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金融資産7,000万円を達成するために手放した10のこと

金融資産7,000万円を達成するために手放した10のこと
この記事で分かること

・ぺいぱの金融資産推移
・ぺいぱの個人投資家活動変遷
・老化に争うには手放すことから

ごきげんよう、ぺいぱです。

動画解説

このブログの内容は動画でも解説しています。

ぼくはIT企業勤務の40代独身会社員。コロナ禍のおうち時間で家計改善に目覚め、部屋にあるものをほとんど捨てて2021年3月から2年間キャリーケース1つでホテル暮らしをしていました。その後、ホテル代高騰のため現在はオフィスから徒歩3分のところで賃貸住まいをして今に至ります。

あまり一般の人がしないような生活をしてきたわけですが、家計も身の回りもスッキリサッパリさせたことを皮切りに、金融資産がめきめきと伸びていったことは、この「やわらか中学校」でも常々お話してきた通りです。

ぺいぱの金融資産推移はこちらになります。

ぺいぱの金融資産推移

 2017年末:1,717万円
 2018年末:1,561万円
 2019年末:1,857万円
 2020年末:3,103万円
 2021年末:3,959万円
 2022年末:3,889万円
 2023年末:5,591万円
 2024年 :6,837万円
 ※24年は8月16日時点

合わせて貯蓄率推移はこちら。

🐷貯蓄率推移

 2017年:27.39%
 2018年:41.48%
 2019年:7.36%
 2020年:59.98%
 2021年:60.57%
 2022年:44.21%
 2023年:23.69%
 2024年:52.47%
 ※24年は8月16日時点

当たり前のことではありますが、貯蓄率の上昇と共に金融資産も上昇していることが良く分かりますね。これに加えて資産運用も行っていますが、ここでの手法は大きく3つのフェーズに分かれています。

2017年-2021年6月までが外国個別株時代。それ以降はオルカンコア時代です。実はそれよりもかなり以前に日本の個別株をやっていたこともありましたから、個人投資家の活動としては現在第三期にあたるんですね。

 第一期:2004年-2007年 日本の個別株時代(短期保有)
 第二期:2017年-2021年 海外の個別株時代(中期保有)
 第三期:2021年-2024年 オルカンコア時代(長期保有)

なお、ここまでを見ると「おい!7,000万円到達してないじゃねーか!」となりそうなのでこちらも紹介しておきます。過去、どのぐらいの期間をかけて1,000万円単位の大台を突破してきたのかをまとめたもので、月末時点の金融資産額となっています。

ぺいぱの金融資産推移(1,000万円単位)

 2017年01月末 1,014万円
 2020年06月末 2,001万円(41ヶ月)
 2020年12月末 3,104万円(6ヶ月)
 2022年03月末 4,030万円(15ヶ月)
 2023年07月末 5,005万円(16ヶ月)
 2024年02月末 6,464万円(7ヶ月)
 2024年05月末 7,056万円(3ヶ月)
 ※カッコ内は前回からの期間

そう、先日の株式市場の下落で7,000万円を割り込んでいるんですね。ま、今回はワンタッチしたという前提で話を進めていきますが、この推移を見ると1,000万円から7,000万円までに実に7年4ヶ月かかっています。

これを早いと思うか遅いと思うかは、受け取る人によって様々だと思いますが、いずれにしても先ほどの情報も踏まえると資産の伸びるスピードは上がっているようにも思います。

お金を育てていくためには、そのための原資が必要です。ぼくが7,000万円まで到達した理由も大きなところでは、家計改善をして、支出が大幅に減ったことが挙げられます。節約して作った原資を、投資に回して育てていく。

この、ごく当たり前のサイクルをやり始めたことが金融資産を作ることに繋がり、引いては、普段の生活での安心・安定を得ているということです。そうです、結局はいつもご紹介している資産の方程式に戻ってくるんですよね。

