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金融資産3,000万円達成のために役立った4つの自己投資

金融資産3,000万円達成のために役立った4つの自己投資
この記事で分かること

・「金融投資」と「自己投資」
・能動的に始めたことを大事に
・自己投資の裾野は広い

ごきげんよう、ぺいぱです。

世の中には大きく分けて2つの投資があります。「金融投資」と「自己投資」です。あえてメリット・デメリットをまとめるとこのようになります。

金融投資

メリット:複利効果を享受することができる。
デメリット:原資を確保するため節制が必要。

自己投資

メリット:インプットで感性や人格が磨かれる。
デメリット:支出が先行し貯蓄が進まない。

いづれの投資も資産形成を進めていく上では欠かせません。若い内から徹底的な支出コントロールで貯蓄率を目一杯高め、すべてを金融投資に回していけば、長期にわたって複利効果を享受できる一方、自分磨きは疎かになります。

若い内から収入のすべてを趣味や勉強に投じ、自身の価値観や知識を最大限引き出すことで稼ぐ力を高めていけば、こちらも長期にわたってその恩恵を享受することができますが、貯蓄はおざなりになります。

どちらを優先すべきかは、議論が尽きないところですが、一番の落としどころは「バランスを取る」となるでしょう。

動画解説

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音声解説

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自分自身を振り返ると、資産形成を意識した株式投資は2017年からでした。つまり、それ以前は自己投資が中心だったわけです。例えばこんなものです。

・業界内外の方との懇親
・合コンやマッチングアプリなどの出会い
・ゲームや映画などの娯楽

ごく一部ですが、こうしたものが山のように積み重なって、2014年の貯蓄率はきれいにゼロ!という結果でした。そしてお分かりのようにお金にはなかなか結びつかない自己投資も多かったわけです。

では、逆にお金に結びついた自己投資とは何だったのか?今回はこれをお話ししていこうと思います。皆さんが資産形成をしていく上での一助になれば嬉しいです。

金融資産3,000万円達成のために役立った4つの自己投資

では、早速いってみましょう!

①社会人大学院

ぼくは10年ほど前、会社勤めをしながら社会人大学院に通っていました。専攻はマーケティングとマネジメント。2年間通って経営管理修士(MBA)を取得しました。

まず基本情報として社会人大学院とは何なのかを紹介しておきます。

<社会人大学院とは>
「高度専門職業人の養成」を目的とした大学院の課程のことで、専門職大学院と呼ばれることもある。科学技術の進歩や社会・経済のグローバル化など急速な変化に伴い、学術的な理論と実務スキルの両方を備えたプロフェッショナル人材の育成のニーズが高まり、2003年に創設された。2021年度には全国で117校が開校している。その分野は法律、会計、経営や教育、知的財産、情報技術、ファッションビジネスなど、多岐にわたり、修了するとそれぞれの専攻課程独自の専門職学位を取得できる。

<社会人大学院を設置している主な大学>
早稲田大学ビジネススクール 大学院経営管理研究科
一橋大学大学院 経営管理研究科経営分析プログラム
筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学学術院ビジネス科学研究群法学学位プログラム
明治大学専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科
青山学院大学ビジネススクール 国際マネジメント研究科
法政大学大学院 経営学研究科
多摩大学大学院 経営情報学研究科
東京都立大学大学院 経営学研究科
グロービス経営大学院 経営研究科
亜細亜大学大学院 アジア・国際経営戦略研究科

【出典】スタディサプリ 社会人大学・大学院

高校卒業後に通う「大学」と「社会人大学院」との決定的な違いは、一度社会に出て自分に何が足りないかを自覚した上で自らの意思で学びに戻る、と言う点です。

大学は高校卒業後に進学するケースがほとんどで、大学生活の中で「自分のやりたいこと」や「興味のある分野を探す」という位置づけであることが多いと思いますから、そうした点で社会人大学院での学業の景色は大学のそれとは一変するわけです。

通って良かったことですが、

・学んだことを翌日の仕事ですぐ活かせる。
・同じ志の仲間ができる。
・大学の施設が卒業後も利用できる。

特に1つ目がすごく大きいですね。「仕事での実践」と「大学での学び」のサイクルが極めて短いことが成長を加速させます。ここでの学びは確実に稼ぐ力に結びついているとぼく自身が感じていますし、稼ぐ力を高めることは金融資産を飛躍的に伸ばす原動力にもなりますので、今回一番最初に取り上げました。

いまはYouTubeでも色々な知識人が情報発信をしており、自宅でも十二分な学びを得れます。一方で、人間は基本怠けたい生き物ですから、半強制的に勉強をせざるを得ない環境に身を置くことも重要です。

そうした環境を作る点でも、社会人大学院は強みがあると思います。

②筋トレ

2つめはこれですね。「身体は資本」とはよく言ったもので、金融資産を大きく育てていくためには、そもそも心身ともに健康でなければいけません。

フィジカルが弱れば行動制限が生まれますからお金の力を出し切ることができませんし、メンタルが弱ればそもそもお金を楽しく使うことができません。つまり筋トレで身体を鍛えるというのは「筋力の維持・向上」だけでなく、「お金の魅力や価値を最大限に引き出す」ことにも繋がるわけです。

フィットネス情報サイト「Trairy Media」が、男女400人(20〜59歳)に対し、運動習慣のアンケート調査を行ったところ、以下のような結果になりました。なお、ここでの運動というのは「1回30分以上で息が荒くなる程度の何かしらの運動」と定義されています。

Q.今はどのくらい運動していますか?

