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目指せ5年後の一攫千金!お楽しみ枠の商品どれが良い?

目指せ5年後の一攫千金!お楽しみ枠の商品どれが良い?
この記事で分かること

・サテライト枠に何を据えるか
・テンバガーを夢見て
・ぺいぱのお楽しみ枠はこれ

ごきげんよう、ぺいぱです。

動画解説

このブログの内容は動画でも解説しています。

「一攫千金」という言葉があります。一度に千金、つまり大金を掴み取ること。労せずいっぺんに大きな富を自分のものにすることを指しており、投資家なら誰もが一度は憧れるのではないでしょうか。非常に力のある言葉です。

一方で、資産形成というのは自身の目的のため、お金をじっくり育てていくことが重要。それは階段を一段一段丁寧に登るようでもあり、マラソンをマイペースに走るようなものでもある。ぼくはかつてから「コツコツ・たんたん・中長期」という標語を掲げていましたが、まさにそういうこと。「一撃ドカン」をめざすものではないわけです。

しかしぼくも根はギャンブラー。2004年に始めた株式投資も、当初は報道で話題に挙がった銘柄のデイトレードでしたし、100万円ほどの損失を出して撤退した後、2017年に復帰後は海外のハイパーグロース株ばかりに手を出していました。

株式投資に限りません。2000年に社会人の第一歩を踏み出した際も、当時は海の物とも山の物ともつかぬベンチャー企業に全力で飛び込みましたし、貯金がすっからかんになるようなMac購入など、ボールに当たらなければフルスイングして腰を壊すようなことばかりやっていたなぁと思い返すわけです。

ですので、2021年6月に個別株を全て辞めて資金をオルカン(全世界株式)に全集中させることを決めた際も、判断自体は間違っていないと思いながらも、いわゆる一攫千金への道を手放したことへの後ろ髪の引かれ方が尋常じゃなかったことは言うまでもありません。

さて、投資の世界にはコア・サテライト戦略と言われる考え方があります。

コア・サテライト戦略とは

運用資産をコア(中核)とサテライト(衛星)に分け、コアは、守りの資産として長期的に安定して運用できる商品を保有し、サテライトは、攻めの資産としてコアよりもハイリスク・ハイリターンの商品を保有する投資方法です。

コア・サテライト戦略

【出典】コア・サテライト戦略でバランスの良い運用を:資産形成⑭(野村アセットマネジメント)

例えば、コアとして保有される定番の株式商品はこうしたインデックスへの投資です。

 🌏 全世界株式インデックス(MSCI ACWIなどに連動したETF・投資信託)
 🌆 先進国株式インデックス(MSCI KOKUSAIなどに連動したETF・投資信託)
 🇺🇸米国株式インデックス(S&P500などに連動したETF・投資信託)

「長期・分散・低コスト」という基本を押さえながら、

A) コアに何を据えるか?
B) サテライトに何を据えるか?

資産運用においては、ここの設計が非常に重要になるわけです。

そんなこともあり、ぼくはコアにオルカンを据えたわけですが、この物足りなさを補うため、2021年9月に暗号資産(1BTC・1ETH)をサテライトとして購入しました。

「マイルドなお味のメインディッシュ(オルカン)に、タバスコのような刺激があるBTCを組み入れた」という言い方が分かりやすいでしょうか。ただし念の為お伝えをしておくと、オルカンが退屈で刺激のない商品のように聞こえるかもしれませんが、実はそんなこともありません。

一般的に、リスクとリターンは表裏一体の関係にあります。

リスクが大きいものほどリターンも大きい(ハイリスク・ハイリターン)
リスクが小さいものほどリターンも小さい(ローリスク・ローリターン)

リスクとリターンは表裏一体

【出典】みずほ証券

図では主にアセットクラスごとのざっくりした紹介となっていますが、このようにそもそも株式100%で臨んでいる時点でかなり攻めた投資をしているわけです。

「株式」と一言でいってもその種類は多岐に分かれます。先に紹介したようにゴリゴリのハイパーグロース個別株なのか、NASDAQ100指数に対して投資成績が2倍になることを目指すレバナスなのか、世界47の国・地域の2,530社に投資しているオルカンなのかでもそのリスクは大きく変わりますし、リターンを狙いつつもいざという時のために値動きはマイルドにしておく株式と債券をミックスしたようなETF・投資信託も存在します。

