・投資信託の概況
・運用による資産増減ランキング
・純資産総額ランキング
おはーん、ペーパー先生です。
投資信託協会さんによると、2021年1月の投資信託業界全体(85社)の
契約型公募投資信託の設定(販売)総額は141兆6,788億円と、
初めて140兆円を超え、3ヶ月連続で過去最高を更新しました。
設定(販売)額:7兆2,084億円
解約額:5兆9,556億円
償還額:約90億円
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差引き:1兆2,438億円の純資金流入
【出典】投資信託の運用会社別純資産総額ランキング:2021年1月(投信資料館)
2021/02/15
45ヵ月連続の流入超過となり、こちらも過去最長を更新しました。
コロナショックでの急落以降は駆け上がるように資金流入が続く投資信託。
今日は、国内の運用会社がどのぐらいの純資産を抱えているのかをやわらか紹介します。
純資産総額ランキングTOP10
それでは、2021年1月末現在の運用会社別純資産総額ランキングを見ていきましょう。
<【運用会社別純資産総額(2021年1月)】(純資産総額順)>
(億円未満切り捨て)
1位
野村アセットマネジメント
39兆7263億円(先月比:+2421億円)
2位
日興アセットマネジメント
21兆123億円(+5089億円)
3位
大和アセットマネジメント
19兆6690億円(+1736億円)
4位
三菱UFJ国際投信
13兆2524億円(+3426億円)
5位
アセットマネジメントOne
10兆5650億円(+2038億円)
6位
三井住友DSアセットマネジメント
5兆1739億円(+1518億円)
7位
三井住友トラスト・アセットマネジメント
5兆0768億円(+1117億円)
8位
フィデリティ投信
2兆5602億円(+344億円)
9位
ブラックロック・ジャパン
2兆3158億円(+1289億円)
10位
ニッセイアセットマネジメント
2兆2935億円(+211億円)
圧倒的な規模で頭一つ抜けているのが野村ホールディングス傘下の野村アセットマネジメントさん。
1959年に設立された野村證券投資信託委託と、1981年に設立された野村投資顧問が、
1997年に合併して発足した資産運用会社で、上記で紹介した投資信託以外に、
資産運用の代行や助言による報酬を得る投資顧問での契約資産額が12兆円ほどあります。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)から公的年金積立金の運用委託受けている3社のうち1社です。
運用による資産増減TOP5
続いては運用による資産増減ランキングです。
世界の株式市場の好調を反映して、85社中73社で運用はプラスになりました。
<運用による資産増TOP5>
(億円未満切り捨て)
1位
日興アセットマネジメント
3179億円
2位
野村アセットマネジメント
1857億円
3位
大和アセットマネジメント
1378億円
4位
三菱UFJ国際投信
1104億円
5位
三井住友トラスト・アセットマネジメント
917億円
1位は「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」や「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」の
運用成績が好調の日興アセットマネジメントさん。
どちらの投資信託も、米資産運用会社アーク・インベストメント・マネジメントさんの助言を受けて運用されており、
テスラさんなど米企業の組み入れ比率が高いことから、株高の恩恵を受けて純資産を増やしています。
こちらでも詳しくやわらか解説しています。
さいごに
2021年1月末現在、5,913本の公募投資信託(株式投信5,815本、公社債投信98本)が運用されており、
運用会社別の資金増減状況では、資金増加となったのは85社中51社でした。
好調な株式市場の恩恵を受けて、資金流入や運用成績が好調であることが伺えますね。
「やわらか中学校」YouTubeチャンネルでは最新となる21年5月の純資産総額ランキングを紹介しています。
合わせて資金増加トップの三菱UFJ国際投信さん主力商品、
「eMAXIS Slim」シリーズについても取り上げていますので、ぜひご覧ください!
では、ごきげんよう。
流入超過がもうどうにもとまらない。