ほぼ毎日:11.5%
週に3〜4:14.0%
週に2回:17.8%
週に1回:14.5%
月に1〜2回:7.3%
ほとんどしない:35.0%

【出典】運動習慣調査!運動する人の割合と運動頻度は?(Trairy Media)
2022年11月10日

週に2回以上、運動をしている人の割合は43.3%。週1回を含めると57.8%と半数以上に上ります。思っていたよりも多いなという印象ですが、皆さんはどう思われたでしょうか。

運動と一括りで言っても、色々な種類があります。ウォーキングやランニングなど、道具の準備が必要ないものから、野球やサッカー、ラグビーなどのメジャースポーツ、スケボーやボルダリングなどの新世代スポーツ、サーフィンや登山などのアウトドアスポーツと言われるようなものまで、裾野は広がり続けています。

先ほどのアンケート調査では、具体的に行っている運動についても質問がされています。結果は以下の通りです。

Q.どんな運動をしていますか?
(※複数選択可。運動すると回答した人)

ウォーキング:49.5%
筋トレ:41.9%
ランニング:31.4%
ストレッチ:24.9%
ヨガやピラティス:10.1%
サイクリング:8.3%
球技(野球、サッカーなど):6.5%
登山:5.4%
水泳:3.2%
格闘技:0.4%
その他:10.1%

自宅やその周辺で取り組める運動が上位に並んでいますね。過去、何らかの運動を取り組んでいたという方でも、この上位TOP5のいずれかだったというケース、多いかもしれませんね。

ぼくは小学校・中学校で野球、高校・大学でテニスをやっていました。社会人以降で継続していたものではこれらがあります。

<ぼくの運動履歴>

■2013-2018年
パーソナルトレーニング(週1回)

■2020-2022年
Nintendo Switch『リングフィットアドベンチャー』(毎日)

■2022年-現在
パーソナルトレーニング(週2回)

日々生活をしていると、プライベートや仕事などで様々なストレスを抱えます。ぼくの場合はそのストレスを筋トレで爆発させてゼロにしており、身体作りだけではなくメンタルを整えることにも役立てています。

筋トレに限りませんが、ヨガやピラティス、ランニングやフットサルなど、身体を動かすような趣味を何でも良いので1つ持つことをオススメします。

③会社員

おいおい、会社員のどこが自己投資なんだよ!とツッコまれたあなた。もう少しだけ我慢して見ていただければと思います。

近年、FIRE(経済的に自立した早期退職)が流行ったことや、コロナ禍を経て働き方の自由度が高まったこともあり、「会社員=離脱すべきもの」といったトーンが高まりました。

自由を手に入れて自分がやりたいことだけをやる、という生活スタイルを「正」としますと、会社員はどうしてもこんなデメリットばかりが目につくからです。

<会社員のデメリット>
・拘束時間が長い
・上司を選べない
・仕事を選べない
・オフィスを選べない
・成果が給与に繋がらない

その多くが「選択権がない」ということに集約されます。「配属ガチャ」なんて言葉にも表されるように、良い部署、良い上司、良い仕事に恵まれれば楽しく働けるでしょうし、そうでない場合は辛い日々が続きます。

ただし、その一方でメリットにも目を向ける必要があります。こんなものが挙げられます。

<会社員のメリット>
・社会保険や厚生年金負担が半額
・必ず月に1度給与が支払われる
・社会的な信頼力が高い
・色々な福利厚生を得られる
・学びながらお金をもらえる

そう、メリットにはお金に関することが意外と多いことに気づきますね。メリット・デメリットを見ていくと、会社員というのは自身の「自由」を引き換えに「お金」を得る、と言い換えることもできそうです。

では、そんな会社員のどこが自己投資なのか。それは会社という限られたコミュニティの中で「人付き合い」や「経済の循環」「ビジネスの基礎」などを網羅的に体験できることです。

将来的にフリーランスなり独立する場合にも、こうした体験があるのとないのとでは最初に苦労する度合いも変わってくると思います。ぼく自身もベンチャー企業からフリーランスに転身した過去があるので強くそう思います。

人間は「選ぶ」ということが苦手な生き物だったりします。例えばTシャツ。5種類の中から好きなものを選ぶことは容易いですが、1万種類の中から1つを選ぶのはなかなかの難易度です。それはお金の稼ぎ方を学ぶことでも同様。