以前に取り上げたこちらの回「年代別の投資信託これ1本!:もしもぺいぱが○○歳だったら何を買う?」では、20歳〜70歳までの全6パターンで仮にイチから投資を行う場合、たった1本の投資信託を選ぶなら何にするのかの考え方を述べたことがあります。年齢が高くなるにつれてリスクを大きく取れなくなるため、株式の組入比率をだんだん下げていく商品選びになっていくわけです。


年代別の投資信託これ1本!:もしもぺいぱが○○歳だったら何を買う?
年代別の投資信託これ1本!:もしもぺいぱが○○歳だったら何を買う?今回は「もしもぺいぱが○○歳だったらどの投資信託を買う?」をテーマに話をしていきます。シンプルに20歳〜70歳までの全6パターンで1本の投資信託を選ぶなら何にするのか、ということです。投資に唯一の結論はありませんが、ぜひ最後までお楽しみください。...

つまりは投じている先がいくらインデックスとはいえ、株式だけというのはそれなりに攻めていることになります。

ぺいぱももう時期50代に入っていきます。早期退職もしているので労働収入もありません。そんな中で、株式+暗号資産という極めて攻めたアセットアロケーションで今後も行くかどうかですが、基本的には現金比率の調整に気を配るだけで、保有商品をあれこれいじることはしないと思います。そのために個別株をやめてシンプルにしたということもありますしね。

ただしギャンブラー精神は全く消えたわけじゃありません。加齢とともに貪欲な投資姿勢からはトーンダウンしていたものの、サテライトは1つじゃなくても良いわけです。保有してしばらく寝かしておくととんでもない成長を遂げるような商品を追加で買わないこともありません。少額の味変みたいなもんです。

今回はそんな一攫千金を期待できるお楽しみサテライトとして、株式以外も含めどんな商品があり得そうなのかを考えてみたいと思います。

どっしりと腰を据えたコア商品であるオルカンの塊があり、そして生活資金も別である。その上でのお楽しみ枠。ここを間違えてしまうと生活に支障が出ますのでお気をつけください。そんなことを前提に今回はまるっとエンタメだと思って見ていただければ幸いです。

ぜひ最後までお付き合いください!

一攫千金が期待できる商品は何か?

まず、この「一攫千金」というざっくりした表現、どのぐらいの期間でどの程度の成長を指すのか、もう少し整理していきましょう。

投資の世界にはテンバガーという言葉があります。これは、株価が購入価格の10倍以上に急騰した銘柄を指す言葉で、アメリカの投資家ピーター・リンチ氏が提唱して広まりました。野球用語の「バガー(塁打)」にちなみ、10塁打を記録するほどの勢いで株価が急上昇するイメージを表しています。投資家にとって、個別株における勲章のようなものですね。テンバガーは「比較的短期間で」ということなわけですが、今回は向こう5年で10倍といったところをイメージしていきましょう。

ここからは、直近の個別株でどのような事例があったかを見ていきます。米国株ではこんなものがありました。

■エヌビディア【NVDA】(13.64倍)
 13.06 USD(20年10月2日)
 →178.19 USD(25年9月26日)

■パランティア【PLTR】(19.30倍)
 9.20 USD(20年10月2日)
 →177.57 USD(25年9月26日)

■ストラテジー【MSTR】(21.09倍)
 14.65 USD(20年10月2日)
 →309.06 USD(25年9月26日)

エヌビディアってもっと爆上げしていたイメージありますが、直近5年で見ると13倍ほどなんですね。いずれにしてもこれを握りしめ続けてきた方々は本当にすごいと思います。他には、データ分析プラットフォームを手がけるパランティアが19倍、ビットコイントレジャリー企業の代名詞的存在であるストラテジーで21倍となっています。

なお、報道でよく耳にしてきたようなグロース銘柄ではどうでしょうか。

■テスラ【TSLA】(3.18倍)
 138.36 USD(20年10月2日)
 →440.40 USD(25年9月26日)

■ロビンフッド【HOOD】(3.47倍)
 35.15 USD(21年7月30日)
 →121.78 USD(25年9月26日)

■コインベース【COIN】(0.91倍)
 342.00 USD(21年4月16日)
 →312.59 USD(25年9月26日)

テスラは同期間で3倍、ロビンフッドは上場した2021年7月から現在までで3.5倍、コインベースに至っては上場した2021年4月から現在までで0.91倍と低迷しており、世間の注目を集めた企業でもテンバガーというのは難しいんだなと思うわけです。

