人がやりたがらないことを仕事にしよう：インフルエンサーになるための武器

こんな人に読んでもらいたい。

・ニッチビジネスについて興味のある方。
・どのようなニッチビジネス企業があるのか知りたい方。
・この考え方を個人で活かす方法を聞きたい方。

おはーん、ペーパー先生です。

コメディアンとして活躍された志村けんさん。

先生はドリフ世代ですので彼の番組を見て育ってきたわけです。

近年ではNHKさんで、中年の哀愁をコントにした『となりのシムラ』や、ドラマ仕立ての『スペシャルコント志村けん in 探偵佐平60歳』出演のほか、

現在放送中の連続テレビ小説『エール』で演じた作曲家小山田先生の熱演など、役者としての活躍も光りました。

小山田耕三の初登場シーンは、志村けんさんがクランクインした日に撮影されました。
サスペンダー姿が決まっていますね✨#朝ドラエール #志村けん #川島潤哉 pic.twitter.com/iRSvRo7GeZ

— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) May 1, 2020

そんな彼がテレビ番組のインタビューで残したコメントです。

「人が嫌がることをやってるから生き残ってる」

バカを徹底的に演じてきた半面で、素は物静かでシャイだったという志村さんらしい言葉です。

今日は成功者になるための姿勢とも言える「人がやりたがらないことを仕事にしよう」をテーマに話をしていきます。

ニッチビジネスで活躍する企業

皆さんはニッチビジネスという言葉を聞いたことがあるでしょうか？

ニッチビジネスとは：
市場シェアを多く占める顧客ニーズではなく、ごく一部の顧客に向けた商品・サービスを提供するビジネスのこと。メリットは対象を絞り込んでいることで、限られた資源を集中投資することができ、その分野だけであれば大手よりも高いシェアの獲得ができること。

この一点突破の考え方はインフルエンサーにも当てはまりますよね。

極めてニッチな分野で頭角を現した人が、徐々にそのネームバリューを活かして活躍の幅を広げていく。

企業がニッチビジネスから市場参入していくのも同じ理由です。

実際にはどのような会社があるのでしょうか。

ヤマサちくわ株式会社

朝ドラ『エール』の話を触れましたので、この会社から紹介したいと思います。みんなのおやつとしておなじみのちくわ。先生もおでんでは欠かせません。ドラマの主人公の奥さんが豊橋出身なので劇中でもよくちくわが登場します。豊橋で1880年に創業したヤマサちくわさんは、徹底して豊橋の鮮魚を使った商品のほとんどを直売店で提供しています。1つの商材を継承し続ける、まさに長寿企業のお手本のような会社です。

株式会社ユーグレナ

東京証券取引所の新興企業向け株式市場「マザーズ」に上場しており、ご存じの方も多いかと思います。ミドリムシ（学名：ユーグレナ）の研究開発及び関連商品の製造販売を行っているのがユーグレナさんです。ミドリムシにはたんぱく質などの栄養素が多く含まれており、これを食品や化粧品、燃料などに活かすという発想でビジネス展開をしています。最近話題のサステナビリティの取り組みを地で行っている感じですね。

フェラーリ N.V.

昨年、映画『フォードvsフェラーリ』では、主人公のライバル企業として描かれました。設立が1947年の老舗自動車メーカーで、高級スポーツカーの代名詞として現在でも高い人気を誇ります。T型フォードの誕生から100年が経過し、テスラなどの電気自動車や自動運転技術など、大きな変革期にある自動車業界の中において、現在も少ない車種で製造工程がほぼ手作業という伝統を守っています。2019年の年間生産台数はトヨタが905万3517台だったのに対し、フェラーリはわずか1万131台。それでも高い利益率を叩き出している企業です。

インフルエンサーの武器

ここまでニッチビジネスに取り組んでいる企業を紹介してきました。

商品が豊富にある時代において「ちくわ」一本勝負。