「さあ、今日から何でも好きなことやってください!」といきなり社会に放り出されると、一体何をして良いか迷い動き出せないケースが多いでしょう。

一方、限定されたコミュニティで、かつ選択権がないのであれば、良くも悪くも「とりあえず目の前の与えられた仕事をやってみっか」という状況が生まれます。

仕事をやっていく中で、自分の強いもの、興味があるもの、チャレンジしたいことが、だんだんと見えてきますから、会社がそうした自分探しの場でありツールであると捉えると、会社員をしていることも立派な自己投資であると思うわけです。

④ブログ

ぺいぱとして、お金にまつわる情報発信を始めたのは2020年8月23日でした。

コロナ禍の2020年、4月・5月が強制的に在宅勤務となり、自分と向き合う時間が生まれたことをきっかけに、家計の大改革に着手。前年の貯蓄率7.36%から59.98%まで高めた、という話はよくしていますが、それと並行して始めたのがブログなんですね。

「やわらか中学校」をYouTubeで知った方も多いかと思いますが、こちらはブログ開始の翌年、2021年6月20日が初投稿でしたので、ブログの方が10ヶ月ほど先輩です。

そのブログを始めた理由ですがこのようなものです。

・資産形成の歩みの備忘録(自分のため)
・その情報が他の方の資産形成の一助になればという思い(他人のため)

副業としてブログを始められる方もいらっしゃると思いますし、ぼくも 当初「あわよくば…」なんて考えていたこともありますが、収益性は今だにぜんぜんです(笑)

ブログの場合は数記事書いた後でGoogle AdSenseの審査に合格するところが収益化のスタートラインとなりますが、YouTubeではチャンネル登録数1,000人・直近12ヶ月間の総再生時間4,000時間という条件があるため、どちらかというと後者の方が狭き門。

ぼくの場合、ブログで2年半かかった収益を、YouTubeではたった1ヶ月半ほどで抜きましたから、副業として捉えた場合はYouTubeの方が良かった、ということになります。

話が少しそれましたが、ブログをやって良かったことは何か。それは「まとめる力」が身につくことです。だいたい1記事で1,000〜2,000文字程度を文字起こしする必要があります。

ブログ「やわらか中学校」では、お金に関する話題か、その源泉となっている仕事のノウハウやコツなどをお届けしてきましたので、実体験を振り返りながら、その考えを整理して分かりやすくまとめていくことになります。

頭の中にあるものを実際に文字に起こそうとすると、想像以上に整理されていないものです。ストーリーに無理があったり、穴があったりしますから、そういうものを埋めていく作業も必要になります。

これ、非常に時間を要しますが、すごく大事です。一度文章化をしてしまえば、極端な話すっかり頭の中から忘れさってしまっても問題なくなりますし、その空いた容量にまた別の新しいインプットをすることもできます。

こうした「まとめる」「書き出す」のサイクルを延々に続けていくと、ブログに限らず日常生活や会社員生活などで発生するあらゆる事象にも応用できるようになるんですね。何故ならば状況を「理解して」「分解して」「整える」という流れは一緒だからです。

もちろん、ブログではなくYouTube動画制作のために原稿を起こして収録するということでも同じ効果が得られます。要はこのプロセスが大事だということです。

ブログ運営を続けるというのは、とにかく膨大な時間投資でもありますが、この投資で獲れるものも膨大です。仕事での稼ぐ力が高まることにも繋がりますし、ブログ運営を通じて同じ価値観を持つ仲間を作ることにも繋がりますので、ぜひチャレンジしてみてください。

さいごに

今回は「金融資産3,000万円達成のために役立った4つの自己投資」をお届けしてきましたがいかがだったでしょうか?

役立った4つの自己投資

①社会人大学院
②筋トレ
③会社員
④ブログ

もしかするとすでにいづれかをやっている、なんて方もいらっしゃるかもしれません。

足りていない知識を補うために大学院へ通う、ダイエットやバルクアップをしたいから筋トレをする、生活するためのお金が必要だから会社員になる、何かの思いを発信したいからブログを始める。

能動的に始めたことは自己責任でもありますから「やったからには何らか元を取ってやろう!」という気持ちにもなるものです。筋トレでかっこいい身体になってモテたいとか、会社員の信用力を使って住宅ローンを組もうとか。

「使えるものは何でも使ってやる!」ぐらいの気概で世の中を渡り歩く方が効率的ですし、自己投資の複利効果も大きくなります。

皆さんが普段何気なくしている行動の中にも、実は立派な自己投資になっているものが存在するかもしれません。世の中、無駄なことって結構ないものです。

本を読んで勉強になったと思えばその時間は自己投資ですし、めちゃくちゃつまらなかった場合でもその本がつまらないということが知識になるわけですから、結局は自己投資になっています。

そんな山ほどある自己投資。皆さんはどのような自己投資がお金に結びつきやすいと思いますか?ぜひ実体験などを交えて教えてください!

人生はノーコンティニュー!悔いのないようにやっていきましょう。

では、ごきげんよう。

今日のまとめ

人生で無駄なことは無し。

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