先ほどストラテジーを取り上げましたが、日本におけるビットコイントレジャリー企業の代表格であるメタプラネット、

■メタプラネット【3350】(7.49倍)
 69 円(20年10月2日)
 →517 円(25年9月26日)

一時期テンバガーをはるかに超えていましたが、このところ株価が右肩下がり。5年前比で7.5倍です。これでもすごいとは思いますが、今後どうなるかは分かりません。

このように、なかなか一攫千金というのは難しいなぁと思います。ちなみに株ではありませんけど代表的な暗号資産であるビットコインそのものはどうかというと、

■ビットコイン【BTC】(10.38倍)
 10,551.46 USD(20年10月3日)
 →109,523.30 USD(25年9月26日)

ちょうどテンバガーでした。

こういうのって切り取り方次第ですから、底値で拾って高値で売れればもっと短い期間でより高い伸びの銘柄は存在するんでしょうけど、銘柄選びに加えてタイミング選択も必要となると相当なテクニックも必要で、ちょっと夢を買うというのとは違ってきますね。爆発的な成長をした上で、さらに持続的な成長をしていくようなものが本来最も良いわけです。IPOを狙うとか中小型株を物色するとかはたしかに近道な気もしますが、ぼんやり生きてきたぺいぱ自身の投資スタイルとは少し合わないかなぁ思います。

前置きはこのぐらいにしまして、ここからは具体的にどんなものがサテライトお楽しみ枠として面白そうかを見ていきましょう。

① グロース個別株

まずはここから。参考までにぺいぱが2021年までやっていた海外個別株での投資ポリシーはこのようなものでした。


「eコマース・SNS・金融・ゲーム・広告のうち3つ以上を事業の柱として持つテック銘柄から選定」

自分自身がIT企業勤務を長くしていたため、事業内容やその成長性を認識しやすいから、ということで自分なりの決め事を設けていました。これら分野で顧客基盤を持っている(もしくは持ち始めている)企業は、安定したキャッシュインがありますから、それがうまく投資に回っていけば大化けするかもしれない。そんな期待が持てるわけです。

いずれにしてもグロース個別株は「もしかすると近い将来爆上げするかも!?」という夢が最も転がっている分野と考えることができるものの、そんな原石を見つけるのは至難の業。大海原で財宝を探すようなものです。近年ではAI、再生可能エネルギー、半導体、バイオテクノロジーといった分野でそんな財宝が眠る可能性があるかもしれませんね。

グロース個別株:成長企業の選定次第で3~5倍は目指せるか

② 暗号資産

暗号資産は、人類史上最も急成長を遂げたアセットクラスと言っていいでしょう。コロナ禍を乗り越えるため、主要な中央銀行が刷って刷って刷りまくった法定通貨の受け皿になったことも、その後押しをしたかもしれません。

暗号資産には数千から数万種類のコインが存在すると考えられており、その価値を示す尺度が株式のように存在しないため、一攫千金スーパーお宝コインを見つけるのは至難の業です。基本的にはそのコインが何を目指すのかを示したホワイトペーパーを読み込んでいくことになりますが、ここに書かれた内容もある意味で創設者のポエムみたいなものですから話半分で受け止めるのがいいでしょう。

ぺいぱ自身も2017年末の暗号資産ブームに全力で乗っかり10程度の草コインを握りしめたまま年明けの暴落で300万円以上を毀損しています。大きな夢を追いかけるのには大きな怪我も伴うわけです。

数多ある暗号資産に資金を投じる場合「ビットコインとそれ以外」でまず区分して考える必要があるでしょう。

ビットコインは米国で2024年から現物ETFが流通しており、多くの機関投資家が参入するきっかけを作りました。各国政府が戦略備蓄として米ドルの代わりにゴールドと合わせてビットコイン購入をしているなんて話もあります。

近年、デジタルゴールドなんて言われ方もしますが、いよいよ市民権を得た感もありますから、暗号資産に賭けるのであればまずはビットコインを選ぶというのが王道な考え方です。

これが今後5年でどの程度伸長するのかについては本当に色々な見方があります。暗号資産業界に近い人は強気だし、そうじゃない場合は弱気も多いし。本当にこの分野の予想は入り乱れ過ぎていてほとんど参考にはなりません。

