが紹介しているからといって暗黙的に信じないこと。

……

👤40代・投資歴10年以上
失敗:
投資を始めたばかりの時、3倍レバのファンドとチャートを読んで儲けるみたいなものに乗っかったら、1か月で100万円超の損を出してしまったこと。

学び:
短期間で儲けようとすると失敗しやすい。投資に時間や労力をかけられるのでないなら、ほったらかしでも資産を成長させられる仕組みを作ることが大事。

……

👤60代・投資歴10年以上
失敗:
一時的な株価の下落を見て、ある株式銘柄を売却したこと。その銘柄の財務内容は良好であるため、現在も株価は安定している。

学び:
相場の上昇・下落には決して一喜一憂しないこと。

……

👤40代・投資歴10年以上
失敗:
ETFで少々変わった銘柄を掴んでいたところ、見る見るうちに価格が下がり最終的に上場廃止にまで至ったというケースがあった。また、危険とわかってIPO直後の個社株を購入したところ、一時半値以下まで下がったというケースも。

学び:
変則的なスキームやポートフォリオの商品は失敗も多い。セオリーには忠実に。

……

👤30代・投資歴5〜10年
失敗:
個別株への投資。50万円ほど突っ込んで、パフォーマンスは▲50%ほど。完全に塩漬け状態。

学び:
解像度の低いものはやらない or やるとしても小さく始めること。(やってみて分かることもあるので難しい)

……

👤30代・投資歴10年以上
失敗:
トルコリラ。

学び:
短期で利回り高い!と思って飛びついたこと。短期では勝てない。

……

👤30代・投資歴5〜10年
失敗:
勝手に期待値高めに見ていた企業のIPOタイミングで購入した株が、IPO時が一番高く、そこから底値更新が続いている。

学び:
いきなり投資せず、動向を見守って自分なりに予想をつけやすい情報を得ることの重要性。

さいごに

今回は「地獄を見て辿り着いた資産運用の真理」と題しまして、ぺいぱをはじめとする個人投資家の失敗談やそこで得た学びを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

ぼくはこれらの失敗を通じ、「自分は商品やタイミングを選択していく投資は全然向いていない」という結論を得まして、2021年6月にすべての金融商品を手放し、オルカン(全世界株式)へのコア投資に舵を切ることになります。選ばないことを選んだわけです。

「どちらがやっていて面白いか」という点で行けば、自分であれこれ考えて商品を選んでいく投資の方が面白いです。なぜならばやっている感もあるし、インデックスを大きく上回るパフォーマンスを得られるかもしれない、というドキドキワクワク感もあるから。

ただ、面白さと結果が比例しないというのは世の中の真理でもあります。自分の好きな職種・業界で必ずしも稼げるとは限りませんし、YouTube動画制作も自分が面白いと思った動画ほど公開後にぜんぜん伸びないなんてことはざらにあります。小説や漫画などの人気作家だって好きなものだけを描いていても世の中でのヒットに結びつかないことが多い。なので作家と組む編集者の役割が重要だったりするんですね。

資産運用においても、自分が楽しむことと資産形成を着実に進めていくことは切り離さなくてはいけません。オルカン投資を小馬鹿にするような話は、株式市場が不安定なときだけじゃなく、今のように好調な時の方が多く耳にする気もします。

言ってる人の気持ちに立って考えるとおそらく、

・人の言わないことをあえて強めに主張することで注目を集めたい。
・企業や経済のことを詳しく勉強しなくても結果が出るため学びにならない。
・オルカンよりも高いパフォーマンスを出す選択肢はいくらでもある。
 (やれるならとっくにやっとるわ!)

こんなことが背景にあるのでしょう。まぁ、こういう雑音を気にせずに自らが決めた方針をコツコツ・たんたん・中長期で取り組んでいく。そうした強さこそが、個人投資家に求められる資質なんて言えるのかもしれません。

皆さんもぜひ資産運用における大失敗とそこから得た学びについて、コメント欄にどしどしお寄せください。ぼくよりもパンチの効いた経験を乗り越えてきた方は多いかと思います。

成功談って「あぁすごいな」で終わりますが、失敗談は確実に学びになります。どこに落とし穴があるかを知っていれば、個人投資家の皆さんはそれを避けて歩くことができる。投資において、これほど再現性が高く確実な守り方は他にありませんね。

この「やわらか中学校」では、ぺいぱの資産運用の実体験を中心にお金や仕事に関する話題をお届けしています。ぜひチャンネル登録・いいね・コメントをよろしくお願いいたします!

