・物事の整理が苦手な方。
・周囲に納得してもらうことができない方。
・課題の解決方法が良く分からない方。
おはーん、ペーパー先生です。
本日は論理的思考こと「ロジカルシンキング」についてのご紹介です。
「ロジカルシンキング」とは:
複雑に絡んだものを単純化し、誰が見ても分かるよう構造化し、相手を納得させた上で協調するための思考方法。
簡単に言うとこういうものです。
この思考法を普段から意識することができれば、仕事などで抱える課題を速やかに整理していくことが可能になります。
右脳型と左脳型
デザイナーやプランナーには右脳型、つまり「直感・感性・感情」の人間が多く、
プログラマーには左脳型、つまり「論理・思考・分析」の人間が多いとされます。
「ロジカルシンキング」はまさに左脳で駆使するツールとなるわけです。
先生は元デザイナーですのでおもいっきり右脳型です。
仕事でマネジメント業務をする上でどうしても必要となりこの勉強をしまして、今では二刀流になりました。
ドラクエで攻撃魔法と回復魔法を両方扱えるメンバーが重宝されるのと同様、右脳と左脳を使い分けることができる人はビジネスでもとても重宝されます。
社会人には必須の能力ですので、ぜひこの記事を見てご活用ください。
いきなり質問です。
「2020年末までに先生のツイッターフォロワー数を10万人にするのはどうすればよいか?」
こんな課題があった場合、どのような回答をされるでしょうか?
・お金を出して10万フォロワーを買う。
・すでに10万フォロワーを抱えるアカウントを買収する。
・他のSNSも開始してユーザー接点を増やす。
・今よりも役に立つ情報発信をするようにする。
・テレビアニメ「ペーパー先生くん」を制作する。
・そもそも先生のアカウントはクソつまらないので無理。
…とまぁ、いろいろ想像できるかと思います。
ただ、上記のような回答の場合、いづれも「点」の話をしており、「他の方法もあるんじゃないの?」と多人数での合意形成には繋がっていきません。
領域別に整理しよう
先ほどの例のように、課題をいきなり一点突破のアイディアで解決しようとすると、その精度を伝える方法が不足します。
あらゆる課題は「分ける」「絞る」「決める」という段階を踏むことが理想です。
ここからは「ロジカルシンキング」において基本とされている概念、「MECE」(ミーシー)という手法を使っていきます。
これは「Mutually Exclusive,Collectively Exhaustive」の頭文字をとったもので、「漏れなく・ダブりなく」という意味です。
例えば:
■0~19歳、20~29歳、30歳~39歳、40歳以上
→これには漏れがありません。
■幼稚園児・小学生・中学生・高校生・大学生・社会人・高齢者
→これには漏れがあります。赤ちゃんや主婦などはどこに当てはまるのかなど。
原因と結果を分解しよう
先ほどは、「MECE」の考え方についての話でした。
ここからは、それを使って、冒頭にあったような特定の課題に対する分解をやっていきます。
そのために使用するのが「イシューツリー」です。
「イシューツリー」とは、問題解決思考方法のひとつで、原因と結果を樹形図状に展開するものです。問題を階層化し、取り組むべき根本原因を見出すために使用します。
例えば:
このように漏れとダブりがないように分解をしていきます。
こうしたプロセスを踏むことで、各内容の因果関係を明らかにしつつも、解決策を具体的に落とし込めるわけです。
本来は何階層も深堀をしていき、最下層の内容に伴うそれぞれのアクションプランを組み立てます。
日々の仕事で活用してみよう
今回は「ロジカルシンキング」について、「MECE」で分解をし「イシューツリー」で構造を捉えるという手法を紹介をいたしました。
「課題」というのは「ゴール」に対する「現状」とのギャップです。
こうした理解の上で、日頃から皆さんが向き合っている課題に対して、会議や報告書作成などで「ロジカルシンキング」を使ってみていただければと思います。
なお、冒頭の10万フォロワー達成に対する回答がないじゃん!と思われた方。
実際に「イシューツリー」を使い、第一階層に「性別」、第二階層に「国・地域別」、第三階層に「年齢別」で分解を進めた結果、めちゃくちゃ壮大な巻物が出来上がりました。
出た答えは「日本国内のR35世代ビジネスパーソンに対して仕事で役に立つ先生のノウハウ提供」をコツコツやり続けること。
本ブログは20年8月23日開設ですので、まずは1年間。
21年8月22日まで毎日更新し続けます。
では、ごきげんよう。
右脳型の人が「ロジカルシンキング」を手に入れたら最強。