参考にはならないですけど今から5年後、2030年9月末あたりで想定され得るレンジを、アナリストや著名人、機関投資家などからのコメントを元にChatGPTでざっくりまとめさせるとこのようになります。

<BTC価格の見込みレンジ(2030年9月末付近)>

・慎重シナリオ:15万ドル 前後
  ビットコインの購入拡大に思ったほど弾みがつかず、
  規制強化や競合技術の台頭によって上昇が抑制されるケース。
  成長はするが10倍以上の伸びは難しい可能性。

・中庸シナリオ:30 ~ 80万ドル 前後
  多くの予測がこのレンジを中心に挙げており、
  購入対象の拡大・法整備の進展がバランス良く進んだケース。
  数倍~10倍未満の上昇幅も視野に入る。

・強気シナリオ:100 ~ 150万ドル 以上
  ビットコインが広く価値保存手段・準備資産として定着し、
  国や法人が大規模に保有するようなフェーズに入るケース。
  リスクも高いがリターンの可能性もかなり大きい。

現在は10万ドルを超えたあたりで足踏みしている感じですから、まぁボトムで見たとしてもやや上昇はする感じにはなりますし、いまからのテンバガーも可能性はゼロではないわけです。

ぺいぱ自身もこの爆発力を楽しむために1BTCを握りしめているわけですが、以前もこちらの回「10年後のビットコインは全損か10億円か」で取り上げた通り、全損か爆上げかの未来を受け止めた上で握りしめています。


FIRE一年目:ぺいぱの資産状況(2025年8月18日)
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国内ではまだ税制が整っていませんし、何せ歴史の浅いアセットでもありますから、今後どう転ぶかは正直良く分かりません。

配当もないですし(レンディングはありますが)、より高値で欲しいと思う人がいなくなったら終わりの世界でもあります。良く分からんものに投資すべきではないという言葉もあります。まぁでも他人と同じことやってても頭ひとつ抜けていきませんからね。

ビットコイン以外の暗号資産ですが、これは「時価総額上位コイン」と「それ以外のコイン」とに分けられます。前者はイーサリアムやリップル、ソラナ、ドージコインなどです。後者はもう星の数ほど存在しますから、それが急成長をすればグロース株式やビットコインなどとは比べ物にならないほどの爆発力があるでしょうけども、それを探し当てるのは広大な宇宙の中で財宝を探すぐらい難しいでしょう。

暗号資産:全損もあり得るが10倍以上のリターンも十分狙える

③ レトロゲーム

いま現在、販売されているゲームソフトやハードを5年間寝かせても、とても元値から10倍なんてことはないでしょう。まぁ、スイッチ2の転売が社会問題になっているぐらいですから、そもそもそういう行為もオススメできないわけですが。

ここでいうレトロゲームというのは1990年前後に発売されていた商品を指します。ぺいぱは7〜8年前までレトロゲームのカセット集めに奔走していたことがあったんですね。主に「ファミコン」「ゲームボーイ」「スーパーファミコン」という3種の神器向けに提供されていたカセットです。

なぜそんなことをしていたのかというと、自分の老後にたっぷり遊ぶためです。昨年末にFIREしたので、もうたっぷり遊ぶ時期が訪れていると言えますけども(笑)

カセット探しも数が増えてくると自分が何を持っているのか分からなくなってくるので、表計算ソフトにタイトルリストをまとめて、それを確認しながら地元周辺のブックオフなどを巡る旅をしていました。

世の中にはこれらのソフトをコンプリートしているような猛者もいらっしゃいますが、ぼくの集め方は「自分がプレイしたいもの」+「裸でも良いので美品」です。この裸というのは、箱や説明書がない状態のことですね。

レトロゲーム探しの面白さは、同じタイトルでも

 「シールが剥がれているか否か」
 「落書きがされているか否か」
 「色焼けしているか否か」

など、状態の良し悪しに違いが出てくるところ。また、ものによっては前期版・中期版・後期版のように、出荷時期によるROM違いなどもあり、これら要素はもちろん価格にも差が出ます。

数万円といったようなプレミアがついているソフトは大抵のお店でガラスケースに収められているわけですが、稀にワゴンで粗雑に販売されているものの中に、比較的希少なタイトルが紛れてたりもするんですよね。田舎のお店ほどそんなことがあります。それを発見した時のドーパミンの出方はもう半端ないです(笑)