■資産の方程式
(収入 - 支出) + (資産 × 運用利回り)
   フロー       ストック

ぼくの「貯める力」というのは振り返れば紆余曲折ありました。2014年の貯蓄率0%という超浪費時代を経て、上がったり下がったりを繰り返しながら、2020年の家計改善後2年間は貯蓄率6割で生活をしていました。

先ほど触れた家計改善を始めたのは2020年の夏。この2年間はコロナ禍で外出が制限されており、飲み会や旅行といった支出がありませんでしたから、貯蓄率6割はそうした追い風もありました。

その後、住居費負担や交際費などが増えたこともあり低下をしていますが、過去7年平均で37.81%ですからそれなりに合格点かと思います。つまりは、誰でもやる気さえあれば貯蓄率を向上させることはできるわけですね。

扶養家族の有無など、本人属性によって参考にできるポイントは変わるかもしれませんが、今回は「金融資産7,000万円を達成するために手放した10のこと」について紹介をしてみようと思います。

ぼく自身では当たり前に思っていることでも、一般的に「え!?」と思われることもあるかもしれませんが、あるがままをご紹介してきます。

2022年7月配信の内容を加筆修正してお届けしていきます。

金融資産7,000万円を達成するために手放した10のこと

 ① 👛 財布
 ② 📚 書籍
 ③ 🚃 通勤
 ④ 🚗 自動車
 ⑤ 💳 会員証
 ⑥ 👬 恋人
 ⑦ 🩹 保険
 ⑧ 🏢 個別株
 ⑨ ✨ 見栄
 ⑩ 🌃 徹夜

金融資産7,000万円を達成するために手放した10のこと

さっそくいってみましょう!

① 👛 財布

ぼくは現金を持ち歩きませんのでお財布も持っていません。都心部で生活をしているうちは、スマホ1台あれば電子マネー決済ができますし、これが使えなくてもクレジットカードが1枚あれば大体は済みます。以前はホテル暮らしだったのでコインランドリー利用にあたり500円硬貨が必要だったんですが、現在は賃貸住まいでそれも必要なくなりました。いまや現金が必要なシーンは飲み会で割り勘用にお札を持参する時ぐらいです。ぼくはお財布代わりに銀行のATM脇に置いてある封筒を利用していますが、だいたいこれを出すと引かれますね。

② 📚 書籍

ホテル暮らしの流れを受けてモノを所有しない生活を継続しているため書籍を購入することもありません。昔は書籍を郵送するとPDFにしてくれるサービスをよく利用していましたが、いまは普通にKindleで購入します。デバイスは『iPhone』でもギリギリ大丈夫ですが、サイズ的には『iPad mini』ぐらいあるとちょうど良いです。ぼくは活字を読むのが苦手で、できれば音声や動画で見たい人なのですが、資料として必要なものはやはり書籍に勝るものはなし。そういう意味ではピンポイントに必要なものだけをKindle保管している感じです。

③ 🚃 通勤

オフィスから歩いて3分の場所に住んでいますので、通勤の概念がありません。ぼくは以前、通勤時間が往復1時間45分でした。営業日を245日とした場合トータルで22,050分=367.5時間。つまり年間15.3日、2週間以上を通勤時間で失っていたことになります。2週間もあれば、FP3級や簿記3級を1から勉強して合格することもできます。筋トレを始めて肉体改造に取り掛かることだってできます。「仕事が忙しくて何も好きなことができない!」なんて言い訳をしている暇があるんだったら、通勤時間を限りなくゼロにする努力をしてみることをオススメします。

④ 🚗 自動車

先ほどの話にも繋がりますが、自動車も持っていません。自動車があると行動範囲が広がってうらやましい思う反面、維持費が高くつきます。ガソリン代や税金などを踏まえると年間の維持費は軽自動車の場合、概算で33万円とされます。また数年に一度は車検もあります。地方暮らしの場合は生活費が抑えられる分、自動車を保有しないと生活が成立しないケースが多いかと思いますので、この辺り世の中というのは絶妙なバランスで出来ていますね。なお、自動車に乗らないのに免許証は保持したままなので、更新にお金がかかっているのは悩みどころです。

