・株式投資の場合
・起業の場合
・吉田茂さんの場合
おはーん、ペーパー先生です。
「ピンチはチャンス」という言葉があります。
ピンチというのは、逆境や苦難など、難しい立場にある状態を指し、
チャンスというのは、躍進するきっかけや手がかり、成功を掴むためのターニングポイントにある状態を指します。
つまり、苦しい状況に置かれている時こそ、
大きな成功を掴む可能性が秘められているということです。
具体的にはどのようなケースがあるでしょうか。
3つのケースから一緒に学んでいきましょう。
①株式投資の場合
成功を収めた投資家というのは、大きなリスクを果敢に掴みにいってます。
以前にコロナ禍における個人投資家の投資行動について
日経電子版の記事を紹介したことがありました。
【出典】「億り人」への羅針盤、機動力×長期が開く1億円の扉(日経電子版)
2020年12月29日 2:00 [有料会員限定]
金融資産を大きく増加させた投資家に共通しているのは、
2020年3月のコロナショックによる株式市場急落の局面で、
大きく買いに走ったということです。
著名投資家のたぱぞうさんのこのツイートも有名ですね。
お祭り発動\(^o^)/
— たぱぞう🐘/米国株/不動産 (@tapazou29) March 9, 2020
どこが相場の底かは誰にも分かりませんが、リスクとリターンは等しいわけですから、
大きなリターンを得たい場合、リスクも大きく取る必要がある、ということです。
投資初心者がこれをやるのはなかなか難しいでしょうから、
コア・サテライト戦略、つまり中軸をインデックスファンドでしっかりと抑えつつ、
高いリスク・リターンの商品はサテライトとして少額を保有しておく。
そんな考え方がオススメです。
ぼく自身もコアに全世界株式、サテライトで暗号資産を保有しています。
②起業の場合
6月2日放送のテレビ東京『Newsモーニングサテライト』の中で、
日本経済新聞の梶原誠(かじわら・まこと)本社コメンテーターがこのような解説をされていました。
「危機の時こそ起業」というものです。
過去の事例として紹介されていたのが以下の図です。
【出典】株安だからこそリスクオン:日経朝特急プラス(テレ東BIZ)
2022.06.02 05:45
リーマンショック直後の2008年に創業したエアビーアンドビーや
その翌年に創業したウーバー・テクノロジーズ。
日本でも、終戦を迎えた1945年の翌年に「日本再生」を掲げ
東京通信工業、いまのソニーグループが誕生するなど、
世の中が危機で萎縮し、行動様式の変化がある時にこそ、
ビジネスチャンスがある、という考え方です。
ぼく自身は起業をしていませんが、超氷河期と呼ばれた時代に
社会人の第一歩を社員5人のベンチャー企業からスタートしています。
当時はまだ海の物とも山の物ともつかぬような
携帯電話を活用したビジネスを20代早々から手掛けていましたから、
この経験が一番近しい事例と言えるかもしれません。
③吉田茂さんの場合
戦後日本の礎を築いた、第45・48-51代 内閣総理大臣、吉田茂(よしだ・しげる)さん。
戦後復興を語る上で欠かせない人物ですから、
書籍やドラマ、映画などで目にされた方も多いかと思います。
最近では、テレビ東京開局55周年特別企画スペシャルドラマとして制作された
「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂」が記憶に新しいところです。
このドラマの中で、新しい内閣の組閣にあたり、
人材難に嘆く幹部たちの前で、吉田を演じた笑福亭鶴瓶(しょうふくてい・つるべ)さんが放った言葉がこれです。
「人材不足こそ、新しい人材を発掘する好機だ」
よく、会社組織では、ベテランによって上の役職をすべて固められており、
若手の台頭を阻んでいる、というケースを耳にします。
それとは全く逆の状態。
とても重職が務まるような人材がいない状況の時こそ、
抜擢人事でいざやらせてみたら、意外な才能を発揮してくれた。
そんな原石を見つけるチャンスなんだ、という意味が先の言葉には込められています。
IT企業勤務で開発部門を預かるぼく自身も、日々人材難に悩まされていますが
ハッとさせられる言葉でした。
さいごに
今日は「ピンチはチャンス」をテーマに話をしてきましたが、いかがだったでしょうか。
ピンチの時は、焦りや動揺で、正しく物事を見れない、
冷静に状況を判断できない、ということも珍しくありません。
しかし、こうした時こそ、次のステップに繋がるヒントが転がっているもの。
ゲーム「スーパーマリオ」のジャンプ台も高く飛び跳ねる前に、一度大きく沈みます。
このイメージを持ち、常に落ち着いて周囲を見渡すことが大事。
ま、ぼくはジャンプ台を踏み外して、横の溝に何度も落ちてましたが(汗)
…何事も場数が大事ですね。
では、ごきげんよう。
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どんな時でも、成功への道は開かれている。