・プロジェクトが失敗続きの方。
・チームリーダーを引き継いだ方。
・リソースマネジメントをされている方。
おはーん、ペーパー先生です。
「言い出しっぺ」って言葉ありますよね。
これ、何か事を始めるとき、一番最初に言い出した人を指す言葉です。
しかしながら、会社でのプロジェクトや、プライベートで団体行動を取る時、
この「言い出しっぺ」が必ずしもいるとは限りません。
先生は過去の失敗を通じて、
「言い出しっぺ」がいないプロジェクトは成功しないことを肌身を持って感じてきました。
今日は、
・「言い出しっぺ」がいないチームが生まれる理由
・「言い出しっぺ」がいないと失敗する理由
それぞれをやわらか解説していきます。
「言い出しっぺ」がいないチームが生まれる理由
大きくはこの2つになります。
①企画立案をした人がその後都合により離脱するケース。
②第三者からの指示もしくは要請により動き出すケース。
詳しく見ていきましょう。
①企画立案をした人がその後都合により離脱するケース。
離脱するタイミングによりその影響は大きく変わります。
企画立案直後に離脱が決まり後任にバトンタッチされる場合よりも、プロジェクトが進行している途中でバトンタッチされる場合の方が失敗の可能性が高まります。
アイディアを思い立った人の情熱を、後任に引き継げる確度に影響するからです。
そもそも、進行途中でのバトンタッチは、そのプロジェクトが上手く進んでいないなど、ネガティブな事情が多く含まれます。
また、チーミングなども着手済みのため、後任がただ権限と責任を渡されるだけに陥りがちです。
先生が携わったプロジェクトでも、進行途中に「言い出しっぺ」がいなくなって成功した経験はありません。
②第三者からの指示もしくは要請により動き出すケース。
上司からの指示でプロジェクトチームが発足するパターンです。
これの唯一の救いは、「言い出しっぺ」とリーダーとの間で、十分な認識合わせをするチャンスがあるということです。
アイディアに対する想いや情熱を受け取ることができれば、「言い出しっぺ」が継承をされますので成功確度が上がります。
「言い出しっぺ」がいないと失敗する理由
先ほどの「言い出しっぺ」がいないチームが生まれる理由に書いた課題の裏返しになります。
・大きな壁にぶつかった時に乗り越えられない。
・試行錯誤が続いた際にゴールを示せない。
・チーム員全体がリーダー無き船に不安を覚える。
色々と書きましたが、一言でいうと「やらされてる感」が出てしまうということです。
想いも、情熱も、責任も、引き継いだリーダーは「言い出しっぺ」にはかないません。
「ああしよう!」「こうしたい!」という周囲からの様々な声に惑わされ、
明確な意思を示すことができずに、蛇行運転を続けた末でプロジェクト中止。
こんな地獄のようなケースを先生は山ほど見てきました。
ですので、先生のポリシーは
『「言い出しっぺ」のいないプロジェクトは進めない』
です。
投資家がオーナーのいる企業にベットしたいという意識と、考え方は似ているかもしれません。
プロジェクト単位でこれが上手くできる企業は、会社自体の船頭も上手くバトンタッチできるわけですから、つまりは長生きできるんだと思います。
では、ごきげんよう。
そもそも「言い出しっぺ」になれる人は希少なので大切にしよう。