⑤ 💳 会員証

昔はレンタルビデオショップや、ダーツバー、レストランなど、至る所で会員証を作っていました。良いお店は繰り返し使う人間でしたから、少しでもお得なサービスが付くと必ず会員証を発行していました。ただ、ある意味こうしたものはお店側のマーケティングツールでしかありません。年齢、性別、購入履歴や利用頻度などの情報提供と引き換えに、ポイント付与でサービスを得られるわけです。しかもそのポイントを使うためにはまた行かなければいけません。サブスク同様に、支出先を固定してしまう可能性も高くなりますから、今は基本的に一期一会の精神でお店とお付き合いしています。

⑥ 👬 恋人

恋人がいるかどうかで、支出の在り方は大きく変わります。コロナ禍前はぼくも彼女がいたのですが、年が明ければ初詣に、バレンタインデーにはプレゼントを、誕生日には食事に行って、ハロウィンにはスイーツを、クリスマスにはディズニーリゾートに。こんな風に一発一発のイベントごとでの支出がデカいんですよね。まぁ、これは家計改善をする前の消費行動ですから、今はまた違った選択肢を取ることになると思いますが「独身+恋人無し+お金のかからない趣味」。この組み合わせは貯蓄率向上にはめちゃくちゃブーストかかります。ちなみに資産を増やすために当時の彼女を手放したわけではなく、別れた後にパートナー作りをしなかったということです(笑)

⑦ 🩹 保険

知人の勧めでよく考えずに購入した利回りの極めて低い養老保険を、2020年に家計改善の一環として解約しました。7年ほど積み立てていましたからそれなりの額になっていたんですよね。しかもこうした商品を早期解約すると元本割れとなり、ぼく自身も例に漏れず100万円ほどの損失となりました。ただ、その後米国の個別株に資金を回しその年のうちに損失分を回収することができました。もちろんこれは年齢や家族構成、所有しているものによってその必要性は変わります。あくまで独身でそれなりに自身で金融資産を育てていける見込みがある場合の打ち手だとお考えください。なお、ぼくは月に6〜7万円ほど養老保険に支払っていましたから、この分が丸々資産運用に回ったことも7,000万円を築くことができた要素の1つであることは間違いありません。

⑧ 🏢 個別株

冒頭でも触れましたがぼくの投資歴はそれなりに長くて、遡ると2004年の日本株からになります。やれもしないデイトレやスイングトレードで100万円ほどの損失を出し、結局2017年に外国株をやるまで撤退をしていましたから、資産形成においてめちゃくちゃ悪手を取ったことになります。2017年の復帰以降はアメリカと中国の個別株をやっていました。純粋にインデックスファンドの存在を知らなかったんですよね。2021年6月にオルカン1本化するまでは、自身の知識が及ぶIT企業、いわゆるハイパーグロース株ばかりでポートフォリオを組んでおり、そのまま持っていたら爆損をこいた銘柄も複数ありましたから今振り返ると少し怖いですね。

⑨ ✨ 見栄

その年に流行っているファッションに身を包みたい、話題のガジェットをいち早く手に入れたい、好きなゲームの新作を発売日に買いたい。こんな経験良くありませんか?こうした動機って、結局は「いつもおしゃれだと思われたい」「最新ガジェットをカッコよく使いこなしている自分を見てもらいたい」「新作ゲームの話題を周囲に話したい」など、自分の承認欲求を満たすための行動ばかり。そしてこれにはゴールがありません。満たせば満たすほど気持ち良くなっていきますから、結果さらに大きな見栄を張りたくなるわけです。ポイントは自分が見栄を張っていることに大抵の場合は気付かないということ。なので一度全部の支出をピタッと止めてしまうと良いです。買わなくても何とでもなることが分かります。

