・価値観の押しつけの具体的なケース
・どうすれば押しつけせずにすむのか
・自分のペースで情報の取捨選択する意義
ごきげんよう、ぺいぱです。
このブログの内容は動画でも解説しています。
お金に関連する興味・関心というのは絶えることがありません。人が生きていくのに避けては通れない普遍的な話題だからですね。ですので、日々色々な場所で資産形成や資産運用にまつわる話題が飛び交っているわけですが、他人に対して自身が持っている価値観を押しつけるようなやり取りをSNSで目にすることが最近すごく多いなと感じています。皆さんはどうでしょうか?
ぺいぱが普段使っているSNSはX(旧Twitter)くらいなんですが、そのXで盛り上がっている話題の震源地はテレビやYouTuberなどあらゆるプラットフォーム上での問題発言や行動だったりもしますから、なんかもう自家発電的な混沌さですよね。あと、お金にまつわる話が表に出てきづらい対面についても、ケースこそ少ないながらも「価値観を押しつけ」は会社員時代にいくつかありました。
で、何を持ってぺいぱは「価値観の押しつけ」だと感じているのかといえば、
・こうあるべき
・これは間違ってる
・何もわかっていない
・あの人はこう言っていた etc..
こんな断定的な言葉が投げられているようなケースです。
明確に1つの回答しかない数学だったらそりゃ色々検証や議論があってもいいかもしれませんが、お金に関する話ってその人の置かれた状況で、見え方や判断軸がどうにでも変わるじゃないですか。だから、自分じゃない他人と何か明確な合意点を見つけることって本来はできないはずです。特にSNSなんか素性がわからないこと多いですし。そんなところで言葉の投げ合いをしてるから、カオスが輪をかけて超カオスになっていくのだと思います。
ということで今回は最近ぺいぱが気になっている話題として、資産運用をしている個人投資家のSNSでの集まり「株クラスター」(通称:株クラ)界隈における「価値観の押しつけ」について少し話をしていこうと思います。
話す内容はあくまでぺいぱの感想です。皆さんも普段どう感じられているのか、ご意見やご感想をいただけると嬉しいです。
価値観の押しつけの具体的なケース
株クラ界隈における「価値観の押しつけ」ですが、具体的にどんなことか。たとえば、
・投資をしている人がしていない人を見下す。
・不動産とか暗号資産投資家が株式投資界隈を見下す。
・FIREしている人が会社員を見下す。
ざっくり書くとこのようなことです。もちろん真逆のパターンも存在しますね。
・投資をしていない人がしている人を見下す。
・株式投資家が不動産や暗号資産界隈を見下す。
・会社員がFIREしている人を見下す。
この「見下す」という表現がピタリと当てはまっているかはあまり自信がありませんが、他にも「卑下する」とか「バカにする」とか「否定する」とか、まぁそんなようなことです。
いずれにしても自分のポジションを正当化するために周囲を巻き添えにしていく。皆さんもそんなシーンを目にしたり出くわしたりがあるかもしれません。
株式投資という限られた世界ですら、
・インデックス投資と高配当株投資
・米国株と全世界株
・先進国株と新興国株
・個別株と投資信託
こんな答えのない謎の対立構造が山ほどあるわけですが、株式以外でもそうですよね。先ほど挙げたように、不動産投資をしている人がしていない人に対して「なんでやってないの?」って、やや詰め寄るようなトーンで接してくる。こういうやり取り、ぼくは対面の場でもあるしSNS上のコメント欄なんかでもよく見かけます。
何というんでしょうか。自分の成功体験がどんな人にも当てはまると感じているのでしょうか。それとも裏があって言っているのでしょうか。それは当人しか分かりませんが、財力も時期も相場も、まったく同じ条件を揃えることはできないのに、強くポジショントークを繰り出してくる。人を巻き込まないと不安なのかな。個人的には不動産や暗号資産界隈で多い気がします。すごい偏見ですが(笑)
これ、もちろん情報発信をしている側でもあるぺいぱ自身も、すごく気をつけなきゃいけないなと思ってます。人って、日々いろんな取捨選択をして生きているじゃないですか。たとえば
・何を食べるか
・何を着るか
・いつ出かけるか
・誰と過ごすか
・何を買うか
さらに大きなところで言えば、
・どの業界で働くか
・どんな趣味を持つか
・何の資格を取るか
日常のすべてが、選択の積み重ねなんですよね。
そして、その選択の先に築かれた「今の自分」に自信を持とうとすると、逆に、自分と違う選択をしている人を否定したり、見下したり、あるいはそれがあたかも間違っているかのように振る舞うことで、「自分はこれでよかったんだ」と納得したい。「価値観の押し付け」というのはそういう心理が働くことが理由ではないでしょうか。ま、これはあくまでぺいぱの考察ですから、分析を深めるともっと違う側面あるのかもしれませんが。