インバウンドという言葉を良く聞くようになり久しいですが、レトロゲームにとってもこれは無視できないんですよね。それは海外の旅行客が秋葉原などで日本のレトロゲームを購入して持ち帰っていくからです。当たり前ですが30年以上前に販売されていた商品には数に限りがあります。それがどんどん海外に流出しているわけです。

需給の関係でいけば、数が減っているわけですからそれに応じて価格も上がっていきます。ぼくが集めていた7〜8年前と比べても、全体的に価格は底上げされていると思います。参考までにプレミア買取価格がついているカセットはこんな感じです。

<高価買取カセット>
 「ドラゴンクエスト」(FC)18,000円
 「ロックマン」(FC)75,000円
 「美少女戦士セーラームーンSuperS 全員参加!! 主役争奪戦」(SFC)18,000円
 「ザードの伝説」(GB)30,000円
 「ファイアーエムブレム トラキア776 DXパック」(SFC)65,000円

  ※25年9月28日時点の箱・説明書あり買取価格

 【出典】レトロPC・ゲーム専門店 BEEP

これは開封済みの美品価格ですから、未開封だとさらに買取金額は高くなります。ものによってはテンバガーな商品もありますが、30年ぐらいかけての10倍だとあまり夢がない気もします。

ここで、レトロゲームの価値の凄さを知っていただくため、過去にこんなオークション取引があったことを紹介しましょう。

 ・限定未開封品のNES(米国のファミコン)版『スーパーマリオ』が66万ドルで落札。
 ・未開封品のNES版『ゼルダの伝説』が87万ドルで落札。
 ・未開封品のNINTENDO64版『スーパーマリオ64』が156万ドルで落札。
  ※いずれも2021年の話題

【出典】未開封の「スーパーマリオ」 7300万円で落札、米国(朝日新聞)

【出典】海外ファミコン版『ゼルダの伝説』がオークションにて約9600万円で落札(AUTOMATON)

【出典】「スーパーマリオ64」、1億7200万円で落札 ビデオゲームの史上最高額(CNN.jp)

レトロゲームの場合はさすがに5年後に爆発するということは現実的ではありませんが、もっと長いスパンで考えていくと、とんでもない価値に化ける可能性があるわけです。

なお、限定未開封品の『スーパーマリオ』ですが、これは持ち主がクリスマスプレゼント用として購入し、机の引き出しに入れたまま忘れていた商品だそうです。だから状態が良いままで保存されていたんですね。美品で残っていたのはたまたま。本来ゲームはプレイして楽しむために購入するわけですから、欲深い人にはこんな幸運巡ってこないのかもしれません。

レトロゲーム:短期間での爆発力は薄いが長時間寝かせれば大化けの可能性も

④ ゴールド

一応これも取り上げておきましょうか。2024年に入って以降、かなりのペースで価格を上げているゴールド。こちらもビットコイン同様に色々な予測が立てられていますので、話半分で聞いてもらえればと思います。ChatGPTに複数のアナリストコメントなどを参考にしつつ、慎重・中庸・強気の3シナリオで1トロイオンスあたりの5年後想定レンジを組んでもらいました。

<ゴールド価格の見込みレンジ(2030年9月末付近)>

・慎重シナリオ:2,500 ~ 4,000ドル あたり

 → 金利上昇やドルの強さ、
   インフレ抑制などが重しになり、
   上昇が抑えられる展開を想定。

・中庸シナリオ:4,000 ~ 6,000ドル あたり

 → 物価上昇圧力・地政学リスク・
   金の安全資産需要・中央銀行需要
   などが適度に作用すると想定。

・強気シナリオ:6,000 ~ 8,000ドル超も可能性あり

 → 金融不安の激化や米ドル信認の揺らぎ、
   国家レベルでの金取得戦略などが
   強く働いた場合を想定。

ここ数ヶ月は、ビットコインよりもゴールドの強気な見方が多い印象もありますね。5,000ドルという節目をより短いスパンで到達すると見ているような識者もいますから、たしかに現在価格から下振れするよりは上振れする可能性の方がありそうな気もします。

ただ、5年後に強気シナリオが実現しても1.6倍~2倍前後の伸びとなりますから、爆発力という点ではかなり控えめです(感覚狂ってきてますが)。まぁ、どちらかというとゴールドはディフェンス力を高めていく位置付けの商品ですからね。