⑩ 🌃 徹夜

30代の中盤までは、仕事でもプライベートでも足りない時間を、睡眠時間を削ることで帳尻を合わせていました。体力もありましたから、身体に負担はあっても何とかなったんですよね。ただ、40代に入ってからは、同じことができなくなったことと、物事を効率化する・最適化する、ということを覚えていったことで「時間を作る」ことができるようになりました。通勤時間をゼロにしたのはまさにその一例。時短家電の導入なども同様です。そうして得た時間を活用して自己投資に回せば、寝る時間を確保しながら、稼ぐ力を高めることができます。あと、徹夜で身体に負荷をかけないことは、結果的に健康を維持する上でも重要です。

おしらせ

キャラクター”ぺいぱ”がデザインされた「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテムがついに販売開始!トイレットペーパーを模したキャラデザの由来は、古くなったお札が再利用されてトイレットペーパーになることや、ウン(運)がつく縁起ものだからなど、諸説あり。いずれのアイテムも日常使いできるシンプルデザインです!ぜひお買い求めください!

「資産運用学園やわらか中学校」公式アイテム

さいごに

今回は「金融資産7,000万円を達成するために手放した10のこと」について紹介をしてきましたが、いかがだったでしょうか?

金融資産7,000万円を達成するために手放した10のこと

 ① 👛 財布
 ② 📚 書籍
 ③ 🚃 通勤
 ④ 🚗 自動車
 ⑤ 💳 会員証
 ⑥ 👬 恋人
 ⑦ 🩹 保険
 ⑧ 🏢 個別株
 ⑨ ✨ 見栄
 ⑩ 🌃 徹夜

冒頭でお伝えしたように、これらを手放せば全員が金融資産7,000万円の域まで到達するかというと、それは分かりません。ただ、確実に言えるのは直接的か間接的かに関わらず、お金が手元に残りやすくなるということ。そして結果的に金融資産は増えていくということです。

世の中の常として「何かを得るには何かを手放さなければいけない」ということがあります。例えば、資格取得をするには多くの時間を勉強のために費やしていく必要がありますから、その間の娯楽などは手放す必要があります。また、人生で大きなことを成し遂げたいのであれば、大多数の人が行っているようないわゆる普通の生活を手放してチャレンジをする必要があるでしょう。

資産運用でもまったく同じですね。今を楽しく過ごしたいのであれば今持っているお金と引き換えにそれらを得ることになりますが、将来の自分に負担を後回しすることにもなります。逆にいまを節制して過ごしていけば将来の自分を楽させてあげることができるわけです。

先日、スタンフォード大学の研究チームが「人は一定の割合で徐々に老いるのではなく急激に老化が進むポイントが2回存在する」という研究結果を発表しました。

この研究チームでは、人に含まれる多くの分子や微生物の量は緩やかに変化するのではなく、特定の年齢で大きく変動することを発見。特に顕著な変化が44歳頃と60歳頃に集中して起こるそうです。

ある時を境にガクッと体力・気力が低下したと感じること、皆さんにもあるのではないでしょうか。ぼくはコロナ禍に入った2020年から22年の間で確実にそうした時期がありました。これがまさに44歳ごろだったんですね。

そうした実体験があるからこそ、この2回に分けて急激に老化が進むという話についてすごく納得感があったわけです。

結局のところ人に与えられた時間は限られているし、体力も価値観もその時によって変わります。20歳の時に楽しめることが、60歳でも同じように楽しめるとは限らない。やりたいことを整理し、それをなるべく早く達成するために不要なものはどんどん手放していく。こんな行動力こそが人のQOLを上げていくと言えるのではないでしょうか。

人によっては、手放す内容がもちろん変わってくるかと思います。今回挙げたもの以外にもある方は、ぼく自身ぜひ参考にしたいので、コメント欄等で教えていただけると嬉しいです。

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

手放すものからその人の価値観が見える。

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