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暗号資産市場の大暴落で漏れなく爆損中!

暗号資産市場の大暴落で漏れなく爆損中!
この記事で分かること

・ぼくの暗号資産保有について
・今年に入ってからの大暴落
・株式との相関関係が高いこと

おはーん、ペーパー先生です。

今日は暗号資産(仮想通貨)について取り上げたいと思います。

ぼくはコア・サテライト戦略にて、

コアに全世界株式、サテライトで暗号資産(ビットコイン・イーサリアム)を保有しています。

コア・サテライト戦略とは

運用資産をコア(中核)とサテライト(衛星)に分け、コアは、「守りの資産」として長期的に安定して運用できる商品を保有し、サテライトは、「攻めの資産」としてコアよりもハイリスク・ハイリターンの商品を保有します。

コア・サテライト戦略

【出典】コア・サテライト戦略でバランスの良い運用を:資産形成⑭(野村アセットマネジメント)

6月20日時点のアセットアロケーションは、

金融資産額3,314万円に対して、

全世界株式:85.4%
暗号資産:8.6%
法定通貨:6.0%

となっています。

このうち暗号資産は投資額が528万円、

ビットコインに480万円、イーサリアムに48万円。

購入当時の価格でどちらも1BTC、1ETHなんですね。

購入金額に意味があるわけではなく、サテライト枠として

1単位ずつ保有しておこう、ということです。

金融資産全体からみると1割弱しか保有していないのですが、

これ、今月の大暴落で爆損こいてウェイトが下がっているだけです(笑)

評価損益率を見てみましょう。

全世界株式:▲0.5%(▲15.6万円)
暗号資産:▲45.9%(▲242万円)

円安効果で辛うじてトントンを維持している全世界株式に対して、

暗号資産はほぼ半値。目も当てられない状況です。

株式市場ではどの指数も軟調ではありますが特にナスダック。

暗号資産と比較してみましょう。

年初来騰落率(6月20日時点)

ビットコイン ▲51.02%
イーサリアム ▲65.89%
ナスダック ▲31.80%

年初来騰落率 ビットコイン、イーサリアム、ナスダック(6月20日時点)
【出典】Googleファイナンス

イーサリアムの下げ方が半端ない!

もはやナスダックの下げがもはや可愛く見えるレベル!

ま、そんなことよりも重要なのは株式との相関関係が高すぎることです。

ビットコインはかつてデジタルゴールドなんて言われてもてはやされたわけですが、

これでは分散効果はまったく得られませんね。

今年に入り、アメリカの利上げや高止まりするインフレ、

世界経済の景気減速懸念などを背景に、

急速にリスク資産からマネーが退避している状況にあります。

ナスダック指数に連動するETFや投資信託を購入している層は、

同じように暗号資産への投資もしている、という仮説が成り立ちますね。

なお、今回の下落の要因は上記の他にも、

■ステーブルコイン「テラUSD」の米ドル連動が崩れる

暗号資産(仮想通貨)市場で、ドルなどの法定通貨と価値が連動するように設計されたステーブルコインの「テラUSD」の相場が急落した。米金融市場の不安を背景に、アルゴリズムを使ったシステムの裏付けになる仮想通貨への売りが広がり、ドル連動ができなくなった。米規制当局からはステーブルコインの安全性を改めて疑問視する声が出ている。

【出典】ステーブルコイン「テラ」急落 ドル連動崩壊に警戒も(日経電子版)
2022年5月12日 5:59 (2022年5月12日 7:49更新) [有料会員限定]

■セルシウスが預かり資金の出金など取引全般の一時停止を発表

米セルシウス・ネットワークが13日、預かり資金の出金など取引全般の一時停止を発表した。セルシウスは仮想通貨を担保にした融資や、預貯金などのサービスを提供しており、20%近い年利がつく商品もある。今回の取引中止について、「市場環境の悪化から出金を一時停止し、金利の支払いを優先する」と説明する。高利回りを理由に利用者が多く、市場に混乱が広がっている。

【出典】ビットコイン、1年半ぶり安値 米融資大手で出金停止(日経電子版)
2022年6月13日 21:21 [有料会員限定]

このような件も売りに拍車をかけているとみられます。

そんな中で昨年、ナスダック市場に上場して話題となった

アメリカの暗号資産交換業大手のコインベース・グローバルは14日、

世界の拠点で従業員を1,100人削減する方針を発表しています。

暗号資産(仮想通貨)の関連企業がリストラを迫られている。米交換業大手コインベース・グローバルは全従業員の18%に当たる1100人の削減を決めた。代表的なビットコイン価格はピーク比約7割安となり、業績の悪化懸念が強まる。

<暗号資産の急落を受け、リストラの表明が相次ぐ>
コインベース(交換業)…従業員18%削減。採用停止、内定取り消し。
ジェミニ(交換業)…従業員10%削減
ブロックファイ(貸し付け)…従業員20%削減。役員報酬も削減。
クリプト・ドットコム(関連サービス)…従業員5%削減。

【出典】米仮想通貨大手、リストラ加速 決済・送金移行が焦点(日経電子版)
2022年6月15日 7:38 (2022年6月15日 8:13更新) [有料会員限定]

実にまぁいろいろな話題が暗号資産界隈では付きないわけですが、

今後の値動きなどを予測している専門家の話をネットでチェックしていると、

大体の方が「FRBの金融政策に注目」って言うんですよね。

結局のところ株式だろうが暗号資産だろうが、

利上げペースに一喜一憂するのは変わらんようですから、

あまり気にせずご自身の適正なリスク許容度の範囲内で

握り続けるというのが良いと思います。

安値で買い増しを狙っている方もいるようですが、ぼくは追加購入はしません。

1BTC、1ETHを永続的に保有して将来どうなるのかを見届ける、と決めているからです。

相場が混乱しているときは、自身も混乱することがあります。

そういう時には初心に立ち返ることがいいですね。

では、ごきげんよう。

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今日のまとめ

暗号資産は、しばらくそっとしておこう。

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