上昇力は限定的ですが、一方で暗号資産と比べると現物資産ですし実需もある。つまり無価値になるようなケースは一番考えにくいという点が最大の魅力的でしょうか。投資原資に大きな余裕があって、手堅くいきたい場合にはかなり有力な選択肢になりそうですが、今回取り上げているような一攫千金のお楽しみ枠としての魅力は弱いですね。

ゴールド:1.6~2倍の価格上昇が見込まれる

⑤ 宝くじ

もはや「ついでに」という感じで取り上げるのですが、グロース個別株の大化けだったり、草コインの一本釣りを「まるで宝くじを当てるかのよう」ってな感じで比喩することもありますから、宝くじ自体はどうなんだということですね。

「10倍どころか一夜で億万長者になれるかも」という意味では、宝くじは究極のハイリスク・ハイリターン商品に思えます。しかし実際は、その還元率がおよそ45%(ジャンボ宝くじ) 程度であり、つまり100円買えば55円が胴元の取り分になっていて、買い続ければ統計的には必ず損をする仕組みです。

<期待値の違い>

宝くじ:
統計的にほぼ確実にマイナスで、買えば買うほど損をする仕組み。

グロース株や草コイン:
10倍、100倍の大化けも理論的にはあり得る一方、失敗すればゼロになる可能性も高い。

ゴールドやビットコイン:
需給やマクロ環境をもとにある程度の予測レンジを描け、ゼロになる可能性は低い。

つまり、宝くじは「ギャンプルっぽい投資」には到底ならず「ただのギャンブル」。夢と期待値の違いを理解しているかどうかが、資産運用と単なる射幸行為を分ける境界線というわけです。ま、そんなぺいぱも宝くじ公式サイトで「ジャンボ」や「ロト7」をガッツリと買ってた時代ありましたけどね(笑)

宝くじ:同列に扱うべきではない

おしらせ

キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!

「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテム

さいごに

今回は「目指せ5年後の一攫千金!お楽しみ枠の商品どれが良い?」をテーマに話を進めてきましたがいかがだったでしょうか?

サテライトで楽しむわけですから、投じるのは現金を含めた金融資産全体の1〜2割といったところでしょうか。1,000万円なら100〜200万円。万が一ゼロになってもコア資産の成長や労働収入などでカバーできる、という考え方ですね。そんなぺいぱは金融資産に占める1BTC・1ETHの割合が3割近くですから、無職の割に攻め過ぎだなと思うわけですが。

もし、ぺいぱが今後お楽しみ枠をさらに設けるのであれば優先順位としては、

 1位:暗号資産(草コイン)
 2位:グロース個別株
 3位:暗号資産(時価総額上位コイン)

こんな感じかな。なお、レトロゲームについては自身が遊ぶために保有をしているんですが、結果的にそれらが長いスパンで見ていくと価値として大化けするようなものが出てくるかもしれません。趣味と投資を兼ねる。なんて素晴らしいんでしょうか(笑)

ほかにも「ビックリマンシール」とか「SDガンダムのカードダス」など、幼少期アイテムには資産性の高いものがあったりしますから、大掃除の際はみなさんお気をつけください。

今回は5年という期間で大化けする可能性がある商品を、かなりざっくりと検証してきたわけですが、取り上げなかったもの、たとえば

 「高級腕時計」
 「スニーカー」
 「ワイン」
 「ウイスキー」
 「アート」

などの世界でも、購入してから数倍の価値になるものはあり得そうですよね。

このあたりを専門で取り組んでいる方もいらっしゃいますから、そういう点でいくとレトロゲームも含めたコモディティというのは非常に奥深いなと思うわけです。そのうちこうした現物を担保にしたETFとか登場したりして。

皆さんはサテライトのお楽しみ枠、どのような商品を保有していますか? 個別株の方が多くを占めるような気もしますが、ぜひどんな夢を抱いてそれらを手にしたのか、コメント欄で教えていただけると嬉しいです!

この「やわらか中学校」ではお金や仕事に関する話題を中心に、FIRE生活に突入したぺいぱの日常を赤裸々にお届けしています。ぜひチャンネル登録・いいね・コメントをよろしくお願いいたします!

また、サブチャンネル「ぺいぱのひとりごと」は、ぺいぱが興味関心のある話題を取り上げて好き放題喋り倒すラジオのようなライブ配信番組となっていますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

あれこれ夢を見ている時が一番楽しい。

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