また、YouTubeサブチャンネル「ぺいぱのひとりごと」は、ぺいぱが興味関心のある話題を取り上げて好き放題喋り倒すラジオのようなライブ配信番組となっています。

そしてこの「やわらか中学校」から生まれた4コママンガ「やわらかクエスト -お金と仕事と呪われし大陸-」をnoteで連載中です。中世RPG風の世界観でお金や仕事に関するあるあるネタを扱った作品となっていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

ということで、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

転んでも立ち上がれ!


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メインテーマをひとしきり喋り終わった後で、さらになんやかんやと喋っていくコーナーです。

個人投資家の資産形成を加速させている最大の功労者であろうNISA制度。衣替えをして3年目に突入しました。ぺいぱは「2026年NISA枠方針」でも触れた通り、26年分は2月に一括投資をします。これまでは勤務先からの労働収入をNISA枠に充てていましたが、今回からは一般口座保有のオルカンを取り崩してNISA枠に移し替えていく形に。詳しくはこちらの回をご覧ください。


ぺいぱの2026年NISA枠方針
ぺいぱの2026年NISA枠方針今年も残るところあと半月となりました。皆さんにとってどのような一年になったでしょうか。この時期になると資産形成界隈で話題になるのが翌年のNISA枠扱いですね。そんな中、完全無職家計として迎える一発目の2026年NISA枠をぺいぱはどうするのか。今回はそれについて話をしていきますので、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。...

NISAガチ勢の皆さんは、1月に一括投資設定で臨まれている方も多いようです。成長投資枠240万円に、つみたて投資枠120万円を加えて、年間上限の360万円。これを3年続けているわけですから、累計の投資元本だけでついに1,080万円というステージに到達することになります。

そして恐ろしいのは、これがあくまで原資に過ぎないということ。過去2年の好調な相場で資産そのものも大きく増えているはずですし、その利益に対して税金は一切かからない。資産形成の土台としては、もはやガチすぎて引くぐらい盤石な体制と言えますね。

そんなNISAですが、なんと地方での利用率が、都心部と比べて伸び悩んでいるという話があるようです。日本経済新聞の報道によると、NISA口座の人口比開設率は東京都が32%でトップであるのに対し、最下位の青森県は15%と、2倍以上の大きな差が開いています。

これは「地方の人は投資に興味がない」という単純な話なのでしょうか。NISA口座開設率が高い東京や神奈川などの首都圏と、開設率が低い北海道、岩手、青森など一部の地方との違いはどこにあるのか。ぼくの推測も含みますが、このようなことが言えるのではないでしょうか。 

<首都圏で口座開設率が高い背景>
 ・NISA中心層である30代が多い
 ・所得水準の高さ
 ・投資に関する情報接触の多さ

地方では、身近な相談相手がネット証券を使いこなす現役世代ではなく、依然として「投資=ギャンブル」という価値観を持つ高齢層であったり、あるいは対面で高い手数料の商品を勧めてくる金融機関しかなかったり。こうした「物理的な情報や環境の偏り」が、そのまま資産形成の格差に繋がってしまっていると考えることができます。

ついでにすごくアナログなことを言いますが、都心だと「NISAをやらない理由がないという空気感」がすでに醸成されています。右へ倣えじゃありませんが、周りがやってるから自分もやるという国民性も相まって雪崩れを打つようにこの5年ほどで、都心部での現役層の口座開設が急伸したというのが現実でしょう。

結局のところ、平等に与えられた「非課税という強力な箱」があっても、それを活かせるかどうかは「自ら情報を取りに行く姿勢」があるかどうかにかかってきます。

東京にいても地方にいても、YouTubeやSNSを通じて同じ最新情報にアクセスできるわけですし、そもそもインフレや円安下において現金保有だけではあきらかに行き詰まっていく実態にある中、どう悪あがきして自身の生活を守っていくべきなのか。投資行動へ結びつけていくのに必要十分な危機感はすでに存在します。

ぜひ、それに文句を言うだけじゃなく、行動する原動力にして欲しいと思いますし、この「やわらか中学校」も、そんな誰かの一歩を後押しするきっかけになれるよう、今後も運営をしていきたいと強く思った次第です。

では、ごきげんよう。

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