まぁだから、SNSでも対面でも、そういった押しつけのような言葉を目にしたときに、自分も気をつけなきゃいけないなと、反面教師としていつも思っています。
ぺいぱも、YouTubeやブログなどで情報発信する立場ではあるんですが、その情報はあくまで「ぺいぱが歩んできた結果の共有」に留めています。自分はこうでしたよ、こうしましたよ、と。万人におすすめできるような唯一の正解じゃない、という前提で話しています。
でも、聞く人・見る人によっては、「このぺいぱってやつ、やたらオルカンとビットコインを勧めてきやがる」と受け止められることがあるかもしれない。それはどうやってもゼロにはならないとも思ってます。
人と人のコミュニケーションって、どう努力してもやっぱり誤解がつきものですから。いつも「3割伝われば上出来だ」と考えていますが、それでも「あくまでぺいぱの経験を話しているだけですよ」と、発信時には常に意識をしています。
どうすれば押しつけせずにすむか
じゃあ、どうすれば「価値観の押しつけ」にならないのでしょうか。
中には意図してやっている、演じている人もいると思います。特にインフルエンサーに分類されるような方は、自身に「色」がないと生き残れません。常に多くの注目やお金を集めるために、強めの言葉で自分の存在を強調していく生き方を「正義」だと捉えている人もいるのでしょう。ぼくはそういう人は好きじゃありませんが、でもまぁここはいくら論じてもその人の価値観ですからいったん置いておきます。
今回フォーカスをするのは、意図していないけど相手に価値観を押し付けちゃうような人が、そうならんようにどう気をつければいいのか、です。
ぺいぱなりに考えたんですけれども、やっぱりポイントは「自己紹介」にとどめることなんじゃないかと。
・こういう風に選んできました。
・こういう経験をしてきました。
・こんな考え方を持っています。
あくまで自己紹介の域を出ない、という意識。それを超えて「あなたもこうすべき」とか「あの人の言っていることは違う」とか「みんなはなんでやらないの?」とか自分外に踏み込んでいくと、もうそれはただの感想を通り越して押しつけになってしまう。
さっきの話にも通じますけど、そのように他人を否定してしまう人って、どこかで「自分のやってることは正しかった」って、強く自分を正当化したい気持ちがあるのでしょう。きっと自信を持って生きたいという気持ちの裏返しなんですよね。
だから結局、防衛策の行きつく先の1つは「自己肯定感を高めていくこと」にもつながると思っています。自己肯定感を他の形でちゃんと満たせていれば、わざわざ他人に対して「これやった方がいいよ」って詰め寄る必要もないからです。
ちょうど昨日の回で、自己肯定感の高め方について話をしているので、もしよければこちらもご覧ください。

おしらせ
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さいごに
ということで今回は、株クラ界隈で自身の価値観を押しつけるような言葉や空気感が、最近とても目につくなと思ったので、そこについて話してみました。いや、これもう株クラに限らないかもしれませんね。SNSでやりとりされているどうしようもない議論はすべて同様。
ぺいぱ自身も押し付けがましくならんよう、あらためて気を引き締めていきたいと思います。得てしてこういうのって「気づいたときにはそうなっていた!」なんてことありますからね。
多くの人が何かを発信する際「自己紹介」に徹することができれば、情報の受け手も自分のペースでそれら情報を取捨選択することができます。ほら、人って強い言葉に引き寄せられがちじゃないですか。昨今のSNS×選挙戦を見ててそう思います。
自分で物事を取捨選択するというのは疲れます。なぜならば考えるから。強い言葉に引き寄せられっぱなしになれば、人は考えなくなってしまう。それは、SNSというツールに支配されて人が退化していくことを意味します。
洋服なんかを買いに行った際、ゆっくり選びたいのに店員がセールストークをかましてくることあるじゃないですか。ここは好みですが、自分のペースは確実に崩れますよね。下手すると興味関心のないものを買っちゃったりもする。こんなシチュエーションにも通じる部分があるのではないでしょうか。……世の中のショップ店員を敵に回したような気がしましたので、謝っておきます。すみません。
この「やわらか中学校」ではお金や仕事に関する話題を中心に、FIRE生活に突入したぺいぱの日常を赤裸々にお届けしています。ぜひチャンネル登録・いいね・コメントをよろしくお願いいたします!
人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。
では、ごきげんよう。
何事も他人に押し付けるのは良くない。