・『Apple Watch』が仕事に有用かを知りたい方。
・普段は腕時計をしていない人が慣れるのか気になる方。
・「広報」と「宣伝」の違いをご存じない方。
おはーん、ペーパー先生です。
先日「Series 6」が発売されたばかりの『Apple Watch』。
アップルが2015年から発売している腕時計型ウェアラブルコンピュータです。
先生は今年初めに「Series 5」を購入して使ってきました。
もともと時計やネックレスなど、身体に身に着けるアクセサリーの類は一切お世話になってきませんでした。
ではなぜ購入したかというと「業務上かかってくる電話を逃さず取るため」です。
本日は『Apple Watch』が仕事でどの程度役に立つのかを振り返っていきます。
「広報」と「宣伝」の違い
今年初め、先生は現在勤めるIT企業で広報を担当していました。
広報というのは、直接話すことができない企業という集団の代弁者として、その考え方などを新聞やテレビなどメディアの記者に対して発信していく役割です。
情報を届けるという点で広報と宣伝は似ていますが、実際はこうした違いがあります。
企業⇔メディア⇔消費者
企業が、メディア(新聞・放送・通信社など)に情報を伝え、メディア側が取り上げ是非・取り上げ方を決め、消費者に情報が届く。消費者の声でメディアを動かすこともあり、矢印は双方向。
企業⇒メディア⇒消費者
企業が、メディアにお金を払って情報を掲載し、消費者に伝えたいことがそのまま届く。原則として企業からメディアを介して消費者に届ける情報発信のため、矢印は一方向。
商品訴求のため、消費者に向けてテレビCMや販促イベントなどを行うのは、届けたい情報をそのまま伝えていきますので宣伝の仕事。
テレビの報道番組や新聞で企業トップが今後の展望を語ったり、記者会見など会社全体で対応にあたるものは広報の仕事。
という感じでしょうか。
会社によっては同じ組織になっていたり、広報だけ社長室や経営企画部の中に入っていたりすることもあります。
先生は広報を5年ほどやっていました。
『Apple Watch』が必要な理由
前置きが長くなりましたが、なぜ広報の仕事で『Apple Watch』が必要なのか。
それは電話がめちゃくちゃかかってくるからです。
メディアには休みがありません。
いまは各社電子版が充実しているほか、YouTubeでは24時間流れているニュースチャンネルがあるぐらいです。
【出典:YouTube『ANNnewsCH』JapaNews24~日本のニュースを24時間配信】
つまり朝・晩、平日・週末問わず、担当記者からの連絡で先生の電話は鳴り続けます。
勤務中はマナーモードのため、この着信に気付かないことが増えたことが『Apple Watch』の購入に至った理由です。
『Apple Watch』は『iPhone』と連動しており、着信をバイブで直接教えてくれます。
では、なぜ電話が折り返しではいけないのか。
それは、
「〇〇テレビです。〇〇について回答いただけますか?2時間後の放送で使うので、30分後までに返事ください!」
というような期限ぎりぎりの案件が多いからです。
こういうのをリアルタイムに拾えないと、露出の機会損失に繋がるほか、メディア対応が疎かになると企業モラルも問われます。
仕事で使うメリット・デメリット
先生的な『Apple Watch』振り返りをまとめました。
・着信を腕のバイブレーションで教えてくれる。
・『AirPods』があれば外出中でもこのまま通話をすが可能。
・カレンダー通知で会議に遅れるようなことがなくなる。
・バイブで起こしてくれるアラームで快適な朝の目覚め。
・睡眠計測アプリ『AutoSleep』で睡眠状況を把握。
・汗ばんだり腕への負担や違和感が拭えない。
・1日に1回は充電が必要。
・就寝時に装着していると充電機会が限られる。
広報の仕事に限らなくてもメリットが多いのは間違いありません。
しかし、先生に転機が訪れます。
冬眠に入った『Apple Watch』
先生は開発部門へ異動になり、電話が一切かかってこなくなりました笑
あ、仕事でしか電話とかLINEこないんだ、先生。
と改めて思いました。
そうなるとどうなるか。
『Apple Watch』を着けて出かけることがなくなりました。
着信を気付くだけなら他の手段もあったのでは、という気がしなくもありませんが、先生的な『Apple Watch』の結論は「仕事に限って言えば電話の多い業務以外では活躍の場が少ない」です。
フォローするわけではありませんが、心拍数のほか「Series 6」からは血中酸素濃度を計れるなど、健康管理ツールとしての強みを伸ばしている『Apple Watch』。
そこを重点的に考えている方であれば抜群に役に立つアイテムだと思います。
では、ごきげんよう。
腕時計をつけるのが苦手な人は『Apple Watch』であっても克服むずし。