・貯金箱がブタなのは日本だけではない
・まさかの理由でイギリス生まれ
・尼崎には貯金箱博物館がある
おはーん、ペーパー先生です。
皆さんは「貯金箱」と聞くとどのようなものを思い浮かべるでしょうか?
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多くの方は「ブタ」をイメージされるかと思います。
先生が大好きな映画「トイ・ストーリー」シリーズにも、
ハムという名前のブタの貯金箱が登場します。
また、素材集などで「貯金箱」を検索しても
大抵はブタの貯金箱が表示されますから、
貯金箱=ブタ、というのは日本固有のものではないようです。
少し調べてみました。
TBS系列でかつて放送されたバラエティ番組「この差って何ですか?」。
以前に、貯金箱はなぜブタか?について取り上げています。
整理するとこのような理由だそうです。
豚の貯金箱が誕生したのは14世紀のイギリス。「職人が注文を聞き間違えたこと」がきっかけで誕生しました。当時のイギリスでは、「豚」を意味する「PIG」と「赤色の粘度」を意味する「PYGG」は、なんと同じ発音だったため、職人は「PYGG(赤色の粘度)の貯金箱」を「PIG(豚)の貯金箱」と勘違いし、豚の貯金箱を作りました。
勘違いで生まれた豚の貯金箱でしたが、試しに売り出してみたところ、イギリスで「かわいい!」と評判になりました。さらに、豚は子どもをたくさん産むことから、「豚の貯金箱を使えば、お金もたくさん増える」と考えられ、イギリスから世界へと豚の貯金箱は広まっていきました。
なお、日本に伝わったのは昭和初期になってから。当時、銀行で口座を開設するともらえるグッズが豚の貯金箱だったそうです。
【出典】豚の貯金箱はイギリス生まれ!?誕生のきっかけは、職人の「勘違い」だった(テレビドガッチ)
2019.02.20 up
さすがラグビーやゴルフ、ロックやパンクにミニスカートを生んだ国、イギリスですね。
なお、尼崎には「尼崎信用金庫 世界の貯金箱博物館」なる施設があるそうです。
日本をはじめ、欧米やアジア、中東など
古代から現代まで世界62地域、24,000点を超える貯金箱を収蔵しているということで
世界有数の貯金箱博物館だそうです。
館長の石山さんによると「貯金箱はなぜブタか?」に対し3つの理由を出されています。
1つめは「繁栄を連想させるから」。ブタは1回の出産で10匹ほどの子ブタを産むことから、中国やヨーロッパでは縁起物として親しまれているそうです。
2つめは「無駄のない有用性」。肉や皮はもちろん、血まで使えるブタは「無駄づかい」の対極にある存在として昔から大事にされてきました。
3つめは「ある男の勘違い」。昔ヨーロッパには、ピッグ(Pygg)と呼ばれる良質な土でつくられた粘土がありました。あるイギリスの職人がピッグ(Pygg)の貯金箱をつくるよう依頼されたところ、間違えてピッグ(Pig)、つまりブタの貯金箱をつくってしまったのです。これが意外にも大評判で、すぐに人気が広まったといいます。
【出典】貯金箱といえば、なぜブタ?素朴な疑問の答えは尼崎にあり!(マイ大阪ガス)
2017/03/21
先ほどの説と概ね同じ範囲での回答ということで、
由来としてかなり確度が高そうですね。
聞き間違いから始まり、愛らしいと評判となり、
さらにはお金を貯めていく、無駄遣いしないという
験(げん)担ぎにもなっている。
非常に腹落ちしました。
イギリス発祥ということで、貿易を通じて世界中に広まったというのも合点がいきます。
と、いうことで今日は貯金箱はなぜブタか?について紹介しました。
皆さんがお持ちの貯金箱はどんなデザインですか?
では、ごきげんよう。
よろしければこちらの記事もどうぞ。
ブタの貯金箱は万国共通。